ラッセンっていたなっていう話

こんにちは。

ふとラッセンって画家いたな…

最近見ないし聞かないし、忘れていたけど

昔お昼のCMで、通信販売か展示会の宣伝でTVに映るイルカの絵良く見たな…って思い出して、

気になったので調べてみました!

ラッセンとは


2016ピース 光るジグソーパズル パズルの超達人 ラッセン 星に願いを ベリースモールピース(50x75cm)

ラッセンという名前だけでもピンとくる方は多いはず。

イルカ!!海!!アース!!

はい、ど〜〜ん!!!!

みたいな絵、20代後半以上の人なら全員見覚えあるかもレベルのはず。

最近はめっきり見なくなりましたが。

クリスチャン・ラッセン(1956年〜)はハワイの画家です。

美術の専門教育を受けておらず、全て独学で描いています。

プロサーファーでもあるラッセンは、とにかく愛してやまない海、そしてイルカを描きます。

なのでラッセンの描く絵はマリンアートと呼ばれています。

なぜあんなにも人気があったのか


2000ピース ジグソーパズル ラッセン マイ ディア ベイビー スーパースモールピース 【光るパズル】 (38x53cm)

わかりやすいけどアート

誰が見ても何が描いてあるのかわかる、わかりやすさと、

昔からハワイが大好きな国民性もあって、南国の海の絵は相性が良かったのでしょう。

あとライトなスピリチュアル感…

このわかりやすい、けどこれはアートなんだよ、アートの良さが分かる自分ってイケてるって酔える感じもあったはず。

アートが家にあるなんておしゃれ。

日本人が印象派好きな理由に通ずるものがあります。

強引に流行らせた感


300ピース ジグソーパズル ラッセン ドリームタイム 【光るパズル】(26x38cm)

ラッセンの絵画販売をしていた会社の強引な押し売りが功を奏したよう。

基本的に1点もの、というよりかは大量生産してバラまくスタイルです。

繁華街のキャッチのように、美女が冴えない若い男性を勧誘して画廊へ連れて行き、何十万、何百万円の絵を契約するまで、何時間も軟禁したり、、、、

時代がバブルだったので、強引な押し売りがあってもなくても、「この絵、数年後にはめちゃ価格上がりますよ〜」なんて言われたら買ってしまう人も多かったはず。

また、彼氏・彼女だと思っていた相手から絵を買わないかと言われ、購入してから連絡が取れなくなるというデート商法なんかもあったり。

どちらにせよ、買ってしまった人は、もうこの絵は素晴らしいと思うしかないですよね。何が何でも。

ディズニー公認


アートショップ フォームス ラッセン&ディズニー ミッキー&ミニー「シーサイド・ロマンス」アートポスター

イルカの絵だけだと、ちょっと胡散臭い感ありますが、

あの天下のディズニーがキャラクターの使用許可を出しているとなるとがつきます。

ディズニー公認なら、信用できる…安心安心…

(ディズニーはどうして使用許可出したのか謎すぎる…)

ディズニー大好きな日本人が多いこともあり、これはいいツボを押さえていますね。

日本でしか人気がない

海外では今も昔も全く無名です。

日本でだけ異様に盛り上がったラッセンブーム。

買った値段以上で売れるどころか、買った値段で売れることもまず無いでしょう。

展示会(という名の販売会)が全国各地でよく行われており、

それにラッセン本人が来ることも。

熱狂的なファン(女性)も多く、教祖…!!!宗教っぽい感じだったとか。

嫌いな人も多い

「なんでこの絵がそんなに人気あるのか理解できない」が全てだと思います。

わかりやすい絵だからこそ、深みも感じない。

同じ絵が大量にあるどころか、どの絵も似てる…イルカの位置ちょっとずらしただけじゃんみたいな。

しかもこれがものすごく売れに売れまくったんだから、気に食わない。

ラッセンの絵は看板みたい

これが私の率直な感想です。

アート作品っていうよりも、看板みたいだなぁっていう印象。

絵というよりも、記号

あと個人的に面白いなって思ったのは、

ラッセン公式HPでラッセンが「シンプル・現実・真実」を描こうとしているって書いてあったことです。

ふ〜〜ん、ちなみになんだけど、シンプルで現実的で真実を描いた作品ってどれ?(笑顔)