草間彌生「INFINITY」展の感想と完全ガイド!@エスパス ルイ·ヴィトン大阪

こんにちは!

今回は、エスパス ルイ・ヴィトン大阪で開催中の草間彌生「INFINITY- SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION」展に行ってきました。

早速見ていきましょう!

草間彌生「INFINITY- SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION」展

入場料

無料です。

写真撮影

写真撮影OKです。

混雑

平日、15時頃行きましたが、空いていました。

心斎橋のルイ・ヴィトンへ。ショップとギャラリーは入り口が別です。

お店の方に聞けば教えてもらえますが、↑の「LOUIS VUITTON」の文字の下らへんにギャラリー直通のエレベーターがあるのでそれに乗ります。

草間彌生は1929年生まれ。1950年代末に渡米し、網目模様でキャンバスを埋め尽くす「ネット・ペインティング」で鮮烈なデビューを飾りました。

その後、ソフト・スカルプチャーや鏡を用いたインスタレーション、電飾を使った空間作品など、さまざまな素材と手法で創作を展開。常に新しい表現を切り開き、国際的に高く評価されてきました。

エスパス ルイ・ヴィトン大阪での展覧会では、初期の実験的な作品から近年の新作までを網羅。

草間を象徴する“水玉”のインスタレーションをはじめ、「無限の網」や「ドッツ」シリーズなど、反復と拡張の美学に貫かれた作品群が展示されています。

草間の創作の根底には、幼少期からの幻覚体験が深く関係しています。10歳頃、花柄で覆われた室内が無限に広がり、自身もその中に飲み込まれていくような幻視を経験しました。

この体験が後の作品に繰り返し現れる「反復」の原点となります。

草間はこうした恐怖や不安を創作へと転化し、自身の制作を「自己治療(セルフセラピー)」と呼びました。

無限に広がるドットや網のモチーフは、心の混乱や強迫的な感情を可視化すると同時に、それを鎮める手段でもあります。

草間にとって「無限(INFINITY)」とは、終わりのない自己との対話であり、恐怖と希望が同居する創造の原点です。

本展では、初期の実験的な作品から近作までを通して、草間がいかに自らの内面と世界をつなぎ続けてきたのかを感じ取ることができます。

ルイ・ヴィトン。

本展の見どころのひとつが、《無限の鏡の間—ファルスの原野(または フロアーショー)》です。

靴を脱いでスリッパを履いての鑑賞です。制限時間は1分だったかな?

鏡を用いた「無限の鏡の間」シリーズの第1作であり、草間芸術を象徴する重要作です。

室内に無数の水玉状の形態が広がり、鑑賞者は自身の姿が無限に反射する空間へと誘われます。

ショップにも作品あり

ギャラリーとは別、ショップにも作品が置いてあるので見逃し注意!

巨大南瓜可愛すぎる。

ギャラリーもショップの店員さんも優しすぎてびっくり。南瓜を見ていたら、南瓜と一緒に写真まで撮ってくれました。さすが人情の街、大阪。

草間彌生「INFINITY- SELECTED WORKS FROM THE COLLECTION」展 概要

会期:2025年7月16日(水)〜2026年1月12日(月・祝)
会場:エスパス ルイ・ヴィトン大阪
住所:大阪市中央区心斎橋筋2-8-16 ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋 5F
開館時間:12:00〜20:00