こんにちは!
パナソニック汐留ミュージアムで開催中の「キース・ヴァン・ドンゲン展 フォーヴィスムからレザネフォル」に行ってきました。
目次
キース・ヴァン・ドンゲン展
ヴァン・ドンゲン展は、日本の美術館では44年ぶりの開催です!
チケットの価格と入手方法
事前予約制です。
一般 1,000円、大学生 700円、中・高校生 500円ですが、公式HPに100円割引券があるので要チェックです。
詳しくはこちら
ロッカー
入り口の向かい側にあります。
大きな荷物(A4サイズ以上のリュックサック、トートバッグ、ビジネスバッグなど)は持って入ることができないので預ける必要があります。
音声ガイド
ありません。
代わりに会場入り口近くに12分くらいの映像が流れていますが、内容はかなり薄かったです。
写真撮影
会場内は写真撮影不可です。
混雑
初日の土曜日のお昼に行きましたが、空いていました。
キース・ヴァン・ドンゲン展 構成
第1章 新印象派からフォーヴィスムへ
キース・ヴァン・ドンゲン《突風》 (『ル・ジュルナル・プール・トゥス』挿絵) 1901年
1899年にパリに移住したヴァン・ドンゲンは、その後数年間のうちに、風刺雑誌や新聞の挿絵によって、世間にその名を知られるようになりました。
それらは路上や貧困から題材を取った社会批判的な作品でした。
キース・ヴァン・ドンゲン《ムーラン・ルージュ または 遊歩回廊》 1904年頃
その後、絵画を描くようになりました。
この頃は新印象派風の絵(平たく塗るのではなくて点々)を描いていました。
キース・ヴァン・ドンゲン《私の子供とその母》1905年
妻グースと娘ドリーが描かれています。
キース・ヴァン・ドンゲン《パリジェンヌ または 美の小径》 1907-09年頃
そして彼は、原色を多用した強烈な色彩と、激しいタッチから「フォーヴ(野獣)」と呼ばれたグループ「フォーヴィスム」の画家として知られるようになります。
第2章 フォーヴィスムの余波
キース・ヴァン・ドンゲン《楽しみ》1914年
パリで開催した展覧会が成功し、名声を得た彼は、パリの社交集団「トゥ=パリ」の面々と親交を深めるようになりました。
キース・ヴァン・ドンゲン《羽飾り帽の婦人》1910年
女性をテーマに、身近な人々や足繁く通っていた夜の社交の場、あるいは優雅なブルジョワジーの中から無名のモデルを繰り返し描きました。
第3章 レザネフォル
キース・ヴァン・ドンゲン《女曲馬師(または エドメ・デイヴィス嬢)》 1920-25年
第一次世界大戦後、モンパルナス地区は「レザネフォル(狂騒の時代)」と呼ばれるお祭りモードの時期があり、このとき彼のの名声は頂点に達します。
キース・ヴァン・ドンゲン《ラ・ぺ通り または パリのラ・ぺ通り》 1918年頃
彼の制作の大部分を占めていたのは、パリの新しいエリートたちの肖像画、そして上流社会が好んだ保養地であるドーヴィルやカンヌそして、首都パリとその周辺の街の情景でした。
キース・ヴァン・ドンゲン《ドゥルイイー指揮官夫人の肖像》1926年
優雅ですらりとしたシルエット、姿勢や衣服、宝飾品や髪型により、現代的で自由な女性のイメージを体現しています。
キース・ヴァン・ドンゲン《ピンク色のドレスの女性》1925年頃
ミュージアムショップ
図録、関連書籍などが購入できます。
ヴァン・ドンゲンのポストカードが1枚も無かったのにはびっくり…ほしかったな…。
カフェ&レストラン
ありませんが、新橋・汐留エリアなので、近くに飲食店はたくさんあります。
キース・ヴァン・ドンゲン展 概要
会期:2022年7月9日(土)~9月25日(日)
会場:パナソニック汐留美術館
住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル 4F
開館時間:10:00〜18:00
※8月5日(金)、9月2日(金)は20:00まで開館
※入館はいずれも19:30まで
休館日:水曜日、8月12日(金)~17日(水)