こんにちは!
六本木の国立新美術館で開催中の「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡」に行ってきました。
目次
ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡
ルートヴィヒ美術館から152点の作品が来日しています!
チケットの価格と入手方法
事前予約制です。
一般 2,100円、大学生 1,400円、高校生 1,000円です。
詳しくはこちら
ロッカー
至る所にあります。
音声ガイド
トラウデン直美さんが音声ガイドを担当しています。
料金は600円です。
写真撮影
会場内は写真撮影不可ですが、カーチャ・ノヴィツコヴァ《近似(ハシビロコウ)》のみ撮影可能です。
看板のようなペラペラの作品でした。
混雑
土曜日の朝イチ、10時の回で15分前くらいに並び、前には10人くらいいました。
その後もそこまで人が増えることもなく、少し早めに開場となり、中へ入りました。
1時間半くらい会場内にいましたが、若干人が増えたなという程度で基本的に空いていて、かなり見やすかったです。珍しいな…。
ルートヴィヒ美術館展 構成
序章 ルートヴィヒ美術館とその支援者たち
オットー・ディクス《ヨーゼフ・ハウプリヒ博士の肖像》1951年
ルートヴィヒ美術館は、弁護士のヨーゼフ・ハウプリヒと、
アンディ・ウォーホル《ペーター・ルートヴィヒの肖像》1980年
ルートヴィヒ夫妻のコレクションがもとになっています。
1 ドイツ・モダニズム―新たな芸術表現を求めて
ワシリー・カンディンスキー《白いストローク》1920年
ジョージ・グロス《エドゥアルト・プリーチュ博士の肖像》1928年
エルンスト・バルラハ《うずくまる老女》1933年
バルラハは、老女の彫刻を多数制作しており、本作もそのひとつです。
マックス・ベックマン《恋人たち》1940‒43年
恋人たちというタイトルですが、娼婦と客を描いた絵でしょうね、という雰囲気…。
2 ロシア・アヴァンギャルド―芸術における革命的革新
カジミール・マレーヴィチ《スプレムス 38番》1916年
アレクサンドル・ロトチェンコ《ライカを持つ少女》1934年
3 ピカソとその周辺―色と形の解放
パブロ・ピカソ《アーティチョークを持つ女》1941年
この作品、実物で見たら約2メートルととても大きくてびっくり。
アーティチョークは、日本ではあまり食べることはありませんが、フランスなど海外ではポピュラーな野菜です。
1941年は、ピカソが《ゲルニカ》を制作した年でもあります。
ルートヴィヒ美術館は、これまで《アーティチョークを持つ女》を一度も他館に貸し出したことがなかったそう。
マン・レイ《レイヨグラフ》1927年
レイヨグラフは、カメラを使わずに、印画紙の上に直接物を置いて感光させるなどの方法によって制作された写真作品のことです。
4 シュルレアリスムから抽象へ―大戦後のヨーロッパとアメリカ
マックス・エルンスト《喜劇の誕生》1947年
ヴォルス《タペストリー》1949年
5 ポップ・アートと日常のリアリティ
ジャスパー・ジョーンズ《0‒9》1959年
ロイ・リキテンスタイン《タッカ、タッカ》1962年
リキテンスタインは、第二次世界大戦に参加した経験から、作品に戦闘シーンや戦車などがしばし登場します。
本作には戦闘員や死体などは描かれていませんが、言葉の暴力や攻撃性が表現されています。
6 前衛芸術の諸相―1960年代を中心に
モーリス・ルイス《夜明けの柱》1961年
ブリンキー・パレルモ《四方位 I》1976年
7 拡張する美術―1970年代から今日まで
ヨーゼフ・ボイス《シビュラ/ユスティティア》1957年
シビュラというのはアポロンの巫女、ユスティティアは正義の女神の名前です。
ヴォルフガング・マットホイアー《今度は何》1980年
題名がいいな…。
空中に浮かんでいるのはイカロスの翼だそうで、なんだか笑ってしまいました。
ミュージアムショップ
図録、ポストカード、謎に絵柄の充実したクッキー缶(笑)、靴下、マスキングテープなどなど。
開幕して最初の土曜日なのに、もうすでに大判ポストカードが3種類中2種類ソールドアウトしていたのは悲しかったな…。ほしかった〜。またすぐに補充されるとは思いますが。
カフェ&レストラン
1つのレストランと3つのカフェがあります。
ですが、猛暑でクーラーの効きが悪いのか結構暑いです…。会場内は寒いくらいなのに。
3Fにあるのがレストラン「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」で、コース料理を楽しむことができます。
後の3つ2F「サロン・ド・テ ロンド」、1F「カフェ コキーユ」、B1F「カフェテリア カレ」はカフェなので軽食系です。
ルートヴィヒ美術館展 概要
会期:2022年6月29日~9月26日
会場:国立新美術館
住所:東京都港区六本木7-22-2
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00~18:00(金土〜20:00)
休館日:火
料金:一般 2000円 / 大学生 1200円 / 高校生 800円 / 中学生以下無料