こんにちは!
今回は、白金にあるロンドンギャラリー白金で開催中の須田悦弘氏の個展「補作と模作の模索」に行ってきました。
ロンドンギャラリー白金
杉本博司氏が書いた看板が目印です。
この看板の横には新素材研究所の看板もありました。
入場料
無料です。
写真撮影
写真撮影OKでした。
混雑
平日の午後に行きましたが、空いていました。
注意
日・月・祝日はお休みです!
須田悦弘「補作と模作の模索」
銀座のギャラリー小柳で同時開催しています↓
2会場での同時開催の個展ですが、こちらでは主に仏像や神像の「補作(失われた部分を検証してつくり出すこと)」作品が展示されています。
ギャラリーの方がひとつひとつ分かりやすく解説してくれたのでとても楽しめました。ありがたい…。
こちらの像はこの部分が須田さん作です。なじみ過ぎて言われてもわからない。
この狛犬は…
黄色の丸部分が須田さん作です。欠けていた部分を補作しています。
平べったい尻尾がかわいい。
こちらの女性の像は…
ぽろっ…
付け毛だ…。笑
髪型が変わると雰囲気がかなり変わる。丸くて笑ってしまった。髪型大事。
小さくてかわいい像。写真の質が悪くて顔がきれいに写らなかったけどかわいい顔をしていた。
須田さん作の台座。これが木だなんて。
前から見ると普通の像なのに横から見るとぺらぺらに薄い。
体がぱっくり割れているのは経年劣化。
こちらは両手と、
両足、台座が須田さん作です。どれもポロっと取れるのが面白い。
木目がとってもきれいに像とマッチしています。顔の部分なんて木目を書いたんじゃないかってくらい顔とぴったり。すごい。
こちらは手と弓の部分が須田さん作です。手、本当にすごい。あまりにもなじみ過ぎて絶対にわからない。
哀愁漂う背中。
手。シュルレアリスムの展示みたい。
こちらは台座が須田さん作。木には見えない。
光を当てて見ると箔が残っているのがわかります。
壁から生えるお花。
この畳の下の木の部分、よく見ると…
丸と、
三角と、
四角が隠れています。
これは仙厓の「○△□」の絵(図?)が元ネタだそう。かわいい。杉本さんらしいね。
埴輪の馬かわいい!
雑草が生えています。踏んでいるようにも見える。
端っこの方にもさりげなく。
こちら、お花はもちろん須田さん作ですが、なんと下の板もこれだけ須田さん作だそう。笑
杉本さんが選んだ花入れに合う花を須田さんが作っています。
長谷川等伯の掛け軸と、国宝飛青磁花生のコピー品(という言い方でいいのか。偽物という意味ではありません)に須田さん作の梅の花が生けてあります。
コピー品の花瓶と本物ではない花の組み合わせ。
このお花、ギャラリー小柳にもありました。
面白かった〜。解説してもらわないと補作があまりにもなじみすぎて全然わからなかったと思う。須田さんの作品見てるとニコニコしちゃう楽しさがあって好き。
ギャラリー小柳のレポはこちら↓
須田悦弘「補作と模作の模索」 概要
会期 2023年4月8日~6月24日
住所 東京都港区白金3-1-15 白金アートコンプレックス4F
電話 03-6459-3308
開館時間 11:00~17:00
休館日 日、月、祝