こんにちは!
新宿のSOMPO美術館で開催中の「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」に行ってきました。
目次
ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ
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チケットの価格と入手方法
入場は日時指定入場制
・オンラインチケット 一般 1,500円、大学生 1,100円、高校生以下 無料
詳しくはこちら
検温
入り口であります。
ロッカー
入り口の左側にあります。
音声ガイド
ありません。
写真撮影
館内撮影不可です。
混雑
休日の昼間に行きましたが、思っていたよりも人がいました。
コローから印象派へ展 構成
コローから印象派へ展の全作品目録はこちら
第1章 コローと19世紀風景画の先駆者たち
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ジャン=バティスト・カミーユ・コロー《イタリアのダンス》1865-70年
自然が大好きなコローは、大好きな森や各地へスケッチ旅行によく出かけていました。
春夏秋は外でスケッチをし、冬にはそのスケッチを元にアトリエで大作を描くスタイルでした。
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ジャン゠バティスト・カミーユ・コロー《湖畔の木々の下のふたりの姉妹》1865-70年
コローは陽気で優しく、みんなから好かれていたそうで、その人柄は、旅行先で泊まるところに不自由しないほどだったとか。
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ジャン=バティスト・カミーユ・コロー《突風》1865-70年
第2章 バルビゾン派
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ジュール・デュプレ《風車》1835年頃
「バルビゾン派」というのは、パリ南東約60kmのフォンテーヌブローの森に位置する小さな「バルビゾン村」に集まった風景画家のグループのことです。
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シャルル・ジャック《放牧地の羊の群れ》1873年
第3章 画家=版画家の誕生
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シャルル゠フランソワ・ドービニー《カラスのいる木》1867年
エッチングという技法は、銅版画の中でも制作が容易で、画家が自由に素早く描いた線描を活かすことができるため、画家でありながら版画も積極的に制作する芸術家もいました。
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アドルフ・ポルティエ《風景画家たち(レオン・ロワールに基づく)》1876年
当時、チューブ入り絵具の普及や鉄道網の発達によって、アトリエから外に出て、風景を描く画家たちが増えていました。
上の作品は、そんな当時の様子を後の時代に伝える、複製メディアとしての役割も果たしています。
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ミレー『野良仕事』のスケッチ、1852年
個人的にゴッホが大好きで、そのゴッホが模写していたミレーの『野良仕事(「イラストレーション」誌No.519)』が見れたのが最高に良かったです。
今回の展覧会にはもちろん出品されていませんが、上のミレーのスケッチを元に、下の絵をゴッホは描いています。
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フィンセント・ファン・ゴッホ《鎌で麦刈る人》1889年
こんな感じで、この『野良仕事』のスケッチをゴッホは全部自己流で描いています。
その他の絵はこちらにまとめています↓
第4章 ウジェーヌ・ブーダン
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ウジェーヌ・ブーダン《ベルク、船の帰還》1890年
ブーダンは、全く乗り気でないモネを屋外で連れていき、外で絵を描くことを教えた画家でもありました。
のちのモネがあるのも彼のおかげです。
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ウジェーヌ・ブーダン《ベルク、出航》1890年
ブーダンは、時間帯や天候によって移り変わる空を見事に描き出し、「空の王者」と呼ばれていました。
第5章 印象主義の展開
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ピエール゠オーギュスト・ルノワール《風景》1890年頃
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カミーユ・ピサロ《ルーヴル美術館》1902年
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クロード・モネ《べリールの岩礁》1886年
ミュージアムショップ
図録やポストカード、マグネットやクリアファイルなどがあります。
カフェ&レストラン
「ミュージアムカフェ Café Du Musée」がありますが、現在は営業していないようでした。
さらにいうとカフェというよりか、元からある休憩スペースでちょっと飲み物が飲める程度の簡易的なものです。
同じ階のトイレ前に自動販売機があるのでそこで飲み物を買うこともできます。
コローから印象派へ展 概要
展覧会「ランス美術館コレクション 風景画のはじまり コローから印象派へ」
会期:2021年6月25日(金)〜9月12日(日)
会場:SOMPO美術館
住所:東京都新宿区西新宿1-26-1
TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)
休館日:月曜日(8月9日(月・祝)は開館、翌10日(火)も開館)
開館時間:10:00〜18:00(最終入館は17:30まで)
観覧料:一般 1,500円、大学生 1,100円、高校生以下 無料
※身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳の所持者と介助者1名は無料、被爆者健康手帳の所持者は本人のみ無料
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