マリー・ローランサンとモード展の感想と完全ガイド!

こんにちは!

渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「マリー・ローランサンとモード」展に行ってきました。

チケットの価格と入手方法

予約なしでも入れますが、事前予約しておくのがおすすめです。

一般 1,900円、大・高学生 1,000円、小・中校生 700円です。

詳しくはこちら

ロッカー

入場して右側にあります。

音声ガイド

俳優・浦井健治さんの音声ガイドがあります。

レンタル料金は650円です。

写真撮影

一部写真撮影OKでした。

上は会場入ってすぐの場所にあるパネルです。

ここと最後のエピローグにある絵画1点とドレス1点のみ撮影することができます。

下記「エピローグ」で詳しく紹介しています。

オリジナルステッカーをもらおう!

ローランサンをイメージしたコーディネートや小物を付けて、入館時に「ローランサンコーデ」と呪文を唱えると上のステッカーがもらえます(なくなり次第終了)。

ローランサンの世界をほうふつとさせるグレー、ピンクを使用したコーデや、バラ、真珠、小鳥、犬、鹿、リボンなど、作品に出てくるモチーフが入った服や小物などを身につけて展覧会に行きましょう。

混雑

土日の朝イチの回で行きました。

マリー・ローランサンということで女性だらけでした。

10分前くらいに着きましたが空いていました。5分前くらいには入れたような。

1時間くらい会場内にいましたが、そこまで混むこともなく、快適に鑑賞できました。

マリー・ローランサンとモード展 構成

ローランサンってどんな人?という方はこちら↓

可愛さと甘さであえて勝負した画家ローランサンを超解説!

2021.01.19

第1章 狂騒の時代レザネ・フォルのパリ

マリー・ローランサン《マドモアゼル・シャネルの肖像》1923年

パリの上流婦人の間ではローランサンに肖像画を注文することが流行っていまいた。

ローランサンと同い年だったシャネルも、肖像画を依頼しました。それが上の作品です。

ローランサンとシャネルは、お互いに思いを寄せていたともいわれています。

しかし出来上がった絵を見たシャネルが、自分に似ていないことを理由に描き直しを要求してきました。

貧しい生まれから成功を勝ち取った「強い女」のイメージからはかけ離れていたからです。でしょうね。ローランサンの絵ってゆめかわだもの…。

ローランサンは怒って拒否し、この作品を引き取りました。

どちらも一歩も譲らず強い。

マリー・ローランサン《ピンクのコートを着たグールゴー男爵夫人の肖像》1923年頃

マリー・ローランサン《黒いマンテラをかぶったグールゴー男爵夫人の肖像》1923年頃

マリー・ローランサン《ヴァランティーヌ・テシエの肖像》1933年

マリー・ローランサン《わたしの肖像》1924年

第2章 越境するアート

マリー・ローランサン《牝鹿と二人の女》1923年

ここでの「越境」は、国を越えて世界中から若い芸術家がパリに集まってきたこと、ジャンルを越えて新たな芸術を生み出したことを表したキーワードです。

マリー・ローランサン《鳩と花》1935年頃

こちらはタペストリーの下絵です。かわいい〜!

このクッションカバーが売っていました。ポストカードがなくて残念。

マリー・ローランサン《鳩と女たち(マリー・ローランサンとニコル・グルー)》1919年

左の人物、男性かと思いきやローランサン本人でびっくり。パレットの上には白い鳥。

第3章 モダンガールの変遷

ジョルジュ・ルパップ《ポール・ポワレの夏のドレス 『ガゼット・デュ・ボン・トン』誌より》 1913年

ポール・ポワレは1906年にハイ・ウェストのドレスを発表し、コルセットから女性を解放しました。

そのためモードの改革者と呼ばれています。

マリー・ローランサン《ばらの女》1930年

マリー・ローランサン《羽根飾りの帽子の女、あるいはティリア、あるいはタニア》1924年

エピローグ ローランサンの色彩

マリー・ローランサン《ニコル・グルーと二人の娘、ブノワットとマリオン》1922年

最後のこのエリアのみ撮影OKでした。

カール・ラガーフェルド、シャネル 2011年春夏 オートクチュールコレクションより 《ピンクとグレーの刺繍が施されたロング・ドレス》 2011年

シャネルの2011年春夏コレクションは、ローランサンからインスピレーションを受けてつくられたものなんだそう。

私の服飾への知識の無さからか、どうしてもこの服、阿佐谷姉妹の衣装にしか見えなかったな…。笑

おしゃれを理解するのは難しい。

と思っていたけど、近くで流れていたコレクションのショー映像でこのドレスを見たら(画面左)、確かにとても素敵でおしゃれだった。着る人大事…。

カール・ラガーフェルド登場。

ミュージアムショップ

図録、ポストカード、クリアファイル、マグネット、クッションカバーなどがありましたが、全体的にグッズの種類は少なく感じました。

カフェ&レストラン

B1/1Fにレストラン「ドゥ マゴ パリ」、1Fにカフェ「ロビーラウンジ」、3F(とてもわかりにくい場所にあり。笑)にマカロンでおなじみの「ラデュレ」があります。

私のオススメは「ドゥ マゴ パリ」です!!

実際にパリに「ドゥマゴ」というカフェがあり、ピカソやヘミングウェイなど多くのアーティストが集まっていました。その姉妹店です。すごい!

今回は、時間が合わなかったので断念しましたが、ローランサン展コラボメニューのドリンクがあります。

可愛くて飲みたかったなぁ〜。

展覧会のチケット提示で200円オフになるのもうれしい〜!

マリー・ローランサンとモード展 概要

会期:2023年2月14日~4月9日
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷・東急百貨店本店横)
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1