「ルーヴル美術館展 愛を描く」の感想と完全ガイド!

こんにちは!

六本木の国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展 愛を描く」に行ってきました。

ルーヴル美術館展 愛を描く

ルーヴル美術館から73点が来日しています!

展覧会の展示作品数としては少なめ…(そして個人的に来ている作品も微妙だなぁと。もうちょっと頑張ってほしかった)。

チケットの価格と入手方法

事前予約制です。

一般 2,100円、大学生 1,400円、高校生 1,000円です。

詳しくはこちら

ロッカー

100円返却式のロッカーが至る所にあります。

音声ガイド

満島ひかりさんと声優・森川智之さんが音声ガイドを担当しています。

料金は650円です。

写真撮影

会場内は最後の部屋、第4章のみ写真撮影可能です。

撮影可能作品は下に載せています。

混雑

かなりの混雑でした!混雑が嫌いな方は会期中盤に行った方がいいと思います!!

(展覧会は会期最初と最後、TV放送後が混む)

土曜日の朝イチ、10時の回で15分前くらいに入場列に並びましたが、前には100人くらいいました。

びっくり…。どうしてこんなに混んでいるの。「ルーヴル美術館」ってタイトルに付くとこんなにも人が集まるの?!?!

その後もどんどん列が伸びていき、8分前くらいに開場となり、入場制限をしつつの入場で、10時少し前くらいに入ることができました。

会場内は最初の展示室はとても混んでいましたが、第2章からは空いていました。

なので、朝イチの回で入場する方は、混んでいる最初を飛ばして第2章など空いている場所から鑑賞するのがおすすめです。

かなり快適に鑑賞することができます。

10時くらいの写真

撮影できるのは最後の部屋だけなので、人が映り込まずに写真を撮りたい方は先に行くことをおすすめします。

12時くらいの写真

他の展示室はこの2、3倍の人がいたのでは?身動き取るのも大変な感じ…。

73点と展示数が少ない割に広い展示室に飾っているため作品と作品の間が空いていたり、大型な作品が多いので、混んでいても比較的見やすいのですが、今日はそれを上回るものすごい人の量でした…。

ルーヴル美術館展 構成

プロローグ 愛の発明

フランソワ・ブーシェ《アモルの標的》1758年

展示室入ってすぐの場所にあるこの絵、想像以上に大きくてびっくり!

こういう驚きがあるから実物を見るって楽しいよね。

第1章 愛の神のもとにー古代神話における欲望を描く

アントワーヌ・ヴァトー《ニンフとサテュロス》1715-1716年頃

寝ているニンフをサテュロスが狙っています。

神話画ってこういう絵ばかりだな…。

この絵のコラボメニューがあるのですが、それが結構シュールで良かった。

そのメニューの写真は下の「カフェ・レストラン」の紹介の部分に載せています。

第2章 キリスト教の神のもとに

サッソフェラート(本名 ジョヴァンニ・バッティスタ・サルヴィ) 《眠る幼子イエス》 1640-1685年頃

頭だけ天使がしっかりいますね。最上位の天使です。

なにそれ?という方は↓天使は姿形によって階級が違います。

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第3章 人間のもとにー誘惑の時代

サミュエル・ファン・ホーホストラーテン《部屋履き》1655-1662年頃

モチーフをひとつひとつ読み取っていくとこの絵がどういう状況を描いた絵なのかが見えてきます。

答え合わせはぜひ会場で!

個人的に面白いなと思ったのは、この絵の額縁が絵の中のドア枠と似ていて、ドアのように見えたことです。

ジャン=オノレ・フラゴナール《かんぬき》1777-1778年頃

描かれた女性が逃げようとしているのか、そうでないのかで解釈が分かれる作品です。

200年の歴史を持つフランスのパリのコスメブランド「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」がルーヴル美術館の作品とコラボした香水があって、そのなかのひとつに「かんぬき」があります。

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百合のいい香りのする香水で、これを付けてこの絵を見に行きました◎うれしい!

フランソワ・ブーシェ《褐色の髪のオダリスク》1745年

布がどこから垂れ下がっているのかが本当に気になる。どんな部屋?

第4章 19世紀フランスの牧歌的恋愛とロマン主義の悲劇

この章のみ写真撮影OKです。

撮影できる作品を全て紹介します。


フランソワ・ジェラール《アモルとプシュケ》、または《アモルの最初のキスを受けるプシュケ》1798年

この絵!かわいかったな〜。

アモルとプシュケの話は神話にしては珍しくハッピーエンドです。だから好き。

詳しいストーリー解説はこちら↓

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アンヌ=ルイ・ジロデ・ド・ルシー=トリオゾン《エンデュミオンの眠り》1791年
ジャン=バティスト・ルニョー《友情の杯を交わすヒュメナイオスとアモル》1820年頃
クロード=マリー・デュビュッフ《アポロンとキュパリッソス》1821年

この絵、こんなに大きいんです!

