こんにちは!
三菱一号間美術館で開催中の「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜―モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン」展に行ってきました。
目次
イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜―モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン
展示されている作品数はあまり多くありませんが、全69作品中59点が初来日です!
イスラエルってあまり旅行で行くイメージもなければ、イスラエル博物館所蔵品が日本の展覧会に出品されることもあまりない気がするので、絶対見逃せない展覧会です。
チケットの価格と入手方法
一般 1,900円、大学生・高校生 1,000円、中学生・小学生 無料です。
チケットは事前購入がオススメです。
詳しくはこちら
検温
入り口であります。
ロッカー
あります。
音声ガイド
アニメ『呪術廻戦』虎杖悠仁役、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』フーゴ役、映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』ピーター・パーカー/スパイダーマン役(吹替え)などを担当した榎木淳弥さんです。
貸出料金は600円(税込)です。
写真撮影
モネの《睡蓮の池》などがある1室だけ撮影可能です!
混雑
土曜日の朝イチに行きましたが、思っていた以上に混んでいてとっても密でした…。
印象派・光の系譜展 構成
01 水の風景と反映
クロード・モネ《睡蓮の池》1907年
「睡蓮の画家」とも呼ばれるモネは、睡蓮の絵を250枚以上描いています。まさに玉石混淆…。
その中でも「当たり年」と評される1907年に描かれた作品が今回初来日しています!
さらに、展示室は別ですが、日本の美術館が所有している同じく1970年のモネの睡蓮の絵も2枚見ることができます。(11/30〜もう1枚増えます)
欲を言えばこれらを同じ部屋で展示してほしかったなぁというのが残念ポイント。
ウジェーヌ・ブーダン《港に近づくフリゲート艦》1894年
ブーダンは、モネが外で絵を描くきっかけを作った画家です。
彼がいなかったらモネは画家になっていなかったかもしれません。
ギュスターヴ・クールベ《海景色》1869年
クールベの描く海の絵って本当にいいですよね…。
今年パナソニック汐留美術館で開催していた「クールベと海展」で、クールベが描いた海というか上のような波の絵しかない展示室があって、まるで海にいるかのような気持ちになったことを思い出しました。
アルフレッド・シスレー《ロワン川のほとり、秋の効果》1881年
ジャン=バティスト・カミーユ・コロー《川沿いの町、ヴィル=ダヴレー》1855-56年頃
ポール・セザンヌ《川のそばのカントリーハウス》1890年頃
02 自然と人のいる風景
ポール・セザンヌ《陽光を浴びたエスタックの朝の眺め》1882-83年
カミーユ・ピサロ《エラニーの日没》1890年
フィンセント・ファン・ゴッホ《麦畑とポピー》1888年
シャルル=フランソワ・ドービニー《花咲くリンゴの木》1860-62年
ポール・ゴーガン《犬のいる風景》1903年
ポール・ゴーガン《マルティニークの村》1887年
ポール・ゴーガン《ウパ ウパ(炎の踊り)》1891年
フィンセント・ファン・ゴッホ《プロヴァンスの収穫期》1888年
03 都市の情景
カミーユ・ピサロ《テュイルリー宮庭園、午後の陽光》1900年
ルーヴル宮から続くテュイルリーの庭園の一角にイーゼルを立てて描いています。
当時、遠方ではパリ万博にあわせて開業を目指すオルセー駅の工事が進んでいました。
今となってはこのオルセー駅がオルセー美術館となり、そこにピサロの絵が飾られています。なんだか感慨深いですね…。
レッサー・ユリィ《夜のポツダム広場》1920年代半ば
この絵、画像で見るよりとっても雰囲気があってすてきでした。
雨のツヤツヤ感がすごい…写真みたいでした。
カミーユ・ピサロ《ポントワーズの工場》1873年
04 人物と静物
ピエール=オーギュスト・ルノワール《レストランゲの肖像》1878年
ルノワールの友人で役人のレストランゲは《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》や《舟遊びの昼食》にも登場しています。
ルノワールと一緒にアルジェリアに旅行したこともあり、ルノワールの結婚の際には証人になっています。
右下のサインの上に「旧友レストランゲへ」というメッセージが添えられていることから、彼へ贈った絵なのでしょう。
エドゥアール・ヴュイヤール《長椅子に座るミシア》1900年頃
タデ・ナタソンと妻ミシアは、パリで芸術サロンを主催し、芸術家たちを支援していました。
ミシアは芸術家のモデルも務めており、ヴァイヤール以外にもルノワールやロートレックなどが彼女を描いています。
また、ミシアはシャネルと仲が良く(ソウルメイトのような関係)、困窮した友人に対しても気前よく助けを惜しまない性格でした。
ピエール=オーギュスト・ルノワール《花瓶にいけられた薔薇》1880年頃
ピエール・ボナール《食堂》1923年
ミュージアムショップ
図録やポストカード、マグネットやクリアファイルなどがあります。
図録、見た目からしてかわいい…。
今回面白いなと思ったのは、ポストカードをきれいに額装するために、専用のマット台紙が売っていたことです。
ポストカードをそのまま額縁に入れると野暮ったくなる原因は、ポストカードにある微妙な余白のせいなので、これをマット台紙で隠すと見違えたように素敵に見えます。
カフェ&レストラン
「Café 1894」があります。
明治期(1894年)に銀行営業室として利用された空間を復元したミュージアムカフェ・バーで、とってもおしゃれです。
土日に行くといつもすごく混んでいるのでそんなに気軽に利用はできませんが…(笑)
印象派・光の系譜展とコラボしたメニューを楽しむことができます。
印象派・光の系譜展 概要
会期:2021年10月15日(金)~2022年1月16日(日)
会場:三菱一号館美術館
住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
休館日:月曜日、年末年始(12月31日(金)、2022年1月1日(土・祝))
※トークフリーデーの10月25日(月)、11月29日(月)、12月27日(月)と、1月3日(月)・10日(月・祝)は開館
開館時間:10:00~18:00(祝日を除く金曜、会期最終週平日、第2水曜日は21:00まで)
※入館はいずれも閉館30分前まで
※会期や開館時間などは変更となる場合あり(来館時には展覧会サイトにて最新情報を確認のこと)
問い合わせ先TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)
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