「サラ・モリス 取引権限」展の感想と完全ガイド!

大阪中之島美術館で開催中の「サラ・モリス 取引権限」展に行ってきました。

サラ・モリス 取引権限

サラ・モリスの日本初の大規模個展です!

ルールやお金の流れを「街の模様」として見える化した作品たちが展示してあります。

彼女の約30年以上の活動を振り返る内容で、絵画約40点に加え、映像作品17点を全て上映、さらにドローイングやポスター、資料類、そして会場内には大型壁画まであります!

チケットの価格と入手方法

一般 1,800円、高大生 1,200円、中学生以下無料です。

詳しくはこちら

ロッカー

1階と2階にあります。

音声ガイド

ありません。

写真撮影

全て写真撮影OKです。映像作品も動画撮影は不可ですが、写真撮影はOKです。

混雑

土曜日の朝イチに行きましたが空いていました。

その後も少し人が増えた程度でずっと空いていました。

ただし映像作品の「サクラ」のみ大混雑、椅子に座りきれず床に座っている人がたくさんいるような状況でした。

サラ・モリス展 構成

モリスの絵は一見「カラフルでかっこいい抽象画」ですが、彼女の作品は「街」と「権力」をカラフルな抽象で表現しています。

「サイン・ペインティング」シリーズは、モリスの初期シリーズで、元ネタは金物屋などにある「注意看板」です。

「猛犬注意」「たむろ禁止」など命令口調の言葉の背景に、私有財産を守るための強い自衛意識がある、という観点で作られています。

「ミッドタウン」シリーズは1990年代初頭、モリスがタイムズ・スクエア近くにスタジオを借りた経験が出発点です。

大企業ビルの反射の光と、夜の街の闇がせめぎ合う地区を撮影し、その断片をもとに絵画を作るシリーズです。

グリッド(格子)の構成はビルの構造に対応し、つやのある色は心理的な解釈でもあるそう。

「サウンドグラフ」は、絵画と映像の交差点にあるシリーズで、映像作品《有限のゲームと無限のゲーム》撮影時の録音音声をもとに制作されました。

幾何学形状が進行と退行を繰り返す構図は、膨張と収縮、あるいはコーディングの視覚化のようにも見えます。

「スパイダーウェブ」シリーズは、コロナ禍でステイホームを余儀なくされた時期に、モリスは蜘蛛の巣に着目し、生まれた作品たちです。

一見恣意的なのにシステマチックな形、拡張し続ける有機物としての蜘蛛の巣が、都市の様相に重なります。

今回の展示のために壁に描かれた新作の大型壁画です!

映像作品もおすすめ!

映像作品は17本ありますが、映像上映場所が3箇所あり、それぞれ違う作品を同時に流しているので、一度行っただけでは全てを見ることはできません。

困ったことに、この映像作品が面白いので全部見たくなってしまいます。

ですが、全て見るには最低でも3回展覧会に行く必要があります。

なので事前に上映スケジュールを確認して見たい作品の上映時刻に行く必要があります。スケジュールは公式HPに載っています。

作品によって約9分の短いものから、約88分もある長時間上映までいろいろあります。

館内のスタッフさんに声をかければ、見たい映像作品の時間まで、一旦展示室を出てカフェなどで休憩することも可能です。再入場券をもらうことができます。

私は《キャピタル》と《サクラ》を全て、《北京》と《アブダビ》を少しだけ見ましたが、どれもとても面白かったです。

「北京」は、北京オリンピックの時の映像です↑

1番人気の《サクラ》は約50分です。

展覧会自体はとっても空いていたのでギリギリに行っても大丈夫かな?と思ってギリギリに行ったら座れませんでした…。

その後偶然近くの方が途中で退場したので座ることができましたが、床に座って見るのは角度的に非常に見づらいというか姿勢が辛いので、開始の2〜30分前には行って座って違う映像作品を見ながら待つのがおすすめです。

《サクラ》は2018年の来日時に制作された映像で、クレパス工場、文楽、関西国際空港ターミナル、剣道、山崎蒸溜所、研究所など、さまざまな場所が映っている作品です。

大阪を「第二の首都」として捉え、変化し続ける姿を「日本の経済と文化の系譜を映す鏡」として提示しています。

↓↓ここから下は《サクラ》のネタバレを含みます↓↓

「サクラ」で地味にツボだったのは関西のテレビ番組『おは朝』に登場する「おきたくん」というウサギのキャラクター(着ぐるみ)のアップが何度も映る不気味なシーンです。ホラー映画かな??

サラ・モリスさんもよっぽどこのウサギが不気味に見えたのでしょう。笑

ミュージアムショップ

図録のみです。4,180円と高いのに、A5サイズで展覧会のチラシよりも小さいサイズ…正直とても割高感はあります…。

どうして通常のしっかりしたサイズで作ってくれなかったの…この小ささならもう1000円安くてもいいのではと思ってしまう。

カフェ&レストラン

ミュゼカラト(Musée KARATO)

美術館の1階にカフェレストラン「ミュゼカラト」があります。テラス席もあり↑

おいしくて、お料理もリーズナブルで美味しかったのでおすすめです!

いろいろ盛り合わせワンプレートを注文。とってもおいしかったです!

サラ・モリス展 概要

会期:2026年1月31日~4月5日
会場:大阪中之島美術館
住所:大阪府大阪市北区中之島4-3-1
電話番号:06-4301-7285(大阪市総合コールセンター)
開館時間:10:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし、2月23日は開館)、2月24日