絵画の中のハーレクインを大紹介!ピカソもセザンヌもドガも描いた?

こんにちは!

私の大好きなDCコミックスのキャラクター『ハーレイクイン』の元ネタになっている「ハーレクイン」が描かれた絵画を紹介します!

どうぞ!

ハーレクインとは?

 

ハーレクインとは、イタリアの即興喜劇コメディア・デラルテに登場するキャラクターです。

いたずら好きで、ずる賢いトリックスターとして人気です。

物語を引っ掻き回す役です。

国によって、アルルカンアルレッキーノと呼び方が変わります。道化師です。

ひし形の模様の服が特徴で、赤・青・緑がよく使われます。


映画ポスター スーサイドスクワッド Suicide Squad US版 hi21 [並行輸入品]

DCコミックスの実写版ハーレイ・クインものツインテールがトレードマークですね!服も赤と青です。

映画『スーサイド・スクワッド』ではひし形模様のドレスを着ているシーンがあったり、

最新作『バーズ・オブ・プレイ』でも金色のひし形や、自分の武器ひし形のマークが入っていたりします。

アンドレ・ドラン


《アルルカンとピエロ》1924年頃

アルルカンは左側のカラフルなひし形の服装の人物です。

アルルカンもピエロも同一視されますが、アルルカンいじり役ピエロいじられ役です。

楽器に注目すると、なんとがありません!

背景の感じも相まって、空虚な雰囲気が漂う作品です。

パブロ・ピカソ


《アルルカン》1901年

ピカソには「青の時代」と呼ばれる、親友を失った悲しみから、青をベースとした暗い色調の絵を描いていた時代があります。

この絵はそのときに描かれたものです。

アルルカン、裏ピースしているのかと思いました。(違う)


《アルルカンと女友達》1901年

アルルカンのポーズがさっきからオシャレすぎて気になります。

2人の距離が異様に近いことにも気になります。狭くない?(笑)

色の対比が美しく、画面全体的にまとまりある作品です。


《曲芸師と若いアルルカン》1905年

背景がぼやけているので、2人がグッと前に出てきている感があり、孤独感を感じます。

アルルカンの肩に伸ばした手が、2人の絆を表しているのでしょうか。


《座るアルルカン》1923年

このアルルカンには、今までの作品にあったような、どことなく暗っぽい感じがありません。

イケメンだなぁ…。


《アルルカン姿のパウロ》1924年

パウロはピカソの息子です。アルルカンのコスプレですね。

描きかけの未完成の作品です。

ちょこんと椅子に座っている、まだ幼い感じがかわいい。

ポール・セザンヌ


《アルルカン》1888-1890年

セザンヌの息子ポールがモデルをしています。

頭部とつま先が切れていることによって、画面に躍動感が出ています。

エドガー・ドガ


《ハーレクインとコロンビーナ》1884年頃

コロンビーナも即興喜劇コメディア・デラルテの登場人物で、アルルカンの恋人です。

この絵だと、恋人とは思えないくらい嫌がっているように見えるのがウケます。


《ハーレクインのダンス》1890年頃

ハーレクインが妙なダンスをしていますね。完全孤立。

ジョルジュ・ルオー


《アルルカン》1953-1956年

インパクトが強い作品ですね。

笑っている顔が仮面っぽくてなんとも言えない雰囲気…

ジョアン・ミロ


《ハーレクインのカーニバル》1924-1925年

ハーレイクインは中央左の青と赤の丸顔の子です。(かわいい)

よく見ると、胴体の部分にひし形の模様があります!

ストイックマッチョだけど繊細な画家ミロを超解説!

2020.04.07