こんにちは!
今回は、静岡にあるクレマチスの丘を紹介します。
早速見ていきましょう!
目次
クレマチスの丘
チケット
クレマチスの丘の中にいつくかの施設があり、それぞれ入館料がかかります。
オススメは、ヴァンジ彫刻庭園美術館&ベルナール・ビュフェ美術館のお得な2館共通券を購入することで、
4〜10月 大人2,000円、高・大学生1,100円、小・中学生無料
11〜3月 大人1,800円、高・大学生900円、小・中学生無料
です。
前売りは、ヴァンジ彫刻庭園美術館の入館券のみありますが、特にお得でもないので先に購入するメリットはありません。
むしろメルマガに登録して、チケット購入時に200円引きしてもらう方がおすすめです。
詳しくはこちら
送迎バス
三島駅から無料送迎バスが出ています。
さらに、クレマチスの丘からビュフェ美術館まで徒歩15分くらいかかるので、移動はバスまたは車がおすすめです。
詳細はこちら
ロッカー
クレマチスガーデン/ヴァンジ彫刻庭園美術館のチケットセンター隣りと、ベルナール・ビュフェ美術館入口にあります。
音声ガイド
ありません。
写真撮影
庭園など屋外の展示、ヴァンジ彫刻庭園美術館は撮影OKです。
ベルナール・ビュフェ美術館、IZU PHOTO MUSEUM、井上靖文学館の展示室は撮影不可です。
混雑
日曜日に初回の送迎バスに乗って行きました。
バスの座席が8割ほどうまるくらい人が乗っていました。
ほぼ全員がクレマチスの丘で降り、同じルートをたどって鑑賞するので最初だけ混んでいました。
段々と人がばらけてくるので、その後は混雑を感じることは特にありませんでした。
庭園も館内も広く、施設がいくつかにわかれているので、人が密集することもなく、混雑を感じずに楽しむことができました。
所要時間
ヴァンジ彫刻庭園美術館、庭園、ベルナール・ビュフェ美術館で4時間くらいでした。
じっくり鑑賞する場合は、1日は必要なくらいのボリューム感です。
クレマチスの丘 構成
クレマチスの丘は、大きく分けて2つのエリア(クレマチスガーデンエリアとビュフェ・エリア)に分かれています。
エリア間は徒歩15分と結構遠いので、無料のシャトルバスもしくは車での移動をおすすめします。
まずはチケットセンターでチケットを購入します。
その隣には草間彌生の作品があります。
ヴァンジ彫刻庭園美術館
チケットセンターの横に、ヴァンジ彫刻庭園美術館の入り口があります。
ここは、イタリアの現代具象彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジの、世界で唯一の個人美術館です。
ヴァンジさんは、2022年現在91歳です。
この道を進んでいくと…
庭園に出ます。
泣いているようにも、
絶望しているようにも見えますが…
近くで見ると、案外楽しそうな顔をしていました。
イケメンだ…金色のアクセントがすてき。
かわいい〜ぼろぼろだけどかわいい!
指ケガして包帯巻いていました。
後ろ姿もかわいい。
疲れちゃったんでしょうか。
これもなんともかわいい。ゴームリーっぽさあるな。
ガラスの奥を覗くと、誰かいます。
その正体は、後ほどお庭に出た時に確認することができます。
屋外作品、どれもこれも結構劣化していて心配になりました…。
コロナで来場者数が減って、修復費どころか存続すら危ういようで、ついこの間クラウドファンディングをしていました。
とってもステキな場所なので、その集まった資金でなんとか持ちこたえてくれるといいのですが…。
建物の中に入って行きます。
コンクリートからクレマチスが生えている…
わけではありません。須田悦弘さんの木彫の作品です。
見た瞬間に、最近行った直島のベネッセハウスで見た同じ作者の木彫の雑草を思い出して懐かしい気持ちになりました。
このようにヴァンジさん以外の作品も多数飾られています。
ヴァンジ作品の解説が全くなく、ホームページ上にも作品の解説が全く載っていないのが、クレマチスの丘唯一の残念ポイント…。
全てとは言わないので、いくつか解説があるとうれしいな…。
クレマチスの丘近くにある箱根の彫刻の森美術館は作品解説がとっても充実しているので、どうしても比べてしまう……。
小さなバケツの水面に、巨大な花火の映像が流れています。
こちらも直島の李禹煥美術館で見た《関係項ー石の影》という、石の影に映像が投影されている作品を思い出しました。
こちらは触れる美術品コーナーです。
触ると冷たくてすべすべしています。なめらか。
触れる作品の横にあるので間違えて触る人が多そう…。
ヴァンジ作品の影も面白くて見るのが楽しい。
なんだかジョジョみのある彫刻…。
イッセイミヤケの服を着ている人に見えて大好き。おしゃれ。
奈良美智 《Wink Away your tears 》、意味は「まばたきして涙を払いのける」です。
こんなところにも例のお花がありました。
つい先日、公園で鳩に餌をあげていたおじさんの後をこんな感じでたくさんの鳥が追いかけている場面に遭遇しました…。
花柄のワンピースを着ているのかわいい。
建物から外に出ると…
外にも作品がいくつかあります。
クレマチスガーデンにいる人々を眺めています。
クレマチスガーデン
こわいよ…。
きれいなお花たち。
両側から階段を下りることができますが、私は写真奥側から下りたため、本当にとってもびっくりしました…。
横から見るとこんな感じ。
そう、下りると小さな空間があり、なんとそこに等身大の人型の彫刻が置いてあるんです!
