こんにちは!
今回は、ターナーの描いた味のある人物画を紹介します!
早速見ていきましょう!
ターナーが描いた人物画
ターナーといえば、壮大な風景画!というイメージが強いのですが、実は人物画も描いています。
描いているのですが、これがなんとも味のある……
《自画像》1791-1793年
何これ誰を描いた絵なんだろう…って思って題名見たら自画像でした。(笑)
いろいろどうしたの…
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー《自画像》1799年頃
ターナの有名な自画像ですが、この絵の説明でよくあるのは「かなり美化して描いた」です。(笑)
嫌だな〜…もし自分が画家で、死んでからそんな説明が自画像についたら。(笑)
《ジェシカ》1830年
ジェシカというのは、シェイクスピアの喜劇『ヴェニスの商人』の登場人物です。
本当はレンブラントみたいに描きたかったそう(というか本人はそのつもりで描いたはず…)ですが、まぁ違いますね…。
《2つの横たわる裸婦》1828年
なんかもう人描くの苦手だったんだろうなって感じで…。
《もたれかかるヴィーナス》1828年
ターナーがイタリアに行ったときに、ウフィツィ美術館でティツィアーノの《ウルビーノのヴィーナス》を見て影響を受けて描いたのでしょうか。
《聖家族》1803年
ティツィアーノの《聖ペテロ殉教者》(破壊されて現存せず)に影響を受けて描いたと考えられています。
聖家族というのはイエスとマリアとヨセフのことなのですが、ヨセフがなんか落武者っぽさあるな…。
《取り持ち女、または、ホロフェルネスの頭を持つユディト》1828年頃
ティツィアーノ風に描いたそう。
若い女性の後ろにいる人物は、通常、老婆が描かれるのですが、この絵では、もはや髭の生えたおじさんでは?なんて言われている作品です。(笑)
《手紙を持った2人の女性》1830年
こちらも《ジェシカ》同様、レンブラント風に描いた(つもりの)絵です。
《ヴァン・ダイクの衣装を着た女性》1830-1835年
ターナーのパトロンであり、イギリス最大の貴族エグリモント卿の屋敷にある、ペットワースのコレクションで、ヴァン・ダイクの肖像画を見て、真似して描いたよう…。
ヴァン・ダイクは、肖像画家としてとっても成功したイケメン画家です。
風景画は本当にどれも素敵で素敵で素敵なのに、人物画はどれも「おぉ…」って思うくらいにはヘタなところがまた魅力的。なんか気になって見ちゃう。(笑)