ソール・ライター展に行ってきました

こんにちは!
渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」に行ってきました!


https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/20_saulleiter/

アメリカの写真家ソール・ライターは最初は画家をしていましたが、

生計が立てられず写真を撮るようになります。

『ELLE』や『VOGUE』など多数のファッション誌にその写真が起用されました。

そんな彼だからこその構図や差し色のアクセントがとにかくすごくおしゃれ!!!


ソール・ライター 《帽子》 1960年頃、発色現像方式印画 ⒸSaul Leiter Foundation

これ!この写真を展覧会行く前に見て、めちゃおしゃれ〜!!と俄然興味がわいた一枚。

雨や雪で曇ったり水滴が付いたガラス越しに撮影とか素敵&素敵。

全体的に色味抑えているので黄色や赤がアクセントになっていておしゃれ。

感性が素敵すぎる。

天気が良い悪いにかかわらず、ガラス越しに撮影しているものが多かった印象。

ガラスの向こう側にあるモノと、ガラスに映り込むモノが一枚にまとまっている感じとか、本当におしゃれ(語彙力)

手前をぼやかしたり、奥をぼやかしたり、その時によって焦点の合わせ方が違って、それがまた良い雰囲気を出しています。

何か大きなもので画面を遮る構図は浮世絵を思い出させます。

写真の色も、パキッとした色ではなく、レトロな感じで、やわらかみがありました。

 

ソール・ライターの父は厳格なユダヤ教の聖職者だったので、絵や写真にのめり込むソール・ライターに猛反対。

最後までソール・ライターを認めなかったそう。

そのことがソール・ライターの心の中にずっとあったからこそ、

やわらかみのある写真だけど温かみではなく都会的な雰囲気を感じるのかなと思ったり。

妹のデボラはソール・ライターの理解者でよく写真のモデルをつとめていました。

デボラという名前を他でも聞いたことがあり記憶に残っていたので

調べてみたら、ユダヤの神話の中にも登場する女性シャーマン、預言者の名前でした。

なるほどお父さん。海外では聖人やすごい人の名前を付けがち。

 

写真だから画集みればいいっか〜なんて思わず、写真だからこその色味や大きさを味わいに是非足を運んでみてください!

 

 

展覧会名:ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター

会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷)

会期:2020年1月9日(木)-3月8日(日)

休館日:1月21日(火)・2月18日(火)

開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)

観覧料:一般1500円

公式HP:https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/20_saulleiter/

お問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)