マーベルのヒドラの元ネタはギリシャ神話の怪物ヒュドラだった?ヒトラーとの関係は?超解説!

こんにちは!

今回は、MARVELに登場する悪の組織「ヒドラ」とギリシャ神話の怪物の関係性について解説します。

早速見ていきましょう!

マーベルに出てくる「ヒドラ」とは?


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マーベルの世界に登場する「ヒドラ」は、元ナチスの極秘科学部門だった秘密結社です。

骸骨の口から6本の触手が出た蛸のようなマークがシンボルです。

「頭を一つ切り落としてもそこから二つ生えてくる」をモットーに、構成員は両腕を突き上げ「ヒドラ万歳!」の掛け声と共に敬礼します。

キャプテン・アメリカやバッキーとのストーリーで登場したほか、最近だと『ワンダ・ヴィジョン』にもチラチラチラチラ登場していましたね!

この「ヒドラ」、実は元になった怪物がいるんです!

ギリシャ神話の怪物ヒュドラ

どんな怪物?

ギュスターヴ・モロー《ヘラクレスとレルネのヒュドラ》1876年

ヒュドラは、ギリシャ神話に登場する怪物です。

巨大な胴体に9つの首を持つ大蛇の姿をしており、中央の首(不死)以外の8つの首は倒すことが出来るけれども、すぐに傷口から新しい2本の首が生えてくる、不死身の生命力の持ち主でした。

ヒュドラは、猛毒の恐ろしさでも有名で、ヒュドラの毒を含んだ息を吸っただけで人が死ぬほどでした。

またヒュドラが寝た場所は猛毒が残っているために、その場所を通った者は苦しんで死ぬことになります…。

しかも猛毒は解毒することが出来ないため、死ぬ以外の選択肢がありませんでした。

ヘラクレスが退治

アントニオ・デル・ポッライオーロ《ヘラクレスとヒュドラ》1475年頃

レルネーという沼地に住んでいたヒュドラは、人里を荒らしまくっていました。

そこへヘラクレスが退治にやって来ましたが、首を棍棒で叩き潰しても、傷口からすぐに2つの首が再生し、倒せば倒すほど首が増えてしまいました…。

フランシスコ・デ・スルバラン《ヒュドラと戦うヘラクレス》1634年

そこでヘラクレスは、甥のイオラオスに助けを求めたところ、「首の傷口を松明の炎で焼いたら?」と言われ、その通りにすると、首の再生が止まりました。

ルーカス・クラナッハの工房《ヘラクレスとヒュドラ》1537年以降

しかし、真ん中にある不死身の首だけは、そのワザが効かないため、まず首を切って、巨大な岩の下敷きにして倒しました。(不死身なのにこんな簡単に死ぬのなんで…)

そしてヒュドラはうみへび座となりました。

ちなみにこのとき、ヘラクレスのことが大っ嫌いで死んでほしいと思っていた女神ヘラが、ヘラクレスの足を切らせるために化け蟹のカルキノスを送り込んでいました。

しかし、ヘラクレスに踏まれてあっけなく死んでしまい、この蟹がかに座となりました。

戦いの後、ヘラクレスは、ヒュドラの猛毒を自分の矢に塗って、最強の武器を作りましたが、最終的には、自分もこの矢の毒で命を落とすことに…。

その他の作品

トゥッサン・デュブルイユの工房《レルネのヒュドラを殺すヘラクレスに扮したヘンリー4世》1600年

グイド・レーニ《レルナのヒュドラを退治するヘラクレス》1617-1620年

ピーテル・パウル・ルーベンス《マリー・ド・メディシスの生涯:完全なる和解》1600-1625年

ギュスターヴ・モロー《ヘラクレスとレルネのヒュドラ》1876-1880年

ナチスの勲章にも使われていた?

パルチザン掃討章

パルチザン掃討章は、第二次世界大戦中にナチス・ドイツが制定した戦功記章です。

ハーケンクロイツの剣がパルチザンを表すヒュドラに付き刺さったデザインです。

パルチザンというのは、ナチスに逆らう人々の総称で、何度でも出没する彼らを、何度でも再生するヒュドラにたとえています。