こんにちは!
今回は、ミケランジェロのシスティーナ礼拝堂天井画について解説します。
早速見ていきましょう!
システィーナ礼拝堂天井画
世界で一番小さな国、バチカン市国のバチカン宮殿内に建てられたのが、システィーナ礼拝堂です。
そこの天井画を描いたのが、天才ミケランジェロ、1508〜1512年に制作しました。

天井画だけで、なんと約300人の人物像が描かれています。
今から500年以上前、どうやってこの天井画描いたと思います?
なんと、足場を組んで、立ったまま描いたんです!首おかしくなりそう…
手直しの出来ないフレスコ(顔料+水)で描かれています。
この技法は難易度が高いのですが、耐久性も高いので、この技法で描いてくれたおかげで、今でも綺麗な状態で作品が残っています。
天井画の内容
人類にはイエス、そして神の救済が必要!!!だから信じて祈りなさい!!!
です。
それを説明するために、人類の苦難と堕落を天井画で表現しています。
システィーナ礼拝堂公式HPで360°バーチャルツアー出来るのですが、これ、生で見たら、自分の意思とか関係なく信じますね、神の存在。
それくらいすごい。圧倒的な雰囲気にのみ込まれます。
ひとつひとつについての解説は、今後別の機会に…
天井中央部分『創世記』
光と闇の分離
太陽、月、植物の創造

大地と水の分離

アダムの創造

エヴァの創造

原罪と楽園追放

ノアの燔祭

大洪水

ノアの泥酔

預言者と巫女
ヨナ

エレミヤ

ペルシアの巫女

エゼキエル

エリュトレイアの巫女

ヨエル

ゼカリヤ

デルフォイの巫女

イザヤ

クエマの巫女

ダニエル

リビアの巫女

ペンデンティヴ
青銅の蛇

ハマンの処刑

ダビデとゴリアテ

ユディトとホロフェルネス
キリストの祖先たち
ネームプレートに書かれた人名と、絵の人物は必ずしも一致しておらず、結局誰なのかわからないという謎のルネッタです。
アキム/エリウド

アミナダブ

アサ/ヨシャファト/ヨラム

アゾル/サドク

エレアザル/マタン

ヒゼキヤ/マナセ/アモス

ヤコブ/ヨセフ

エッサイ/ダビデ/ソロモン

ヨシア/エコンヤ/シャルティエル

ナフション

レハブラム/アビヤ

サルモン/ボアズ/オベド

ウジヤ/ヨタム/アハズ

ゼルバベル/ アビウド / エリアキム

スパンドレル
ここに描かれている人物については、誰なのかはっきりしていません。
衣服を作っている母と子

パンを手に持つ授乳中の母

聖母マリア?

エジプト逃避途上の休息風

イニューディ
中央の『創世記』の天井画9面中、5面の四隅を支えている、謎の裸体の男性像です。
彼らは天使なのでは?ともいわれています。
ノアの泥酔


大洪水




エヴァの創造


大地と水の分離



太陽、月、植物の創造

