「芸術家たちの南仏」展の感想と完全ガイド!@DIC川村記念美術館

こんにちは!

千葉県のDIC川村記念美術館で開催中の企画展「芸術家たちの南仏」に行ってきました。

芸術家たちの南仏

チケット

大人1,800円、大学1,600円、高校生以下無料です。

詳しくはこちら

東京駅からのアクセス

東京駅から行きは直通のバスを使いました。

乗り場や料金などの詳細はこちら

約60分で予定よりも少しだけ早く着きました。

東京駅のバス乗り場では乗車10分前には20人くらい並んでいました。

往復1日1便のため、帰りは駅までの送迎バス&電車で帰りました。

こちらは帰りのバス。モネの絵柄でした。かわいい〜

ロッカー

入って直進すると右側に100円返却式のロッカーがあります。

音声ガイド

スマホにダウンロードして聞く音声ガイドがあります(常設展示のみ)。

写真撮影

展示室外の建物の撮影のみ可能です。

庭園は撮影OKです。

白鳥かわいいね。

混雑

展覧会初日の土曜日だったので、多少は混んでいるかなと思ったら、空いてました。

この美術館は私が行った限り、いつでも空いているので本当におすすめ。

都内の超混雑大型展に行くよりも、東京駅から60分かけてでもこの美術館に行った方がよっっっっぽど満足度高いです。

芸術家たちの南仏 構成

南仏の地中海や山々に囲まれた豊かな自然、そして美しい光は芸術家たちを魅了し、この地で多数の作品が制作されました。

ときには陶芸などその地に根差す伝統的な技法が創作意欲を刺激することもありました。

キスリング《風景、パリーニース間の汽車》1926年

豪華列車「ブルー・トレイン(トラン・ブル)」が描かれています。

アンリ・マティス《待つ》1921–22年
ソニア・ドローネー《色彩のリズム》1953年

南仏と聞くと、そのイメージから明るくて温かなイメージの作品を芸術家たちは作ったのだろうと思ってしまいますがそれだけではありません。

実は第二次世界大戦中の南仏には、「敵性外国人」として収容されたドイツの芸術家たちや、フランスのドイツ降伏を受けて他国への亡命をめざし、ビザ発給を待っていたシュルレアリストたちも集まっていました。

そんな彼らが作った作品はどんなものだったのでしょうか?

マルク・シャガール《青い夜》1969年
アンドレ・ドラン《パノラマ(プロヴァンス風景)》1930年頃
フェルナン・レジェ《コンポジション》1952年
ポール・セザンヌ《マルセイユ湾、レスタック近郊のサンタンリ村を望む》1877–79年
アンリ・マティス《ミモザ》1949年

マティスは晩年、南仏のロザリオ礼拝堂の装飾を引き受け、壁画などを制作しました。

色彩の魔術師マティスの生涯を超解説!

2020.09.05

ミュージアムショップ

美術館内にミュージアムショップ、レストランのある建物の中にギフトショップがあります。

ミュージアムショップでは、展覧会グッズとして、図録、ポストカード(少し)、ステッカー、Tシャツなどがありましたが、種類は少なめ。

ギフトショップは、道の駅のような感じで、お菓子や雑貨などがありました。

今回は、図録とポストカードを買いました(展覧会に出品されていない作品のポスカ含む)。

このポイントカード、1,000円で1スタンプ、10個たまると500円の割引券として使えるそう。

有効期限は発行日から2年間です。

レンブラントの絵がスタンプなのかわいい〜!

チケットに押すスタンプもレンブラント。このスタンプ欲しい。

カフェ&レストラン

レストラン「ベルヴェデーレ」

今回は予約して行きました。

人気なので早めの予約がおすすめです!

かなり待つことになるので予約必須です。

待つとは言ってもその場にいないといけないわけではなく、番号札が発券されてメールが来るタイプなので、庭園などで時間をつぶすことができます。

上の写真は前菜盛り合わせ。

これがどれも美味しくて毎回楽しみにしてる。今回も最高。

今回は奮発して八千代黒牛ランプのロースト 赤ワインソースを注文。

霜降りの脂に耐えられない人間なので、赤身のおいしいお肉大好き。

付け合わせの野菜も甘くておいしかった。特にさつまいもの甘さよ。

こちらは私のオーダーではありませんがジェノベーゼの大盛りです。

このレストランは大盛りも対応しているのがいいね。男性にもおすすめです。

こんな具だくさんのジェノベーゼ見たことない。美味しかったとのこと。

展覧会コラボメニューの「オレンジ香るミモザケーキ」です。

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アンリ・マティス《ミモザ》1949年

展覧会で展示されているマティスの切り紙絵《ミモザ》にちなみ、イタリアの伝統菓子「ミモザケーキ」をアレンジしたものなんだそう。

食べた感じは、おいしいミルクレープ。

上のオレンジピールと食べると味変できておもしろい。

ローストしたカシューナッツも砂糖でコーティングされているようでとてもおいしかったです。

こちらは苺のロールケーキ。

生地がモチモチ、いちごもたくさん、これも食べたい〜。

茶室

季節の上生菓子か、展覧会コラボの和菓子を選ぶことができます。

もちろん私は展覧会コラボをチョイス。

こちらはシャガールの《天使の湾》をイメージした和菓子です。

これが本当に本当にかわいいし、作品っぽさもちゃんとあって、最高の和菓子作品なのでは?


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こちらが元ネタの作品で、展覧会で来ているのは絵ではなくタピスリーです。

DICの展覧会コラボ和菓子のクオリティーがいつも高くて、毎回とっても楽しみにしています。

次も楽しみ。

お庭が見える席で美しい和菓子と抹茶をいただく贅沢な時間。

運良く茶室に誰もいない貸し切り状態だったので記念撮影。

芸術家たちの南仏 概要

会期:2023年3月11日(土)〜6月18日(日) 会期中に一部展示替えあり
[前期 3月11日(土)〜4月30日(日) / 後期 5月2日(火)〜6月18日(日)]
会場:DIC川村記念美術館
住所:千葉県佐倉市坂戸631
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日