こんにちは!
今回は、ダリがデザインしたタロットカードを紹介します。
早速見ていきましょう!
ダリのタロットカード
巨匠サルバドール・ダリがデザインしたタロットカードです。
1970年頃、ジェームズ・ボンド主演の映画「007 死ぬのは奴らだ」(1973年)の小道具として、プロデューサーのアルバート・ブロッコリに、タロットカードの制作を依頼されました。
しかし、ダリ側が提示した金額が、映画の予算に対して高すぎたため、映画に登場することはありませんでした。
Tarot of the Witches Deck/Tarot Cards
代わりにスコットランドの画家ファーガス・ホールが制作したものが、ジェーン・シーモア演じるサイキックの小道具として映画では使用されています。
ダリがデザインしたカードは、1984年、ダリの80歳の誕生日を記念して出版されました。
『タロット・ユニバーサル・ダリ(TAROT UNIVERSAL DALI)』
そしてなんと!現在でも!日本でも!買えちゃうんです!ビックリ。
調べてみるとどうも販売しては廃盤になって、新バージョンがたまに販売されては廃盤になって…を繰り返しているようです。
なので、買えるときに買っておかないと、次いつ出るか分からないので、
早速アマゾンで注文しました。(6000円くらいでした。安くてビックリ)
予想の4倍くらい大きいものが届いて、びっくりして笑ってしまいました。
35㎝くらいあります。
めちゃくちゃ大きい、どこにしまおう…(笑)
ビロードっぼい質感の箱で、高級感があります。
開けるとタロットカードの説明の冊子が入っています。
冊子の中身はこんな感じ。
日本語はありませんが、英語での記載はあります。
ゴールドの箱にタロットカードが入っています。
わくわく…
わ〜〜!!すごい!!ダリだ!!!もはやダリの画集!!!
カードは14㎝くらいのサイズで、78枚あります。
「魔術師」のカードにはダリ自身が登場しています。
ぐにゃりとした時計も描かれています。
カード上部の中央にはスペイン語のタイトル、左右にヘブライ文字と番号、
下部中央には英語のタイトル、左右に番号と占星術のサインが記載されています。
タロットカードの裏表、金色の部分に光沢があって、高級感があります。
「女帝」のカードには、妻ガラが登場しています。
ちなみにガラは、タロットカード占いが大好きでした。
どのカードもクセが強い…
ちなみに上の2枚なんかは、↓の巨匠の有名作品を流用して、新たなヤバみの強い作品が出来上がっていますね!
ドミニク・アングル《トルコ風呂》1862年
アンソニー・ヴァン・ダイク《英国王チャールズ1世の肖像》1635年頃
他にも多数の名画がダリのタロットカードには登場しています。
これはかなり買いな商品だと思うので、美術大好きな人は是非チェックしてみてください!