アリ・シェフェール《ダンテとウェルギリウスの前に現れたフランチェスカ・ダ・リミニとパオロ・マラテスタの亡霊》1855年

こちらはゴリゴリの非恋です。

地獄にいる2人を見物しているダンテとウェルギリウス、あまりにもシュールでは?

これは有名なダンテの『神曲』の地獄編を題材にした絵です。

テオドール・シャセリオー《ロミオとジュリエット》1850年頃
テオドール・シャセリオー《ヘロとレアンドロス》または《詩人とセイレーン》19世紀第2四半期
ウジェーヌ・ドラクロワ《アビドスの花嫁》1852年

ミュージアムショップ

グッズ待機列あり

すみっコぐらしとコラボしたグッズがあるためか、混雑緩和のため、グッズ列と展覧会入場列がそれぞれ別でありました。

なので先にグッズ列に並んでグッズを買ってから展示室に入場することも可能です。

朝イチの回で行きましたが、グッズ待機列には10〜15人程度並んでいました。

グッズ紹介

図録、ポストカード、お菓子、クリアファイルなどなど。

私はマリアージュフレールの限定フレーバーとティースプーンを購入しました。

写真にある紙類は、会場に置いてあったチラシと小冊子、トランプ型カード(裏面のハートのトランプの柄になっているQRコードを読み取ると特別音声ドラマを聞くことができます)です。

12時くらいにショップに入りましたがここも展示室同様、かなり混んでいました。

レジ列もショップ外に出てしまうくらいの混みっぷり。

見た感じすみっコぐらしのグッズは売り切れていませんでしたが、意外にも「クルミッ子」とコラボした「ルーヴルッ子」が完売していました。

本日分完売と書いてあったので、明日朝イチで買う分にはありそうな感じ。

今回のお目当てはマリアージュフレールがこの展覧会のために作った限定フレーバードティー「ラヴ・ルーヴル」(3,240円)。

茶葉のテスターが置いてあるので香りを確認することができます。

マリアージュフレールの定番商品マルコポーロや、私の大好きなボレロなど他の茶葉も少しだけ売っていました。

早速家に帰って飲んでみましたが、クセもなくとても飲みやすい、いい香りのする紅茶でした。

マリアージュフレールはクセの強い紅茶も多いので(笑)心配していましたが、かわいらしい雰囲気の紅茶でした。

参考までに、原材料名を記載すると、「紅茶(中国、スリランカ)、ヴァニラ、柚子、キャロブ、スイートブラックベリーリーフ、バニラビーンズ、クコの実、米、アマランサス/香料」です。

マリアージュフレール好きはこれを見て大体どんな感じのお茶か想像つくのではないでしょうか?

展覧会のグッズでティースプーンってあまり見ないなというのと、マリアージュフレールを買ったついでになんとなくほしくなって買ってしまった。

こちらは2本セットで1,100円でした。

絵の部分がぷっくりしていてかわいい。

のだけど、この部分が剥がれそうな感じもする…。

カフェ&レストラン

1つのレストランと3つのカフェがあり、展覧会コラボメニューもあります!

3Fにあるのがレストラン「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」で、コース料理を楽しむことができます。

後の3つ2F「サロン・ド・テ ロンド」、1F「カフェ コキーユ」、B1F「カフェテリア カレ」はカフェなので軽食系です。

今回は、「カフェテリア カレ」で展覧会コラボメニュー「牛肉とサルシフィのトマト煮 バターライス添え(1,320円)をいただきました。

簡易的なカフェなので全く期待していませんでしたが、すごいよかった!

ルーより具が多いくらい具沢山!お肉もごろごろしていて大満足!

私がごぼう嫌いなので、サルシフィ(西洋ごぼう)ってどんなよ…と思っていましたが、日本のごぼう感はゼロ、柔らかくて特に野菜自体の味はせず、ルーの味が染み込んでいて美味しかったです。

この料理の何が展覧会コラボなのかというと…

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アントワーヌ・ヴァトー《ニンフとサテュロス》1715-1716年頃

ニンフの白い肌とサテュロスの浅黒い肌の対比をバターライスとルーで表現しているそう。笑う。なにそれ。

東京ミッドタウンのフォトスポット

観賞後に近くの東京ミッドタウンへ行ったら、謎のオブジェがありました。

こういうフォトスポットを見るたびに微妙な気持ちになるのですが、これは映えるの?!?!笑

ちなみにトランプ型カードは会場分はすぐに無くなってしまっていましたが、このオブジェの近くにあるインフォメーションのところにたくさん置いてありました。

ルーヴル美術館展 概要

会期 2023年3月1日(水)〜2023年6月12日(月)
会場 国立新美術館
住所 東京都港区六本木7-22-2
時間 10:00〜18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで
休館日 火曜日 3月22日(水) ※ただし3月21日(火・祝)・5月2日(火)は開館