こんにちは!
大阪・関西万博2025 イタリア館に行ってきました。
詳細レポをお届けします!
※ネタバレあり
イタリア館
イタリア館や館内の作品についての解説はこちら↓

数ヶ月前にイタリア館公式アプリから予約してあったので、サクッと入ることができました。
予約なしの場合は6〜8時間並ぶ必要があります…。
ちなみに予約時間1分前でも入れません。必ず予約時間以降に行く必要があります。
予約時間以降であれば遅れてもいつでも入れるようでした。私も少し遅れて入りました。
予約の入り口は↑「イタリア」の文字の近くです。

私は1時間くらい館内に滞在しました。結構ゆっくり鑑賞した方だと思います。ほとんどの人はちらっと見たらどんどん先へ進んでいたので30分くらいで見終わっていそうな感じ。
本当はもっとじっくり鑑賞したかったけど、入ったのが夕方で足腰が疲れていて早く座りたい…という感じで無理でした。

入るとコロッセオみたいなオブジェがあり、映像が流れていました。

隈研吾×ガラス工房サルヴィアティ《dieXe》です。
このエリアにスタンプ台もあるので、押したい方は見逃さないように注意。スタンプもそこまで並んでいませんでした。

次のエリアが映像のため、ここで並んで次の上映を数分待ちます。

ミニシアター内には椅子があるので好きな席に座ります。

私は待機列のほぼ最初らへんだったので、前列に座ることができました。

ここでイタリア紹介の数分の映像を見ます。すると…

全面のモニターが少しずつ動き始めました!

どんどん開いていきます。すごい〜!

ここを通って次の展示室へ移動します。

ファルネーゼのアトラスです。

360度ぐるぐる鑑賞。


自分の星座を必死に探すもよくわからず。


マントのひだもすごいね。マロンシャンテリーみたい。


頭上にはアルトゥーロ・フェラリンの飛行機(SVA9型機再現)。

ミケランジェロ《キリストの復活(第一稿)》です。



本当に左頬に黒い筋がある!
彫っていたらこれが出てきてミケランジェロは嫌になってしまって作品制作を放棄しています。なので像を完成させたのはベルニーニだと言われています。
ちなみに展示位置的にこの左頬は鑑賞しづらい感じでした。頑張って回り込むとなんとなく見えます。

手足に釘跡、胸に槍傷もしっかりあります。


ドメニコ・ティントレット《伊東マンショの肖像》です。


屋上へ行く途中に見えるVIPルームに伊東マンショの衣装を再現したものが展示してありました。

絵の裏面にも注目。

オリアナ・ペルシコ《pneumOS》です。呼吸しているかのように膨らみます。


手前のモニターを指で動かすと、奥のモニターも連動して動きます。

ヤゴ《循環器系》です。全部写真を撮って繋げるとパラパラ漫画のように心臓が動きます。


ボッチョーニ《連続性の中の唯一の形態》です。アーティゾン美術館にもありますね!

ジャコモ・バッラ《ボッチョーニの拳の力線》が、ボッチョーニの像の隣にあります。
バッラはボッチョーニの師匠です。


世界初公開の2026年ミラノ・コルティーナ冬季オリンピック 聖火トーチです。

次の部屋へ移動すると、暗闇の中にカラヴァッジョ《キリストの埋葬》が展示してあります。

説明の絵がかわいい。

イタリア館、外にもたくさん人が並んでいるし、さぞ館内も大混雑なんだろうな…と思って行きましたが、意外と中はゆとりがあって空いていました。
↑こんな感じで、目玉のカラヴァッジョの展示の前も少し待てば誰もいなくなるくらいの混みです。
東京の人だらけの展覧会ばかり行っているからか、どの展示も空いていて見やすい〜快適〜と思いながら鑑賞できました。タイミングが良かっただけかもしれませんが。
今思えば、花火の時間が近かったので、他の時間帯より人の流れが早かったのかも。

やっぱりカラヴァッジョはいいね。この絵を見るために万博へ来たので感無量。行って良かった!




暗闇の中にひっそりと飾ってあるのはなぜ。ライトとかも特に当たっていないので、気づかない人もいるのでは。
このカラヴァッジョの部屋からアトラス像のいる部屋へは自由に戻れそうな感じでした。
カラヴァッジョ以降の部屋から前の部屋には戻れなさそうな雰囲気。

お次はこれまたとっても狭い場所に飾られていたペルジーノ《正義の旗》。

細い通路の奥に飾ってあって、列に並んで写真を数枚撮ったら退かないといけない感じでゆっくり鑑賞することはできません。

ただこの列も、全然誰も並んでいない時、ば〜っと人が並んでしまう時、どちらもあるのでタイミングによっては少しゆっくり鑑賞できるかも。



頭だけ天使、羽多めは最上位の天使です。あまりにも怖すぎる。


白マスク、白衣のシュール方々は、この絵をペルジーノに依頼したペルージャの「正義の兄弟会」の会員のみなさんです。

顔を覆うのは「謙遜と無名性(身元を伏す)」のしるしで、慈善や贖罪の行(鞭打ちなど)を個人の功績にしないための慣習なんだとか。



ペルジーノ《正義の旗》の向かいにはレオナルド・ダ・ヴィンチ《アトランティック手稿》が2枚展示してあります。
事前調べによるとここがかなり並ぶとあったので、覚悟して行きましたが、全然並んでいませんでした。すぐ鑑賞できました。でも鑑賞時間は一瞬なので特にこれという記憶は残っていません。笑

周りの照明を落としているし、手稿は小さいし、でもそこまで近づいて鑑賞することもできないし、じっと立ち止まって見る時間もないので、なんか書いてある紙あるなってくらいでした…。

巨大モニターで映像が流れていました。テクノロジー系の内容かな?疲れていたのであまり見ず移動してしまいました。



屋上への階段の途中から見えたVIPルーム。


屋上に到着しました!

イタリアちゃん!かわいい。屋上もほとんど人がいませんでした。本当に全部空いてる…。

フランチェスカ・レオーネ《No Name》です。想像以上の大きさ。


夜景がきれい。


夜の大屋根リングもきれい!

屋上の展示を見終わったら、階段を下がってショップへ。
この階段の近くにレストランがありました。店内は空いているように見えましたが、もちろん大人気なのでフラッと入れるわけではありません。

上りで使った階段とは別です。天井にもおしゃれなアート。

ショップも空いていました。でもグッズもほとんど売り切れている感じでした。
カラヴァッジョの小冊子みたいなの記念に買いたかったな…。

ジュリオ・チンティ《カノポ》が出口付近にありました。

この付近にキッチンカー?みたいなものがありました(もちろん混んでる)。

ライトアップされたイタリア館もいいね!楽しかった〜!

イタリア館出たくらいから花火が丁度始まりました!すご〜〜い!