こんにちは!
今回は、直島にあるアートなホテル、ベネッセハウスのパークを紹介します。
早速見ていきましょう!
目次
ベネッセハウスってどんなところ?
直島にある、美術館に泊まれるホテル、それが「ベネッセハウス」です。
ホテル内外のいたるところにアート作品が展示されており、泊まる場所によっては美術館の中に客室があります。
また、全客室にアート作品が飾られており、まさにアートなホテルです。
パーク
4つの宿泊施設の中で「パーク」が一番リーズナブルなタイプのお部屋です。
全室、瀬戸内海に面した客室からは点在する屋外作品と瀬戸内海が一望できます。
近くにはテラスレストランやショップがあり、ホテル入り口前がシャトルバス乗り場なので、利便性的にもおすすめです。
比較的最近できた棟なので、きれいです!
オーバルにも泊まったのですが、パークの方が断然新しい感じがしました。
フロント近くに椅子があり、座ってシャトルバスを待つことができます(座っている場所からシャトルバスが来たかどうかがわかります)。
ミュージアム棟の場合は、同じくフロント近くに椅子がありますが、建物の構造上、その椅子からは見えない位置にバスが止まるので、外で待つ必要があります。
予約方法
宿泊の180日前、公式ページから予約できます。
連休などの繁忙期や金・土曜日に泊まりたい場合は、早めに予約した方がいいです。
キャンセルは10日前まで無料です。
安く泊まる方法
ベネッセの株主優待に「ベネッセハウス宿泊優待券」があります。
これがあると、一泊一室の客室料金が3~11月は30%OFF、12~2月は50%OFFです!
株主でなくてもフリマサイト、オークションサイト、金券ショップなどにも売っているので、絶対に手に入れて使った方がいいです。
注意事項としては客室料金しか割引にならないので、予約する際は、客室のみのプランを選ぶ必要があります。
私は、客室のみのプランに朝晩の食事をオプションで付けました。
エントランス
突き当たり右のドアを開けると、客室がずら〜〜っと並ぶ廊下へとつながっています。
客室
今回私が宿泊したのは、パークツインのお部屋です。
1階だったのですが、木造だから上の階の足音が結構響いていました。
寝るときに気になったらどうしよう…なんて思っていましたが、疲れていたのと寝心地の良いベッドで、足音を気にするどころかすぐに眠ってしまいました。
ちなみに2階はデラックスタイプのお部屋なので、1階に泊まるよりも宿泊料が高いです。
アート作品
この部屋にはなんと大好きなジェームズ・タレルのアート作品が飾られていました。
各客室に、ジェームズ・タレル、フランク・ステラ、ロバート・マンゴールド、ピーター・ハリー、ブライス・マーデン、佐藤勲等の作品が飾られています。
誰のどんな作品と出会えるかドキドキでしたが、大本命タレルの作品で、もうこれだけで大満足です。
アメニティ
タイ生まれのブランド「THANN」の石鹸、ボディーソープ、コンディショナーなどがあります。
約3,000円相当のアメニティ…なんてリッチなの…。
オーバルにも泊まりましたが、「THANN」のアメニティの種類も数も全く同じでした。
これがとってもいい香り…。
石鹸は持ち帰り用の袋がありました。
チェックイン時に女性用のアメニティを希望すれば、メイク落としなど一式もらえます(ポーラのアメニティセットでした)。
女性用と書きましたが、もちろん男性も希望すればもらえます。
お部屋にはミネラルウォーターが2本、コーヒー、紅茶のパック、使い捨てのスリッパなど一通りのアメニティが揃っていました。
バスローブとパジャマが別々であるのにもテンションが上がりましたが、バスローブは使い古されてか結構ゴワゴワしていてあまり…な感じでした。
BOSEのスピーカーがあるのも嬉しいポイント。
部屋から見える風景
全室、瀬戸内海に面しているので同じように見えます。
ベランダに出ることはできますが、虫が多いので、すぐ部屋に戻りました。
ベネッセハウスに限らず、直島は夏になればなるほど虫が多くなるので、嫌な方は時期を外すか、虫除け対策必須です。
自動販売機はない
部屋にミネラルウォーターのサービス、冷蔵庫の中に有料の飲み物がありますが、自販機はなさそうでした。
ホテルのショップで購入することもできますが、8:30〜19:00の営業です。
飲み物を用意してから部屋に入るのがおすすめです。
宿泊者限定のバス
ベネッセハウス宿泊者限定の無料バスがかなり使えました!
