こんにちは!
今回は、表参道のGYRE GALLERYで開催中の「超複製技術時代の芸術:NFTはアートの何を変えるのか?ー分有、アウラ、超国家的権力ー」展に行ってきました。
目次
超複製技術時代の芸術:NFTはアートの何を変えるのか?ー分有、アウラ、超国家的権力ー
入場料
無料です。
写真撮影
写真撮影OKでした。
混雑
平日の午後行きましたが、空いていました。
会場内
ダミアン・ハーストの「貨幣」シリーズが展示されていると聞いて見に行きました。
ハーストは、ドット絵画を1万点NFT化して販売し、1年後この作品の所有者に「NFT」と「現実の絵画」どちらがほしいか選ばせました。
NFTを選べば絵画が焼却され、絵画を選べばNFTが消去されます。
最終的に5,149人が絵画を選び、4,851人がNFTを選びました。
レア・メイヤーズは、既製品を転用したアート作品(デュシャンの《泉》やクーンズの《バルーン・ドッグ》など)の3Dデータを作成し、誰でもダウンロードして3Dプリントできるように無償で公開しました。
作品の真贋証明書をNFTとして販売し、同じバルーン・ドッグを持っていてもNFTの有無によって真贋が変わるという状況を生み出しました。
NFTは、「Non-Fungible Token(非代替性トークン)」の略で、デジタルデータを固有の価値を持つ資産としてオンライン上で取引できるようにしたものです。
ブロックチェーン技術を利用して、デジタルアートやコレクティブアイテムなどの「オリジナル」性を証明できるシステムとして開発されました。
NFTは既存の社会や芸術のルールを破壊し、新たな歴史を描き出す可能性もある一方で、アートを投機的な金融商品に変えてしまったり、エネルギー消費による環境への悪影響などの問題も考慮する必要があります。
今後NFTはどのような方向に進んでいくのでしょうか?
超複製技術時代の芸術:NFTはアートの何を変えるのか?ー分有、アウラ、超国家的権力ー 概要
期間 3月24日(金)〜5月21日(日)
会場 ジャイル・ギャラリー(GYRE GALLERY) 東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 3F
開廊時間 11:00〜18:00