こんにちは!
上野の東京国立博物館で開催中の特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」に行ってきました。
目次
特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」
今回、展覧会史上初めて「鳥獣戯画」全4巻(甲・乙・丙・丁)をまとめて見ることができます!
チケットの価格と入手方法
事前予約制です。
一般 2,000円、大学生 1,200円、高校生 900円です。
詳しくはこちら
検温
入り口であります。
ロッカー
1階入って右側と、受付を通って2階(展示は2階)の左側にあります。
展示室前にグッズ売り場があるため、先に買ってロッカーにしまいたい場合は2階がおすすめです。
音声ガイド
「アラジン」/ジーニー役や「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズ/加持リョウジ役、「ルパン三世」シリーズ/銭形警部役などで、活躍中の、声優・山寺宏一さんと、「機動戦士ガンダムOO」/マリナ・イスマイール役、NHK連続テレビ小説「エール」にも出演した恒松あゆみさんの音声ガイドがあります。
料金は600円です。
写真撮影
撮影不可ですが、同じチケットで入れる常設展は、ほぼ全て撮影可能です。(撮影不可な場合はマークがついています)
混雑
土曜日の朝一、9時の回で8時40分くらいに並んで入りましたが、次の回(9:30)の人が入ってくるまでは空いていて、甲巻の動く歩道も待ち時間0分そのまま何度でもループできました。
かなり快適でかなり最高だったので、今後チケットを取る予定の方は、早起き頑張って最初の回を取ることを強くオススメします。
最後にもう一度甲巻見ようかな〜と10時くらいに行ったら、結構な行列が出来ていて退散しました…。
9時に入って、9時20分くらいまで甲巻ループ(&売り切れる場合と混雑回避のためどうしてもほしいグッズを先に購入)して、その後の展示をじっくり見て回ると、混雑に巻き込まれずに済むかもしれません。
攻略ポイント
なによりも混む前に「甲巻」を見ることが大事なので、第1会場入ったら、歩く歩道まで立ち止まらずに行くのがオススメです。
というのも、歩く歩道までのちょっとした前置きのような展示にかなりの人が群がっていたので、『鳥獣戯画』の予習は家でしておき、まず「甲巻」を見てから、後で最初の展示を見ると混雑に巻き込まれません。
鳥獣戯画展 構成
第1章 国宝 鳥獣戯画のすべて
『鳥獣戯画』は誰が何のために描いたのかよくわかっていない謎の絵巻物です。
ここで説明すると長くなるので、興味のある方はこちらで詳しく解説しています↓
甲巻:1番人気:動く歩道
「鳥獣戯画」と聞いて、ほとんどの人が思い浮かべるのが「甲巻」のシーンですね。
諸説ありますが、日本最古のマンガだとも言われています。
甲巻についての全解説はこちら↓
大人気の「甲巻」は、今回「動く歩道」となっていましたが、遠目で見たら、歩道止まってる??っていうくらいゆっくりで、見やすかったです。
せわしなく終わるようなスピードではなく、それなりにじっくり見ることができます。
並び直せば何度でも見ることができます。
うさぎやさるの水遊びや、うさぎとかえるの相撲や、動物たちの祭りなど、動物たちが人のマネをしている姿が描かれています。
乙巻:16種類の動物が登場
乙・丙・丁巻は同じ部屋にどーん!と展示されています。
ここ、動く歩道じゃないし混雑するんじゃないの〜?と思っていましたが、全然そんな事もなく、ゆっくり見ることが出来てよかったです。(時間帯によるとは思いますが)
乙巻は、動物を描くときの手本か、寺で子供たちが学ぶときに使われた動物図鑑だったのではないかと考えられています。
丙巻:昔の遊び
丙巻は、線の太さや描き方から、甲・乙巻とは違う人が描いたと考えられています。
描かれた時代も鎌倉時代だといわれています。
人が遊ぶ様子が描かれた前半と、動物が遊ぶ様子が描かれた後半とでわかれています。
これ、実は表裏に描いてあったものを、あるときに剥がしてつなげたことがわかっています。
なので、前半と後半で内容が全く違うんだそう。
丁巻:ギャグ漫画
絵の雰囲気からして異色な丁巻は、いろんな「人」が描かれており、ギャグ漫画のような世界が広がっています。
第2章 鳥獣戯画の断簡と模本
甲巻は、23枚の絵がつなぎ合わされています。
なぜバラバラにしたのかというと、絵巻物だと、好きな場面を見たいと思った時に、パッと見ることができなかったため、場面ごとに切り取って、本のようにしていたからです。
問題は、バラバラにしたことで、順番がわからなくなってしまいました…。
鳥獣戯画断簡(MIHO MUSEUM本) 平安時代・12世紀
バラバラにしたときに抜けてしまった絵(断簡)を見ることができます。
第3章 明恵上人と高山寺
《明恵上人坐像》は、寺外での公開は28年ぶりです。
CTスキャナーを使った調査で、像の内部に、巻物が納められていることがわかったそう!こういう話、すごいワクワクする!
ちなみに明恵上人坐は、自分で右耳を切っています。ゴッホと明恵上人坐くらいでしょうね…。
何ともいえぬ可愛さ…
ミュージアムショップ
特設ショップは第1会場と第2会場の間にあります。
基本的に混んでいますが、波があるので、空いているなと思ったら先に購入するのがおすすめです。
ちなみにチケットを持っていないとショップには入ることができません。
ポップでネオンな図録と、鳥獣戯画の4巻がそのままマスキングテープになったアイテムが何といっても最高に良い…!(行く前のエゴサで、甲巻のマスキングテープが売り切れとのことでがっかりしていましたが、私が行った時にはたくさんありました。なので売り切れていても定期的に入荷しているのか、1日の販売数の上限があるのかもしれません)
他にもクリアファイル、トートバッグ、ポストカードなど種類豊富です。
ピンバッジ大好きなので似たようなものを2つ購入しました。かわいい…。
すみっコぐらしやミッフィーとのコラボ商品(ポストカードやトートバッグなど)もあります。
詳しくはこちら
カフェ&レストラン
平成館ではなく、東洋館にですが、「ホテルオークラレストラン ゆりの木」が限定メニューで営業しています。
土日でも空いていそうでした。
「カフェ ゆりの木」と「ホテルオークラ ガーデンテラス」は休業中です。
鳥獣戯画展 概要
会期:2021年4月13日~5月30日
会場:東京国立博物館 平成館
住所:東京都台東区上野公園13-9
問合せ:050-5541-8600
休館日:月(ただし5月3日は開館)
料金:一般 2000円 / 大学生 1200円 / 高校生 900円 / 中学生以下無料 ※事前予約制(日時指定券)