こんにちは!
今回は、映画『アメリ』に登場するアートを紹介します。
早速見ていきましょう!
『アメリ』
パリ・モンマルトルを舞台に、空想好きな主人公アメリが「幸せ」を手に入れるまでのラブストーリーです。
アメリの部屋
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『アメリ』といえばこのおしゃれな赤い部屋ですよね!
ドイツ人画家ミヒャエル・ゾーヴァが、『アメリ』のために3枚の絵+豚のランプをデザインしています。
ミヒャエル・ゾーヴァ《フリッツー病気の犬》
ベッドの上にある2枚。
ミヒャエル・ゾーヴァ《鳥》
劇中では、この2枚の絵とブタが動き出すシーンがあります。
ベッドサイドに置いてあるブタのランプ。
ミヒャエル・ゾーヴァ《キリンと暮らす》
この絵はアクセル・ハッケの 『キリンと暮らす クジラと眠る』の本の挿絵です。
ベッドの上からこの絵をアメリが眺めるシーンがあります。(とあるメモをこの絵の額縁の間に挟んでいましたよね)
レイモンが描いている絵
ピエール=オーギュスト・ルノワール《舟遊びをする人々の昼食》1880-1881年
劇中では、老人のレイモンが、ルノワールの《舟遊びをする人々の昼食》を20年前から年に1枚ずつ模写しています。
描く際に難しいのは視線だ、とアメリに語ります。
レイモンはアメリに「20年描き続けていても、まだ描ききれない人物がいる…水を飲む娘だ。絵の中心にいるのによそにいるみたいだ」と言います。
それに対してアメリが「彼女、人と違うのよ」と応えます。
映画では、このルノワールの水を飲む娘とアメリを重ねることで、そこにいるのにそこにいない感じを表しているのでしょう。