こんにちは!
東京駅近くにあるアーティゾン美術館開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」に行ってきました。
※2020年3月8日現在 コロナウイルスの影響で休館中です。
もうほんとすごく良かったです!!
海外の美術館来たかと思いました!笑
会場の様子を写真多めでレポートします!
ではどうぞ!
目次
アーティゾン美術館開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」
アーティゾン美術館とは
アーティゾンとは、「ART」(アート)と「HORIZON」(ホライゾン:地平)を組み合わせた造語です。
見た目はザ・オフィスビルですが館内は驚くほど開放的。
ビジネスの中心地にも文化的な施設が必要だという思いから、東京のオフィス街に建てられたそう。
元々はブリヂストン美術館という館名でしたが、今回のリニューアルオープンに伴ってアーティゾン美術館に館名に変わりました。
前の約2倍の面積に拡張されました!
アーティゾン美術館は、1952年にブリヂストンの創業者 石橋正二郎が収集した美術作品を展示するため開館した私設美術館です。
チケットの入手方法
基本的には事前予約制です。
余裕があれば当日販売もしています。
行こうかな〜事前予約制か〜面倒いなぁ…だって当日具合悪くなったり、別の用事入ったら…
大丈夫です!
なんと良心的、1回まで日時変更可能です!!(拍手)
なので心配性の方(私です)でも、安心して事前チケット買えます。
ロッカー
とてもおしゃれなコインロッカーで、思わず写真を撮ってしまいました。
100円を裏側から入れるタイプのコインロッカーです。
荷物置き場がないのと、ロッカーの扉がすぐ閉まるタイプなので荷物入れるのに苦戦しました。
音声ガイド
なんと無料で音声ガイド聞くことができます!
スマートフォンでアプリをダウンロードして聞くタイプです。
館内のWiFiに繋げて使用することができます。
ルーヴル美術館みたい…海外っぽいな〜なんて思ったり。
(ルーヴル美術館は借りるタイプとアプリで無料で聞くタイプがあります。)
私は完全にミスした側の人間なので、同じ過ちを繰り返す人が出ないようここに書き留めておきます。
ロッカーにイヤホンを預けてしまいました。(終)
これから行かれる方はイヤホンを持っていくことと、ロッカーに預けないことを頭の片隅に入れておいてください…
こんなミス私だけかもしれませんが。笑
写真撮影
館内全て写真撮影OKです。
うわ海外〜海外の美術館みたい〜!(最高)
思い出は全て写真で残せます。
見えてくる光景 コレクションの現在地 構成
見えてくる光景 コレクションの現在地の全作品目録はこちら
Part 1 アートをひろげる
ルノワール・モネ・ピカソ・草間彌生などなど…そうそうたるメンバーが大集合しています。
見所その1:ルノワール《すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢》
ピエール=オーギュスト・ルノワール《すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢》
かわいい。
ルノワールの描く子供は愛くるしい表情をしているのが特徴です。
足が床についていないくらい小さいのに、足を組んでみたりしておませさん。
青いドレス、青い靴下、目や髪、肌にまで青色が混ざっています。
首元の赤いサンゴのネックレスがいいアクセントになっています。
なぜ子供にサンゴのネックレスを?と思うかもしれませんが、
お金持ちだから飾りとしてつけているのではなくて、
ヨーロッパではサンゴは「子供を守るお守り」としての意味があるので、
魔除としてつけていたのかなと。
絨毯の模様などに注目すると、かなりゴテゴテした作品に見えたりもするのですが、
色味を暗めに抑えていて、ジョルジェットだけを明るい色味で描いているので、
そこでメリハリを出して画面をまとめています。
ジョルジェットのお父さんは老舗出版社の経営者でお金持ち。
ルノワールのパトロンです。
ビルの中なのにとても開放感があります。
それってすごくないですか?
Part 2 アートをさぐる
モネ・モロー・レンブラント・青木繁など古今東西の美術が展示されており、見応え抜群。
広〜〜〜い!
建物の構造が本当に素敵なんです。おしゃれ。
展示室の途中で下のように窓側に行ける場所があるのですが…
本当にステキ。
ここで一休みもできます。
何度も言いますが、開放感がすごい。
限られた空間の中で、広い美術館みたいな空間を作り出せていることに驚きました。
私が選ぶお気に入り作品(かわいい)
ステキな作品が多く、ここで紹介しきれないのですが、その中でも特にお気に入りの作品がこちら!