というか直島内の移動は全てこのバスを使用しました。
本数も多く、時間外にパークとミュージアムを行き来したい場合は、フロントでお願いすれば出してもらえます。
杉本博司ギャラリー 時の回廊
硝子の茶室『聞鳥庵(もんどりあん)』
画家モンドリアンと同じ名前の茶室です。
詳しくはこちら↓
パークアートツアー
宿泊者限定、毎日実施しています。
私が行った時は1日1回のみの開催でした。
パーク棟に飾られている杉本博司さんの作品を抜粋して解説してくれます。
時間は約30分間で無料、私が参加した時は15人くらいいたかと思います。
声が結構反響するので、説明してくれるスタッフのなるべく近くで聞くのがおすすめです。
人によって当たり外れがあるとのころでしたが、とってもわかりやすくて面白かったです。
時間が合えば絶対に参加した方がいいです。
ベネッセハウスで展示されている作品には説明が全くないので、これがどういう意図によって作られた作品なのかを知るには、図録を読むか、ツアーに参加するか、スタッフの方に聞くしかありません。
何も知らなくてももちろん楽しめますが、知ると見方がまた変わって楽しいです。
時間が少しオーバーしたので、その後の予定は余裕を持っておかないと途中で抜けることになるかもしれません。
ラウンジ
硝子の茶室『聞鳥庵(もんどりあん)』を眺めながら、お茶することができます。
11:00-15:00までは誰でも入館料を払えば入れるので有料のお茶とお菓子しかありませんが、宿泊者はその時間を外せば、お茶などを無料&セルフで楽しむことができます。
バータイム
木・金・土・祝前日のみ、確か17時〜23時だったと思いますが、バータイムとしてお酒(有料)を楽しむことができます。
昼の呈茶タイムに来ていないので同じかはわかりませんが、メニューにお茶とお菓子のセットもありました。
軽食などはありません。
セルフタイム時にあった無料の紅茶などもお願いすれば出してもらえるようでした。
私は左の瀬戸内ミモザというオレンジジュースとシャンパンのカクテルを選びました。
瀬戸内ミモザだけで3種類あり、一番甘いものを選びました。
ピンク色の方は、日本酒の桃風味のようなお酒でしたが、お店の方が言っていた通り、全く桃の味はせず、まろやかな飲みやすい日本酒といった感じでした。
ミモザが1800円、桃の日本酒が1200円だったと思います。
意外とたっぷり入っていました。
サービス料などはかかりませんでした。
夜にお酒を飲みながら、杉本さんの作品を鑑賞したり、ホテルのショップで購入した杉本さんの図録を眺めてゆったりと過ごしました。最高でした…。
テラスレストラン
テラスレストランでは朝はアメリカンブレックファースト、夜は洋食のコースを楽しむことができます。
アート作品
レストラン内の壁もミケランジェロ・ピストレットという方のアート作品です。
朝食
まずは朝食です。
飲み物と卵料理は好きなものが選べます。
スクランブルエッグしました。
パンはおかわり自由です。
ぱっと見量が少なく思えたのですが、意外とボリュームがあり、全然食べきれませんでした…。
夕食
コースは「デギュスタシオン」(13,310円)を選びました。
どのお料理もおいしくて大満足でした。
どちらかというと少食の私が完食してちょうどお腹いっぱいになるくらいの量だったので、人によっては物足りないかもしれません。
アラカルトもあまり充実していないので、量を求める場合は和食の一扇の方がおすすめです。
まずはシャンパン(私はノンアルコール)で乾杯。
ちょうど日没前〜食べ終わることには日が沈んでいたので、窓側の席で空の変化を楽しみながらの夕食でした。
夕食の時間帯は2つから選べますが、断然日没前がオススメです。
日が沈んでしまうと外の景色は全く何も見えません。
ヤギのミルクとオリーブオイル、チーズのシュークリームのような焼き菓子。
スモークサーモンにキャビアがのっています。
2種類のソースで食べるトリュフ。
玉ねぎのポタージュ。
瀬戸内海産ヒラメのポワレ、ソースとの相性が抜群でした。
香川県産オリーブ牛のローストと野菜です。
お肉が本当にやわらかくて美味しくて最高でした。ほぼ生。もちろん焼き加減は選べます。
なんとお肉の時に使用するナイフは5種類くらいから好きなものを選べます。
プレデザートは確かライチの冷たいムースのようなさっぱり系のものでした。
いちごのクレープ!!おいしい〜。
最後にコーヒー、紅茶とともにちょっとしたお菓子が出ます。
ミュージアム棟にある一扇と比べると、かなりサーブが早く、食べ終わると余韻に浸る間もなくすぐにお皿を下げられてしまうので、食後に予定のある方、食事に時間を取られたくない方にはとってもおすすめですが、ゆっくり過ごしたい人はちょっとせかせかした印象を受けるかと思います。
席から見ていた風景の場所に行くこともできます。
ウッドデッキの下は綺麗な砂浜があります。
モネのお皿
レストラン内に飾られている食器を見ていたらスタッフの方が教えてくれたのですが、こちらはモネが愛用していた食器と同じものなんだそう。
ベネッセハウス ショップ
パーク棟とテラスレストランの間にショップがあります。
ベネッセミュージアムにあるショップとそこまで品揃えが違う感じもありませんでしたが、こちらの方が、パーク内に杉本博司ギャラリーがあるということで、杉本グッズ(ポストカード、本、ポスターなど)が充実していました。
青い本は杉本さんの図録です。
その右の白い封筒の中には、杉本ポストカードセットです。
2種類あったのでどちらも購入しました。定期的に絵柄が変わっているようなので、次回が楽しみ。
カボチャの中には金平糖が入っています。
こちらは小サイズで、大サイズのカボチャにはクッキーが入っていますが、黄色カボチャ大が売り切れていたため、こちらにしました。
青い本の前にあるのはマグネットです。
手前のダンシング・パンプキンポストカード、MOMAのショップなどで見るたびに買おうか迷っていましたが、今回全種類買っちゃいました。額装しよう…いつか…。
青色は直島限定です。
本の左横にある黄色カボチャのポストカードはチェックイン時にいただきました。
オーバルにも泊まったのですが、部屋にカボチャのトートバッグと5枚のポストカードがプレゼントとして置いてありました。
屋外彫刻などアート作品
テレジータ・フェルナンデスの《ブラインド・ブルー・ランドスケープ》は、どの時間帯に見てもきれい。
パーク棟からテラスレストランやショップに向かう通路にあります。
夜はライトの光でとても幻想的…。
奥に見えるのがパーク棟、左側にあるのが連絡通路とショップです。
屋外彫刻などパークにあるアート作品についてはこちら↓
少し進むと、台風で流されてしまった草間彌生の黄色い南瓜跡地があります。
またいつか新たなカボチャがもどってくるのを期待して…。
この南瓜が無くなってしまった代わりにということで、チェックイン時に黄色い南瓜のポストカードをいただきました。