砂時計っていつからあったの?答えは絵画の中に!

こんにちは!

砂時計っていつからあるか考えたことありますか?

ないと思いますが、今回は砂時計が最初に描かれた絵&画家についてご紹介します!

砂時計の存在を確認できる最古の資料だなんてわくわくしませんか?

砂時計が描かれた絵


アンブロージョ・ロレンツェッティ《善政の寓意》1338-1339年

この絵の左側に…

砂時計を持った人がいますね!これです!

上の文字の意味は「節制」です。

ここに描かれた砂時計が、砂時計が存在したという最古の証拠だなんて、面白いですよね〜

この絵のタイトルが《善政の寓意》とありますよね、この絵の中には正しい政治に必要なものを寓意像として描きこんでいます。

ちなみにこの絵と対になるように同じ場所に下記の絵があります。


《悪政の寓意》1338-1340年

次は描いた画家についてです!

アンブロージョ・ロレンツェッティ(1920年頃-1348年頃)


アンブロージョ・ロレンツェッティ《ヴィーコ・ラバーテの聖母》1319年

アンブロージョ・ロレンツェッティはイタリアの画家です。

兄弟で画家で、アンブロージョは弟です。

シモーネ・マルティーニの影響を受けており、画家としては兄のピエトロよりも有名です。

上の絵、とても革新的な絵なのですが、どうしてかわかりますか?

この絵以前に、こんなに自然な感じでキリストを抱いている聖母の絵ってなかったんです!

アンブロージョ以前のチマブーエジョットの聖母の絵と比べるとよくわかるのですが、

これまでは、聖母がちゃんとキリストを持っていなくて、なんとなくキリストの周辺に手がある感じだったのが、この絵では、しっかり抱いていますよね。

特に右手人差し指の曲がり方とか、しっかり支えている感があります。これが今までの絵にはなかったんです。

キリストが正面ではなく母親の方を見ていたり、左足をバタバタしている感じ、今までにない赤ちゃんっぽさ。

この絵、初期の作品なので、全体的にそこまで上手い〜!!名画〜!!というわけではありませんが(この後めちゃ上手くなります)、

この動きを絵画に取り入れた、という功績は相当大きなものでした。

ピエトロ・ロレンツェッティ(1280年頃-1348年)


ピエトロ・ロレンツェッティ《キリスト降架》一部 1310年 – 1329年

ピエトロ・ロレンツェッティも同じくイタリアの画家です。お兄ちゃんです。

神描いてるのに悪いことばかりするドゥチョや、空を青色で初めて塗ったジョットなどから影響を受けています。

1348年に大流行したペストで兄弟共に亡くなったと考えられています。


ピエトロ・ロレンツェッティ《聖母の誕生》1342年

ベットで横になっているのが、聖母マリアのお母さんアンナです。

手前の赤ちゃんが生まれたばかりのマリアです。

左の座っている赤い服の人がマリアの父親ヨアヒムです。

少年が父親に「無事生まれましたよ!」って伝えてる感じですね。

マリアの夫もよぼよぼのおじいちゃんですが、お父さんもよぼよぼ…

この絵、本当は両側聖人の絵があったのですが、消失してしまい、今の形になっています。

ロレンツェッティ兄弟、当初は赤の他人同士だと思われていけど、後年になって兄弟だと判明したということからもわかるように、2人に関する資料はほとんど残っていません。

2人で共同制作した作品もあったようですが、現在まで残っているものもほとんどありません。

まとめ

アンブロージョ・ロレンツェッティの絵が、砂時計が登場した最古の証拠
・アンブロージョ聖母キリスト自然な感じで抱いている絵を描いた最初の画家
・ロレンツェッティ兄弟兄弟だとわかったのは後年