コンスタンティン・ブランクーシ《接吻》
かわいい!!
愛くるしい!!
フォルムかわいい。白いのもいい!
ブランクーシーの《接吻》は別バージョンもいくつかありますが、
これが一番可愛い。
横から見ても反対側から見ても完璧に可愛いです。
横から見ると、女の子は髪が長いです。笑
ミュージアムショップでピンバッジも買っちゃいました。
先へ進むと…
エジプト〜!
エジプト系は本当わくわくします。楽しい。
見所その2:《洛中洛外図屏風》
洛中洛外図屏風といえば、誰もが一度は授業で習ったことがありますよね。
それがここで見れちゃうんです!
洛中洛外図自体は状態の良いものだけを数えても30〜40点あるので、
アーティゾン美術館にあるものは教科書に載っているものではないかと思いますが、それでも感動しました。
ちなみにこの部屋、若干隠し部屋っぽい造りになっています。
見逃してしまう人がいるようなので、要注意です!
洛中洛外図屏風は情報量が多く、細かいので、単眼鏡を持っていくことを強くお勧めします。
肉眼だと雰囲気しか楽しめませんが、単眼鏡で覗くと、本当にいろんな人のいろんなシーンが描かれているのがわかって、ものすごく楽しいです。
私が選ぶお気に入りの作品(本当にかわいい)
アンリ・ルソー《イヴリー河岸》
私、ルソーが大好きなんですが、この作品はそんな大好きなルソーの特徴が詰まっていて本当にかわいい。
遠近法ガン無視の人々が等間隔に並んでるのがすごくかわいい。
謎の集会してますね。
建物もイヴリー河岸も、もはやいろいろ何がどうなっているの?っていうところが良い。
かと思いきや、木々の葉っぱの表現とかは他に比べてやたらと細かく描いてあったりして、かわいい。
色味もかわいいし、ファンタジーのようなシュールさが好きです。
ベルト・モリゾ《バルコニーの女と子ども》
モリゾの自宅のバルコニーで、モリゾの姉とその子供をモデルに描いたと言われています。
やわらかな雰囲気でとても可愛かったです。
優しげな雰囲気の絵なのですが、モリゾ姉の表情がどちらかというと機嫌悪そうで、疲れてるのかな…とかぼーっとしてる素の表情なのかな…なんて思ったり。
大大大満足の展覧会でした!
吹き抜けになっているので、開放感がすごい。(何度目)
まとめ
正直な話、行く前まではあまり期待していませんでした。
いい意味で期待を裏切る、素晴らしい美術館と展覧会でした。
他のオフィスビル内に美術館があるようなところは、いかにもビルの中に美術館ありますって感じで窮屈なのですが、それが全くない。
何度も書きますが、開放感がすごい。
絵や美術品、そして空間に癒されます。
何度も通いたいなと思わせてくれる美術館でした。
ミュージアムショップ
画集やポストカード、ピンバッジやキーホルダーなどなど幅広いラインナップです。
サコッシュも売っていました。
サコッシュに必要なものだけ入れて、その他はロッカーに預けて鑑賞すると、とても捗るので、持っていない方は是非購入検討してみてください。
サコッシュを取り扱っているあたり、さすがというか、アーティゾン美術館は何から何まで本当にセンスいいなと思いました。
ミュージアムカフェ
美術館で絵を見た後のお楽しみといえば…
カフェでお茶!ですよね〜
私が行った当初はHPにもカフェの詳細が載ってなくて、どんなだろ〜ってインスタで調査して行きました。
行ってよかったです!
カフェまで満足度高くて最高か…ってなりました。
シフォンケーキ頼んだら、想像以上にボリュームあるのきて食べきれませんでした。笑
お皿やコップ、プレートもおしゃれで飾り付けも素敵で、味も美味しかったです。
今度はランチタイムでランチ食べたいな〜って思いました。
アーティゾン美術館開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」 概要
会期 2020年1月18日(土)〜2020年3月31日(火)
会場 アーティゾン美術館
住所 東京都中央区京橋1-7-2
時間 10:00〜18:00(最終入場時間 17:30)
毎週金曜日は20:00まで
※ただし3月20日(金)を除く
休館日 月曜日
2月25日(火)※ただし2月24日(月)は開館
TEL 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
URL https://www.artizon.museum/