兵庫県立美術館コレクション展「虚実のあわい」の感想と完全ガイド!

こんにちは!

兵庫県立美術館で開催中のコレクション展「虚実のあわい」に行ってきました。

早速見ていきましょう!

兵庫県立美術館

チケットの価格と入手方法

一般500円、大学生400円、高校生以下無料です。

詳しくはこちら

ロッカー

チケットカウンター、インフォメーションの逆側、つまり展示室側に100円返却式のロッカーがあります。

写真撮影

写真撮影はOK、フラッシュ撮影、動画撮影は不可です。

混雑

平日の午前中に行きましたがとっても空いていました。

虚実のあわい 構成

展示室へ入る前からもうすでに作品が!

風で?動いていてかわいかった。

Ⅰ リアルの追求/リアルの脱臼

このコレクション展では、近現代の収蔵作品の中から特に「リアル」と「フィクション」の間に位置する作品を展示しています。

ただの木かと思ったらウサギがいた。こわい…。

マグリット大好き人間なのでこれはうれしい〜!

この版画は『マグリットの落とし子たち』というマグリットの絵12点&友人スキュトネールの詩を組み合わせた作品のなかの絵のひとつ。下の絵も同じくそうです。

なにかが掛けられているような影が描かれていて面白い。だまし絵みたい。

Ⅱ 虚実の混交①-現実へのまなざし

「♡ときめきエリカのテレポンクラブ♡」は、リカちゃん電話とテレクラを掛け合わせたテレホン・プロジェクトです。

リカちゃん電話というのは、リカちゃんの声が聞けるテレフォンサービスのことで、現在でもやっています。

「リカちゃん電話」と検索するとタカラトミーのページに番号が書いてあるので、そこにかけるとリカちゃんがいろんなお話をしてくれます。

圧巻のポスター。

このインスタレーションを行なっていたとき、実際にこのポスターが街中に貼ってあって、この番号にかけるとギャラリー内の「エリカの個室」に繋がり、実際に通話することができたんだそう。

ギャラリー内にはこんな感じの「エリカの個室」があり、観客は電話が鳴ったらかけてきた「誰か」と話をすることができたそう。

そしてその音声も会場にあるQRコードを読み取ると聞くことができます(13分間。会場内は圏外になってしまうので。

テレクラだと思ってかけてきている男性の声を聞くのはなんともシュール…。

「どういうシステムですか?」は笑う。

しかもリカちゃんの声が、本家の「リカちゃんでんわ」に声の高さ、喋り方を似せているので本当にシュール。笑

この広告ティッシュも繁華街で配ったそう。本格的。

Ⅲ 現実と改めて「出会う」-「もの派」の作家たち

もの派大好き〜!

李禹煥さんの作品が本当に大好き。群を抜いてかわいい。

他の人がマネして石を置いても、こんなに可愛くならない。

李禹煥さんがチョイスする石は、どれも本当にかわいい。

Ⅳ 虚実の混交②-次元を超えて

ジョージ・シガールの《ラッシュ・アワー》、ラッシュアワーすぎて面白かった。

写真で見ると青の主張が強いけど、実際にはよく見ないと青色の部分があるって気付かないかも。

この漫画に下のミロの彫刻が登場しています。

かわいい。フィギュア化希望。

ジャコメッティだねぇ。

小磯良平記念室

神戸生まれの小磯良平の作品が展示されています。

金山平三記念室

同じく神戸出身の金山平三は、その生涯の多くを写生旅行に費やした旅の画家でした。

神戸のメリケン波止場を描いた絵です。

中国明清の書画篆刻―梅舒適コレクションの精華―

戦後日本を代表する書家・篆刻家の梅舒適が長年にわたって収集したものが展示されています。

ミュージアムショップ

所蔵品のグッズというよりかは輸入アートグッズや特別展のグッズなどがメインのようでした。

カフェ&レストラン

「カフェ フォルテシモ」があります。

ケーキやサンドイッチ、ドリンクなどの軽食系です。

虚実のあわい 概要

会期:2023年1月21日~2023年7月23日
会場:兵庫県立美術館
住所:〒651-0073 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1