こんにちは!
今回は、マグリットの《魅せられた領域》についてです。
早速見ていきましょう!
魅せられた領域
↑スマホで見る場合は、再生ボタンを押したら目線の高さまでスマホを上げてください。そうすると絵が出てきます。
油彩画8枚を繋げて、カジノの壁画を再現してみました。
カジノの壁画、自分では描いてない
マグリット55歳のとき、ベルギーの保養地クノッケ=ヘイスト市営カジノ、クノッケ・ル・ズートの広間に8点の壁画《魅せられた領域》を制作しました。
とはいえ、マグリットが自分で壁画を描いたわけではなく、油彩画(サイズは大体70×130cm)を8枚描いただけです。
長さ約71メートル、高さ約4メートル、360度の壁画は、別の5人のアーティストがマグリットの油彩画を参考にしながら、プロジェクターなどを駆使して完成させました。
マグリットは完成までの5〜6週間、作品に触れることはありませんでしたが、数日おきに妻と犬と一緒にカジノを訪れ、壁画をチェックしていました。
彼が64歳のとき、ここでマグリットの大回顧展が開かれています。
マグリットの油彩画全8枚
ルネ・マグリット《魅せられた領域Ⅰ》1953年
右に描かれているモチーフは《光の帝国》です。
ルネ・マグリット《魅せられた領域Ⅱ》1953年
ルネ・マグリット《魅せられた領域Ⅲ》1953年
ルネ・マグリット《魅せられた領域Ⅳ》1953年
ルネ・マグリット《魅せられた領域Ⅴ》1953年
ルネ・マグリット《魅せられた領域Ⅵ》1953年
ルネ・マグリット《魅せられた領域Ⅶ》1953年
ルネ・マグリット《魅せられた領域Ⅷ》1953年