こんにちは!
アーティゾン美術館で開催中の「ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ」展に行ってきました。
目次
ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ

20世紀前半に活躍したアーティスト・カップル、ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプの作品など約100点を紹介する展覧会です(トイバー=アルプの作品45点、アルプの作品36点、両者のコラボレーション作品7点、計88点含む)。
今回もワンフロアのみの展示です。ボリューム的には物足りない感じはどうしてもしてしまう。
チケットの入手方法

基本的には事前予約制です(1回まで日時変更可)。
余裕があれば当日販売(2,000円)もしていますが、ネットで事前に購入(1,800円)した方が安いです。
大学生まで無料です。
詳細はこちら
ロッカー

100円不要のロッカーです。
ロッカールームすらかわいい。
音声ガイド
展覧会用の音声ガイドはありませんが、アーティゾン美術館所蔵作品の一部はスマホにダウンロードして聞くタイプの無料の音声ガイドがあります。
音声を聞きたい場合はイヤホン必須ですが、音声と同じ内容がアプリ内に文章で書いてあるので、それを読む場合は不要です。
写真撮影
写真撮影OKです。
混雑状況
土曜日の朝イチで行きましたがとっても空いていました。
段々と人が増えていきましたが、それでもかなり少ない感じでちょっとさみしい。
ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ 構成
ゾフィー・トイバー=アルプ:応用芸術から前衛芸術へ

1889年生まれ。テキスタイル・デザイナーとしてキャリアをスタート。

幾何学的抽象を追求し、家具デザインや建築、絵画など多岐にわたる作品を制作。

当時、女性が活躍できた応用芸術から前衛芸術の最前線へ進出し、新しいキャリアの可能性を切り開きました。















ジャン・アルプ:多彩な前衛を行き来

1886年生まれ。青騎士やダダ運動に参加。

シュルレアリスムや抽象芸術を行き来しながら、コラージュ、レリーフ、彫刻などを制作。

1930年代以降は有機的な形態を特徴とする彫刻作品で知られるように。





アーティスト・カップルとしての影響

二人はそれぞれの分野で活動しながらも、互いに影響を与え合い、デュオとしての作品も制作。





1943年に事故でゾフィーが亡くなった後も、その作品はジャンに影響を与え続けました。
本展では、夫婦としての創作の可能性や、当時の女性アーティストの立場、芸術のジャンル間のヒエラルキーについても考察しています。




それぞれの代表作品
ゾフィー・トイバー=アルプ

《さまざまな要素のある垂直—水平の構成》(1919-1938年頃)

《パッチワークのズボン》(1924年頃)
ジャン・アルプ

《貝殻—帽子》(1965年)

《花の頭部をもつトルソ》(1924年)

展覧会の見どころ

ゾフィーの作品は、日本では紹介される機会があまりありませんでした。今回の展覧会では、20世紀抽象芸術の先駆者としての活動を包括的に紹介しています。

またジャンの表現が20世紀美術にどう関わり、現代にどう受け継がれているかを幅広く紹介しています。

カップルとしての創作の可能性や、当時の女性アーティストの立場を考える貴重な機会です。
ミュージアムショップ
図録、ポストカード、クリアファイル、トートバッグ、レザーキーホルダー、グラス、バンダナ、マグネット、ポスターなどがありました。
カフェ&レストラン
ミュージアムカフェは、予約していないと入れない日もあるので事前予約◎
今回はCコース(前菜+パスタ+メイン+デザート)5200円を選択。

私が前菜として選んだのは「ホワイトアスバラガスの冷製スープ」です。ホワイトアスパラガスとクリームがよく合う。
パンは3種類、おかわりできます。

「蕪とリュバーブのタタン りんごと文旦のサラダ」はこんな感じ。フルーティーなお味。

パスタは「仔牛の白いボロネーゼ スパゲッティ」。安定のおいしさ。

メインは「ホロホロ鳥のロティ ブールノワゼットバルサミコソース」。お肉しっとりやわらか、焦バターソースがおいしい。

デザートは「苺とライムのミルフィーユ」。サクサクのミルフィーユとカスタード、苺、クリーム、あとチョコレートバー?みたいなものが中に入っていて食感が楽しかった。もちろんおいしい。
アーティゾンのカフェはお皿もどれもかわいくてとてもいい。この石みたいな厚みのあるプレート、私も買おうかと思ってしまった。
大満足のランチでした。おすすめです!
ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ 概要
会期:2025年3月1日(土)〜6月1日(日)
住所:東京都中央区京橋1-7-2
開館時間:10:00〜18:00(金曜日は20:00閉館)
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(5月5日(月・祝)は開館)、5月7日(水)