シュルレアリスムの先駆け?超個性的な画家ボスについて超解説!

こんにちは!

今回は、570年ほど前に生きたユニークすぎる画家ボスについてです。

早速見ていきましょう!

ヒエロニムス・ボス(1450年頃-1516年)

ヒエロニムス・ボス《放浪の旅人》1500年頃

ヒエロニムス・ボスはルネサンス期のネーデルランド(フランドル)の画家です。

本名はイェルーン・ファン・アーケンです。

ボスはあだ名で、ボスが生涯のほとんどを過ごした町スヘルトーヘンボス(デン・ボス)から取っています。

ミミズク

スヘルトーヘンボスをフランス語にすると「ミミズクの森」という意味になります。

ボスは絵の中にミミズクやフクロウをよく描き込んでいます。

上の絵の中にも…

木のところにいますね!

ちなみに上の絵面白くて、放蕩息子がに進めばハッピーエンドに戻ればバットエンド、という絵なんです。

どういうことかと言うと、右には父親の家(放蕩息子の例え話というものがあって、放蕩三昧の息子が最後我に帰って、父親に許してもらってハッピーエンド)、

左には、売春宿(悪の象徴)があります。

誘惑に負けず、選択できるカナ??という絵です。

みんな画家

父親、祖父、兄、3人のおじも画家でした。

父親の工房で絵の技術を身に付けたと考えられています。

20代後半〜30代前半くらいで、3歳年上の裕福な上流階級の娘アレイテと結婚します。

ボスの生涯については、これらの情報以外、ほとんどよくわかっていません。

頭の中に石があると思っていた

ヒエロニムス・ボス《石の切除手術》1501-1505年

当時のネーデルランドでは「頭の小石が大きくなると狂人になる」という話を信じる人が一定数いました。

そして頭の中から石を取り除こうとする人も…

絵の周り、金のカリグラフィーで「先生、どうか石を取り除いてください」「私の名前はルッベルト・ダスです」と書かれています。

ルッベルト・ダスという名前は、オランダ文学でよく知られた名前で、「愚か者(騙されるお人好し)」なキャラクターです。

腐敗

阿呆船》 | ルーヴル美術館 | パリ

ヒエロニムス・ボス《愚者の船》1510-1515年

堕落した聖職者を風刺した作品です。

楽器リュートサクランボ淫乱を表します。

木の枝のところに座っているのは宮廷道化です。

愚者の象徴であるロバの耳が付いたフードを被っています。

長杖には変な顔が付いていますが、これは、王が持つ杖を真似たものです。

ルーヴル美術館で実物を見たことがあるのですが、たくさん見た名画の中でも、妙に心に残っていたのがこの小ぶりな作品でした。

罪犯してない?

ヒエロニムス・ボス《七つの大罪と四終》1505-1510年

中心の円には7つの大罪が、四隅には人間の終焉一大イベント「最後の審判」の話が描かれています。

こんな罪犯してない??神が見てるよ?っていう絵です。

この絵は珍しく壁掛けではなく、机の上に置いて鑑賞するんだとか。

詳しい解説はこちら↓

ボスの大ファン

スペイン王フェリペ2世は、ボスの絵の熱烈なファンで、コレクターだったため、現在でもスペインのプラド美術館にボスの傑作の多くが所蔵されています。

三連祭壇画

ボスが40〜60代のときに描いた作品です。

個人的に、こういう閉じる系の祭壇画、裏面にも絵が描いてあるので、わくわくしてすきです!

快楽の園

ヒエロニムス・ボス《快楽の園》1490-1500年

この絵、結局何のために描かれた絵なのかよくわかっていないんです。(笑)

描かれている内容としては「甘い誘惑は危険!」という警告メッセージと解釈されていますが、

あまりにも奇怪すぎて、どう考えても教会や修道院に置くために発注したとは考えられないからです。

詳しい解説はこちら↓

なんとVRもあります(笑)
とっても楽しいのでオススメです!詳しくはこちら↓

聖アントニウスの誘惑

聖アントニウスの誘惑

ヒエロニムス・ボス《聖アントニウスの誘惑》1500年

聖アントニウスの誘惑

聖アントニウスが、「どんな誘惑にも負けないぞ〜!」と頑張っている姿が描かれています。

干草の車

ヒエロニムス・ボス《干草の車》1512-1515年

これも、「誘惑に負けると地獄へ落ちるよ」っていう戒めの絵です。

まとめ

ボスは怪異で幻想的な、シュルレアリスムを思わせるような絵を描いた画家
・当時の画家として、異例すぎる作風