彫刻が見える側から下りるのであれば、多少ビックリはしつつも心の準備ができるかと思いますが、逆側から下りると、急に横に彫刻がいることになるのでかなり驚きました。笑
部屋の奥はこんな感じ。
ちょうどクレマチスやいろんな花が咲いている時期に行ったので、お庭が本当にきれいでした。
なんかかわいい。
美術館の入り口付近で後ろ姿だけ見えていた彫刻の姿がここから見えます。
こういう展示楽しくて好き。
本当にきれい…。
バラがたくさん。
都会に住んでいるとこんなにお花を見る機会もないので、最高でした。本物の花の良い匂い…。
最高にステキスポットのひとつ、睡蓮の池。
オタマジャクシやカエルを見るのもいつぶりかな…。
ここは地上の楽園…。
写真を見返しても本当夢のような空間だな…。
この近くに植物のなかに埋もれているジブリみたいなカフェがありました。
植物が多いということは虫も多いので、いいなぁとは思いつつ、お茶はしませんでした。笑
ステキ過ぎません?!?!
庭園を全て見終わり、階段を上る途中にも彫刻が。
ベルナール・ビュフェ美術館
クレマチスガーデンエリアから移動して、ビュフェ美術館に来ました。
虫が苦手なので、屋外彫刻作品こわすぎてあまり直視できませんでした。
館内は撮影不可なので写真はここまで。
ビュフェ美術館まで見る人は少ないのかとっても空いていました。
ビュフェの作品をこんなにたくさん見たことがなかったので楽しかったのですが、明るい画風というわけではないので、人を選びそうな展示だなと思いました。
結構ボリュームありました。
館内に展示してある若い頃のビュフェの写真はとってもイケメンなのに、歳をとったらマフィアのボスみたいな風貌になっていたのには笑った。
ビュフェはこの美術館を気に入っていたようで、生前何度も訪れていたそう。
堀内誠一 絵の世界
館内で、企画展「堀内誠一 絵の世界」が開催されていました。
堀内誠一という名前を知らなくても、「anan」「BRUTUS」などの雑誌を知らない人はいないでしょう。
彼はこういった有名な雑誌のロゴを考えた人です。
そのほかにも本の装丁、ポスターのデザイン、絵本作家など多才なデザイナーでした。
こちらも写真撮影はここまで。
会場内には絵本の原画、彼のかわいい私物(おもちゃやバッグなど)などがたくさん展示されていました。
井上靖文学館
小説家、井上靖の文学館がビュフェ美術館の近くにあります。
初版本や限定本などの希少な書籍、原稿や万年筆といった愛用品を含め、約3000点の資料を所蔵しているそう。
IZU PHOTO MUSEUM
2022年6月現在休館中です。
私の大好きな現代美術作家、杉本博司さん設計の美術館ということで、本当に見たかった…残念すぎる…。
更新が2018年で止まっているので、そこから再開していないということは休館というか実質閉館なんでしょうか…。
カフェ・レストラン
クレマチスガーデンエリアにある「ピッツェリア&トラットリア チャオチャオ」で、もち豚のミートソーススパゲッティとレモンの爽やかなドリンクを頼みましたが、どちらも美味しかったです。
12時手前にお店に行って、名前を書いて30分後くらいに呼ばれました。
予約もできるので先にしておくのもおすすめです。
近くにショップが3つあったのでそこを見ながら時間をつぶしました。
近くに和食の「テッセン」もあり、こちらの方が値段が高めですが、自分たちの番になったら電話で呼び出ししてくれます。
ビュフェ美術館併設のカフェ「TREEHOUSE(ツリーハウス)」でもカレーやシフォンケーキなどの軽食を食べることができます。
ミュージアムショップ
クレマチスガーデンエリアには3つのショップがありました。
「NOHARA BOOKS」では、ヴァンジ彫刻庭園美術館のグッズ(ポストカード、図録、文具など)やアートブックなどがありました。
「フラワーショップ」では、クレマチスなどの苗木や鉢植えがありました。
「ブティック クレマチス」では、クレマチスモチーフの服、バッグ、アクセサリーなどがありましたが、若い人向けのデザインではありませんでした。マダム感。
ビュフェ美術館のミュージアムショップでは、ビュフェのグッズ(ポストカード、バッグなど)だけでなく、他の画家のアートブックや子供向けの絵本、玩具などがありました。