こんにちは!
今回は、「怖い絵」でおなじみの中野京子さんの書籍(翻訳などの書籍を除く)をまとめました。
中野京子さんの本を1冊でも読んだことがある方はわかるかと思いますが、とにかくわかりやすくて面白くて読みやすいんですよね!
早速見ていきましょう!
「怖い絵」シリーズ
西洋絵画に興味あるような無いような…
興味あるけど、本読むほどではないんだよな〜という人に強くオススメするのが、中野京子さんの『怖い絵』シリーズです!
何冊かあるのですが、どこから読んでも大丈夫です!
絵画の楽しみ方を教えてくれる、本当に面白い本です。
「怖い絵」というタイトルですが、別にホラーではありません。
例えば、この表紙の絵はラ・トゥールの《いかさま師》という絵なのですが、女性の目つき気になりません?
気になりますよね〜この視線が何を意図しているのかわかると、この絵が怖く思えてくるんです!
気になる方は是非読んでみてください!
『怖い絵』第2弾ですが、こちらより、下の新しいバージョンがオススメです。
若干こちらの方が解説途中の絵や写真が多いですが、内容は同じです。
「怖い絵 2」に加筆訂正し、新たに2作を書き加えたバージョンです!
表紙の絵、怖い絵展の目玉《レディ・ジェーン・グレイの処刑》の悲しくて怖いストーリーなど、様々な怖い絵について読み解いていきます。
こちらの新しいバージョンが↓です。
相変わらず面白くて大好きなシリーズです!
表紙の、見るからに強そうな皇女ソフィアと弟の姉弟喧嘩とか、すごいですよ。
この絵のソフィアは幽閉されているのですが、一つだけある窓の外には、絞首刑の死体をぶら下げられていたり…
こちらの新しいバージョンが↓です。
2017年に開催された「怖い絵展」の解説本的なものです。
薄くて読みやすいです!
学芸員の方が、中野京子さんのいう「怖い」の概念を、海外の美術館の人に伝えるのが難しかったという話、確かになぁって思いました。
「怖い絵展」で公開されていた絵を解説した本です。
モッサという画家が描いた「ロリコンチックな少女×殺戮」な絵は、昔の画家なのに今っぽくてビックリすること間違いなしです。
「名画で読み解く 12の物語」シリーズ
名画で読み解く ハプスブルク家12の物語 (光文社新書 366)
名画を通してイギリス王室の歴史がざーっとわかります!
ヘンリー8世、チャールズ1世、ジョージ3世…などなど誰が誰?ヘンリー1世っているの?なんなの?今のイギリス王室とは?みたいな、
なんにもわからない人でも、読み終わると「なるほど〜」って思えるくらいわかりやすいです。
「危険な世界史」シリーズ
こちらの新しいバージョンが↓です。
「残酷な王と悲しみの王妃」シリーズ
「名画の謎」シリーズ
こちらの新しいバージョンが↓です。
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「運命の絵」シリーズ
こちらの新しいバージョンが↓です。
中野京子さん作なのでとても読みやすいです。
運命の瞬間を描いた作品が紹介されています。
表紙はルノワールの《シャルパンティエ夫人とその子どもたち》という絵ですが、なんとびっくり真ん中の子は男の子です。
中野京子さんの本は、その絵が描かれた時代背景や、小ネタを混ぜて絵の説明を簡潔にしてくれるので、飽きないし、本当に面白いです!
個人的には、モローの非常にごちゃごちゃした絵を「大金持ちのゴミ屋敷」と表現しているのが面白かったです。
これ以上描くところ無さそうなくらい細かくぎっしりの絵に対して、「(絵を描く時間が)あと2ヶ月ほしかった」とモローが言っていたというエピーソードが最高でした。何を描くの。
その他
印象派で「近代」を読む 光のモネから、ゴッホの闇へ (NHK出版新書)
印象派といえば、何も知らなくても何も考えなくても楽しめる絵の代名詞ですが、いやいやその絵が描かれたときの社会の状況や、画家の立場などその絵のバックグラウンドを知っていた方が絵画鑑賞に深みが増して面白いよね、という本です。
マリー・アントワネット 運命の24時間 知られざるフランス革命ヴァレンヌ逃亡
こちらの新しいバージョンが↓です。
美術品でたどる マリー・アントワネットの生涯 (NHK出版新書)
こちらの新しいバージョンが↓です。
マンガ西洋美術史01 「宮廷」を描いた画家 ベラスケス、ヴァン・ダイク、ゴヤ、ダヴィッド、ヴィジェ=ルブラン
マンガ西洋美術史02「宗教・神話」を描いた画家 ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、ティツィアーノ、エル・グレコ、ルーベンス
マンガ西洋美術史03 「市民社会」を描いた画家」 ブリューゲル、フェルメール、ホガース、ミレー、ゴッホ
絵画30点に描かれた当時の男性ファッションの流行と、男の美への執念について解説しています。
1つの絵についての解説が短いので、サクサク読めちゃいます。
こちらの新しいバージョンが↓です。
「絶筆」で人間を読む 画家は最後に何を描いたか (NHK出版新書)
その画家が、どんな絵を描いて生きて、最後に何を描いたのか…15人の画家の「絶筆」の謎に迫るという内容です。
絶筆が最高傑作という画家は聞いたことがありませんが、最後に描いたのがどんな絵だったのか、確かに気になる〜!ということで、とても面白かったです。
『へんないきもの』と『怖い絵』が合体した作品です。
早川いくおさんの書く文章が面白くて笑えます。
軽めな感じでとっても読みやすくておすすめです。
蟹座がどうして蟹座になれたのかという話が、あまりにもシュールすぎて個人的にツボでした。
24人の人々を、40作品で「美しいとは何か」考えていく本です。
こちらもひとつひとつが短くて読みやすかったです。
ただ、絵の解説というよりも、描かれている人物を解説している本です。
26作品の名画に描かれた人間の欲望を読み解いていく本です。
時代背景や画家の意図などが、とっても簡潔に書いてあるので、さらっと読めちゃいます。
どうしてそのモデルは、こんな風に絵に描かれたのか、それを追っていく本です。
18のストーリーが簡潔にまとまっているので、読みやすいし、面白いです。
表紙に描かれている女性は、画家と一種の共犯関係にありました。それが何なのかは是非読んでみてください!
番外編
美術の本以外です。
サクッと教養が身についちゃいます。
こちらの新しいバージョンが↓です。
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芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)
世界のどこかで本当にあった(かも?)世にも奇妙な21の物語を楽しむことができます。
ハーメルンの笛吹き男の話って、作り話だと思っていたのですが、本当に子供が約130人集団失踪していたっていうのにはびっくり。
なぜこれほどの数の子供が急に消えたのかいまだに謎なんだとか…。