こんにちは!
今回は、レンブラントの自画像についてです!
早速見ていきましょう!
レンブラントの自画像
レンブラントは、約40年間で、約50点の絵画、32点のエッチング、7点のドローイングを含む100枚の自画像を描きました。
これほどまでに自画像を描いた画家は、後にも先にも彼しかいません。
そもそもレンブラントが生きた時代は、好きな絵を描いて欲しい人が買うというスタイルではなく、依頼された絵を描くことが主流でした。
通常、画家の自画像が欲しい人なんていないので、こんなに描くことはありません。
なぜたくさん自画像を描いたのか
なぜレンブラントが何回も自画像を描いたのか、当時の資料にそれを証明するものはありません。
レンブラントがナルシストだったというよりも、構図や表情の描き方など、絵の研究のため、モデルを使うとお金がかかるので、自分の顔を描いていたという説。
顧客に売り込むために、自分がいかに特徴をとらえるのが巧いかを示すために描いた説。(顧客がその自画像とレンブラント自身とを見比べることができる)
自画像は絵筆による自叙伝だったという説。
これは、自身の変わりゆく外貌だけでなく、人生における精神的な変化も絵として記録しようとしたということです。
さらに、肖像画家として有名になったレンブラントの自画像を欲しがる人もいました。
自画像を描いた理由は1つではなく複数あるのかもしれません。
20代
《自画像》1628年頃
《笑うレンブラント》1628年
《自画像》1629年
《自画像》1629年頃
《自画像》1629年頃
《自画像》1629年
《自画像》1630年
《若い男としての自画像》1630-1631年
《オリエンタル衣装の自画像》1631年頃
《自画像》1632年
《自画像》1634年
《ベルベットのベレー帽の自画像》1634年
レンブラント・ファン・レイン《酒場のレンブラントとサスキア(放蕩息子)》1635年
30代
レンブラント・ファン・レイン《34歳の自画像》1640年
《フラットキャップの自画像》1642年
《帽子と2つのチェーンを身に着けている自画像》1642-1643年
40代
《自画像》1645-1648年
《大きな自画像》1652年
50代
《小さな自画像》1657年頃
《自画像》1658年
《自画像》1659年頃
《自画像》1660年
《使徒パウロとしての自画像》1661年
《自画像》1665年
60代
レンブラント・ファン・レイン《ゼウクシスとしての自画像》1668年頃
《自画像》1669年
《自画像》1669年