六本木クロッシング2025展の感想と完全ガイド!

六本木の森美術館で開催中の「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」に行ってきました。

六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠

見応えのある展示が盛りだくさんで、全部が刺さらなくても「これは面白い!」と思える作品が見つかるのでは?そんな展覧会でした。

チケットの価格と入手方法

日時指定制です。平日、休日、当日窓口購入、オンライン予約かで値段が変わります。

土日祝オンライン予約の場合

一般2,200円、高・大学生1,500円、中学生以下無料です。

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ロッカー

展覧会入場口の近くに100円返却式ロッカーがあります。

音声ガイド

スマホのアプリで聞く無料の音声ガイドがあります。

AIを搭載した次世代の美術館体験プラットフォーム「ARTLAS」の音声ガイドです。

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写真撮影

ほとんどの作品が写真・動画撮影(1分以内)OKです。

混雑

土日の朝イチ10:00に行きましたが、空いていました。

11:30くらいまで会場内にいましたが、時間とともに若干人が増えたかな?程度で混むことはありませんでした。

六本木クロッシング2025展 構成

第1章 さまざまな時間のスケール

個人の体験から家族や歴史の時間へ。大きさの異なる「時間」がどう重なり合うかを考えさせる作品が集まります。

ケリー・アカシ

家族の記憶を手がかりに、ガラスや金属で彫刻を作ります。

身近な思い出が、長い時間の流れに組み込まれていく様子を静かに見せます。

廣 直高

ロープや染料、オイルパステルを使い、身体に制約を課して描く新作を発表。思い通りにいかない体と絵のズレが、今ここにいる実感を生みます。

沖 潤子

細かな刺繍を何層にも重ね、布に宿る家族の記憶をたどります。手仕事の積み重ねが、過去と現在を結び直します。

桑田 卓郎

日本の陶芸の技を大胆に取り入れ、色鮮やかな大きな作品へと更新。

土や釉薬に潜む「焼成の時間」を、現代の形に変換します。

庄司 朝美

身体の輪郭や手の動きをモチーフにした絵画。私たちの経験の土台である「からだの時間」を思い出させます。

第2章 時間を感じる

時計では測れない、ゆっくり伸び縮みする時間を体で感じるセクションです。

A.A.Murakami

霧や光、シャボン玉を使う大型インスタレーション《水中の月》を発表。空間に入ると、時間がゆっくり広がっていくのを体感できます。

ガーダー・アイダ・アイナーソン

映画やニュースに出るクローズド・キャプション(音を文字で示す字幕)を絵画化。音が止まり、感情が画面にぎゅっと凝縮されます。

細井 美裕

人が集まる場所の声や環境音を使ってサウンド作品を制作。日常に潜むいろいろな「流れ方の時間」を耳で確かめられます。

和田 礼治郎

ガラスと金属の箱の中にブランデーを満たした立体《MITTAG》。水平な液面が、永遠と刹那、無限と有限といった時間の考え方を静かに問いかけます。

荒木 悠

鑑賞者の感覚をゆっくりにする映像作品。言葉や記憶をめぐる思考の時間を取り戻させてくれます。

ズガ・コーサクとクリ・エイト

段ボールなど身近な素材で六本木駅の出口を再現。

保存を前提としないつくり方で、消えていく時間の本質を示します。

展覧会帰りに↑と同じ場所で写真を撮ってみました↓

第3章 ともにある時間

歴史の時間が今も続いていること、協働の時間が関係を生むことに目を向けます。

アメフラシ

草鞋や箒づくりなど地域の仕事を、ワークショップでつなぐプロジェクト。時間をかけて文化を引き継ぐことが作品になります。

ひがれお

観光土産として作られてきた琉球人形を手掛かりに、沖縄に重なる歴史や文化の継承のあり方を見直します。

金 仁淑

特定のコミュニティと長期で関係を築き、共同で映像を制作。理解は一度ではなく、続ける時間の中で生まれることを示します。

北澤 潤

戦闘機「隼」がインドネシア独立戦争で再利用された史実から着想。現地の凧職人と実寸の「隼の凧」を作り、戦争の記憶を手仕事で現在に結びます。

宮田 明日鹿

手芸を通じて人が集まり、話し、記録していく「手芸部」を運営。作家が不在でも続くコミュニティが「生きたアーカイブ」になります。

Multiple Spirits

ZINEの編集と発行で、フェミニズムの視点から歴史を読み直します。資料とことばで、忘れられた声をいまの場に呼び戻します。

第4章 生命のリズム

人間や動物、土地、気候など、世界のさまざまな存在が自分のリズムで時間を刻むことを感じさせます。

木原 共

AIを使った人生のシミュレーション作品。

誰かの人生をプレイすることができます。体験に10分くらい時間がかかるので、空いていたらすぐプレイした方がいいです。

シュシ・スライマン

尾道の空き家の屋根瓦を粉にして顔料にし、インスタレーションへ。瓦が運ぶ「土地の記憶」が、過去と現在をつなぎます。

キャリー・ヤマオカ

拘留所や収容所の地名をアルファベット順に並べた写真作品などを展示。強制移住や監禁の景観を地図のように可視化し、忘れられがちな歴史を思い出させます。

マヤ・ワタナベ

永久凍土から現れたマンモスを極端に近い距離で撮影。人類の歴史よりはるかに長い時間を、静かな映像で感じさせます。

ミュージアムショップ

図録(行った時点では予約)、ポストカード、ペン、メモ、トートバッグ、クラフトビール、展覧会で作品を展示しているアーティストの作品やグッズなどがありました。

カフェ&レストラン

52階に、Cafe THE SUNと、Restaurant THE MOONがあります。

六本木クロッシング2025展 概要

会期:2025年12月3日~2026年3月29日
会場:森美術館
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00~22:00(火、12月8日は~17:00、12月30日は~22:00)※入場は閉館30分前まで
休館日:会期中無休