生首をよく描いた画家クラーナハのユディトとサロメを紹介!

こんにちは!

今回は、クラーナハが描いたユディトとサロメの絵を紹介します。

早速見ていきましょう!

ユディト

ルーカス・クラーナハ《ホロフェルネスの頭部をもつユディト》1530年頃

ぐ…グロい…

この当時、注文を受けてから絵を描くスタイル(画家が好きな絵を描いて売るのは案外最近のこと)だったので、この絵を欲しい人がいたことがわかります。

私なら自宅にこんなグロい絵、夜とか怖すぎるし、絶対に注文しようと思いませんが、当時はとても人気の主題でした。

その証拠に、クラーナハだけでもこの絵を複数枚描いていること、他の画家の作品でも多数残っています。

ではこれは何の絵なのかというと…

英雄

ユディトは、エルサレム近郊に住む美しい寡婦で、敵国アッシリアの将軍ホロフェルネスを誘惑し、酒に酔って眠るホロフェルネスのを切り落として、ユダヤ民族を守ったという女傑です。

おしゃれ

ちなみにユディトの着ている刺繍の入ったドレスは、当時の流行のファッションでした。

生首が着飾った美しい女性を引き立てています。

その他の作品

クラーナハはたくさんのユディトを描いています。

その中から一部を紹介します!

ホロフェルネスの頭を持つジュディス

ルーカス・クラーナハ《ホロフェルネスの頭部をもつユディト》1530年頃

ホロフェルネスの頭を持つジュディス、ルーカス・クラナッハ長老(ドイツ語、クローナハ1472–1553ワイマール)、リンデンの油

ルーカス・クラーナハ《ホロフェルネスの頭部をもつユディト》1530年頃

詳細画像

ルーカス・クラーナハ《ホロフェルネスの頭部をもつユディト》1530年

《ホロフェルネスの頭を持つユディトとしてのサクソン裁判所の女性の肖像》1537-1540年

《ホロフェルネスの頭部をもつユディトと召使い》1537年以降

サロメ

《サロメ》1530年頃

2人の違いは?

上はユディトで、彼女はサロメです。

とっても似てますよね。

この絵を見たときにどこでどちらかを判断するかというと、持ち物です。

ユディトは自分で切り落としたのでサロメは褒美としてもらったのでお盆です。

ご褒美に

男の生首が褒美として欲しい少女ってなに?って思いますよね。

新約聖書に登場するサロメは、洗礼者ヨハネの首を踊りの褒美として求めた王女です。

といっても、彼女が求めたのではなくて、彼女の母親がヨハネを恨んでいて、母親に言われるがままに、踊りの褒美に首を求めたといったところです。

その他の作品

クラーナハはサロメもたくさん描いています。

その中から一部を紹介します!

《洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ》1530年代

《ヘロデの晩餐》1539年