こんにちは!
上野の国立西洋美術館で開催中の「パリ ポンピドゥーセンター キュビスム展─美の革命 ピカソ、ブラックからドローネー、シャガールへ」に行ってきました。
キュビスム展─美の革命
約40人のアーティスト、約140点の作品が大集結しています!フォトスポットがかわいい。
チケットの価格と入手方法
一般2,200円、大学生1,400円、高校生1,000円です。
詳しくはこちら
ロッカー
入り口入って右のロッカーに預けるのがおすすめです。
展示室の前(下の階)にもロッカーがあります。
音声ガイド
声優の三木眞一郎さんと伊駒ゆりえさん、山田五郎さんの音声ガイドを借りることができます。
650円です。
写真撮影
一部を除き写真撮影OKです。ダメなものにはマークが付いています。
混雑
三連休の初日、土曜日の朝イチ9:30の回で行きました。
15分前くらいに着きましたが50人くらい並んでいました。
第一章の部分は若干混んでいましたが、それ以降はとても空いていました。
軽く1周して9:50くらいに最初のところに戻ってきたときには、第一章の部分は、どの絵の前も人で埋まるくらい、場合によってはたくさんの人が同じ作品の前に集まる感じの混み具合でした。
ですがタイミングによっては空くのでそこまで混んでいる感じでもありませんでした。
キュビスムの絵だからか、じっくり細部を見るというよりもパッと見て次へ移る人の方が多いようで人の流れが早いので、混んでいても比較的鑑賞しやすい展覧会かもしれません。
キュビスム展 構成
そもそもキュビスムってなに?
キュビスムは、物や人を立方体や他の幾何学的な形で表現したアートのことです。
キュビスムの画家たちは、ものを一つの視点からではなく、多くの異なる角度から同時に見せることで、伝統的な「リアルな」表現を打破しました。彼らは、形と色を新しい方法で組み合わせ、観る人に様々な視点から物事を考えさせようとしました。
キュビスムは、20世紀初めにピカソとブラックが生み出した芸術のスタイルでしたが、そんな彼らに影響を与えたのが、セザンヌ、ゴーガン、ルソーなどの作品でした。
本展覧会では、そんなキュビスム先駆者の作品たちから展示が始まります。
撮影不可でしたがルソーのちょっと大きめの絵が来ています。とってもキュート。
1908年頃から、ピカソとブラックはお互いのアトリエを訪ね、2人でキュビスムの研究していました。
ブラックってどんな人?(とってもガタイがいい人だったらしい)
マリー・ローランサンが描いた仲間大集合肖像画。ピカソはどこでしょうか?
ピカソってどんな人?
キュビスムの絵って、見てわかるとおり、写実的な表現ではありません。へたしたら何が描いてあるのかもよくわかりません。今の私たちが見ても不思議に思える表現、彼らが生きていた当時の人々からしたらどれだけ奇抜だったことでしょう。
ということで、キュビスムの表現方法に他のアーティストたちも感化されていきます。
キュビスムの発展に貢献したレジェやグリスの作品もあります。
レジェってどんな人?
中央にあるのが、メインビジュアルにも使われているロベール・ドローネー《パリ市》です。幅4メートルもあります。ということでその左右の絵もかなり大きいです。
下に小さなエッフェル塔があるのかわいい。
おしゃれな香水の広告みたいな絵。
デュシャンが描いたチェスをする人の絵。駒らしきものがいろんな場所に描いてあってかわいい。デュシャンの兄2人の作品も展示されていました。
ちなみにデュシャンは7人兄弟です。大家族。
モンパルナスの集合アトリエ「ラ・リュッシュ(蜂の巣)」には若くて貧しい芸術家たちが集まっていました。
メンバーは、シャガール、ブランクーシ、モディリアーニなどなど。今では世界的な超有名人ばかりです。
シャガールが描いた妻ベラの絵。ベラはシャガールの絵にたくさん登場しています↓
第一次世界大戦が終わり、キュビスムはより平面で簡潔になっていきました。
会場の国立西洋美術館の設計者ル・コルビュジエの作品もありました。
ミュージアムショップ
図録、ポストカード(大判も数種類あり)、マスキングテープ、おしゃれなヨックモック缶、などがありましたが、それよりもグッズの種類が少なくてびっくり。
カフェ&レストラン
「CAFE すいれん」があります。ここのカフェは値段も安いし美味しいから満足度高め。なのでお昼前に行かないと混みます。
今回はパスタコース(2,600円)を注文しました。上のアーティスティックなパスタはトリュフ香る茸のアーリオ・オーリオです。刺さっているのはごぼう。味は薄め。
まずは前菜盛り合わせ。
ミネストローネとパン。
私は、秋鮭のレモンクリームパスタを選びました。味も濃くてクリーミィでおいしかったです。
デザートはティラミス(ココアor抹茶)から選べます。これもクリームがおいしかった!
抹茶の粉少ない…笑。2種類食べ比べましたが、そこまで味に違いはない感じ。
キュビスム展 概要
会期:2023年10月3日~2024年1月28日
会場:国立西洋美術館
住所:東京都台東区上野公園7-7
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:9:30〜17:30(金土〜20:00)※入室は閉室の30分前まで
休館日:月(ただし10月9日、2024年1月8日は開館)、10月10日、12月28日~2024年1月1日、1月9日