こんにちは!
今回は、東京ディズニーシーのエクスプローラーズ・ランディングにあるフォートレス・エクスプロレーションについて解説します。
早速見ていきましょう!
目次
エクスプローラーズ・ランディング
エクスプローラーズ・ランディングってなに?
「エクスプローラーズ・ランディング」は、ディズニーシーにあるエリアの名前です。
和訳すると「探検家の上陸場」といったところでしょうか。
大航海時代のイベリア半島などの要塞をイメージしたエリアです。
フォートレス・エクスプロレーション
エクスプローラーズ・ランディングにあるアトラクションの名前が「フォートレス・エクスプロレーション(要塞探検)」です。
アトラクションといっても、乗り物ではなく、要塞やガリオン船の中を自由に歩いて探検するというものです。
S.E.A.という団体
この要塞では、「S.E.A.」と呼ばれる団体がここを拠点として活動しています。
「S.E.A.」は、「Society of Explorers and Adventures」の頭文字から取っており、意味は「探検家と冒険家の団体」です。
「S.E.A.」はディズニーシーの「SEA」とかけて付けられています。
この団体には、名前の通り世界中の探検家や冒険家たちで構成されており、彼らが各々の旅路での新たな発見、知識、芸術を世界中へ広めるために活動しています。
S.E.A.にはレオナルド・ダ・ヴィンチも所属していました。(これについては後ほど)
カルロス1世の要塞だった?
ピーテル・パウル・ルーベンス《カール5世と王妃イサベル》1628年
この要塞、S.E.A.が作ったのかと思いきや、スペイン国王カルロス1世(神聖ローマ皇帝カール5世)から譲り受けたものです。
上の絵は、この要塞内にあるレストラン「マゼランズ」の店内に飾られています。
エクスプロラーズ・ホール
S.E.A.の創立者12人の肖像画と、16世紀までの偉大な冒険の様子が描かれた壁画があります。
全員実在した人物ですが、「S.E.A.」というグループはディズニー側の架空の設定です。
イルージョンルーム
ポンペイの噴火を描いた絵画が天井や床にまで広がっており、その手前にレンズが置いてあります。
普通に見ると複数枚の絵ですが、このレンズから覗くとキレイな1枚の絵に見えます。
この絵を描いたのは、3Dアートを専門とするアーティスト、クルト・ウェナーさんで、彼の公式HPにもこのイルージョンルームが制作実績として載っています。
ペンデュラムタワー
フランスの有名な物理学者レオン・フーコーが発明した「フーコーの振り子」が再現されています。
天井から吊るされた振り子の周りには、円を描くように杭が置かれており、この振り子が杭を一つずつ倒していくことで、地球の自転を証明しています。
チェンバー・オブ・プラネット
ドーム型の部屋には、16世紀ヨーロッパで信じられていた太陽系儀があります。(なので現代とは違います)
プラネタリウムみたいでとてもきれいです。
惑星の下のハンドルを回すと各惑星(水星、金星、地球、火星、木星、土星)が動きます。
壁面にはダ・ヴィンチが描いたといわれる太陽系の研究内容が描かれています。
ダ・ヴィンチは研究内容を鏡文字で書いており、簡単には解読されぬよう暗号化していました。
壁の文字を見ても、図のところにある「abcd」は反転していないなってことがわかっただけで、これが鏡文字なのかはよくわかりませんでした。笑
マゼランズ店内に、この太陽系儀のミニチュアが飾られています。
カメラ・オブスキュラ
あのフェルメールが使ったとも使ってないとも言われている「カメラ・オブスキュラ(カメラ・オブスクラ)」がなんと、ここ、東京ディズニーシーにあります!
とはいっても、ディズニーシーにあるものは、フェルメール などの画家が使用していたであろうものとは規模が全く違いますが(画家が使用していたのは小さな箱)、原理は同じです。
薄暗い部屋の中央に、巨大な円形のボードが置かれており、そこにメディテレーニアンハーバーの風景が映し出されています。
これは潜望鏡を応用したもので、建物上部から光が送り込まれています。
ハンドルを回すことで天井の歯車に動きが伝わり、潜望鏡が回転することによって風景が動き、360°見渡すことができます。
「カメラ・オブスキュラ(Camera Obscura)」とはラテン語で「暗い部屋」という意味です。
アルケミーラボラトリー
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「アルケミー」は「錬金術」の意味です。
16世紀頃盛んだった錬金術を行なっている部屋で、触ったりはできませんが、室内にある様々な薬品などを見ることができます。(2021/09現在閉鎖中)
フライングマシーン
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レオナルド・ダ・ヴィンチが発明したオーニソプターを再現したものが置いてあります。(2021/09現在、フライングマシーンが撤去されていました。今後戻ってくるのでしょうか…)
レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿 オーニソプターの設計 1488年頃
以前は実際に乗り込むことができ、レバーやペダルをこいでプロペラを動かすことができましたが、現在は展示のみで体験することはできません。
サンダイヤル・デッキ
フォートレスの上には日時計があります。
リングの内側に書かれた数字に落ちた矢の影で時刻がわかります。
ここが、ディズニーシーでゲストが入れる最も高い場所です!
ということで、昼間に行くと、ディズニー以外の現実の建物も見えてしまいます…笑
なので夜景がおすすめです!
キャノン
大きな大砲があり、導火線を引っ張ると「ゴゴゴゴ…」と音が鳴り、白い煙が出てきて、まるで大砲を打っているかのような体験ができます。(不発になることも。笑)(2021/09現在、音や煙は出ませんでした)
ナビゲーションセンター
1回100円で、ガリオン船のラジコンを操縦することができます。
16世紀ヨーロッパでは、地球は平らで海の端まで行くと落ちてしまうと信じられていました。
上から大雨が降ってきたり、渦巻に吸い込まれそうになったり、人魚や怪物などいろんな仕掛けがあって意外と面白いです。
ガリオン船「ルネサンス号」
大航海時代に活躍したガリオン船を忠実に再現しています。
2階建てで全長は約30メートルもあります。
船内に入ることができ、船長室や、
船員の集合部屋、
キッチン、倉庫など、かなり凝ったつくりになっています。
キー カーゴ・プレイグラウンド
「キー」というのは「埠頭」のことです。
船から積み降ろししたたくさんの荷物が置いてあり、場所によっては荷物から水が飛び出すこともある、子供たちに人気のエリアです。
偶然ここにいたときに、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウがどこからか出てきて、写真や動画をたくさん撮ることができました!かっこいい〜!
そもそもこのエリアはあまり人がいないのと、現在時短営業でさらにこの場所に人がいないので、ほぼ独占状態でグリーティングできました。
ザ・レオナルドチャレンジ
フォートレス・エクスプロレーション内にあるミッションクリア型のアトラクションです。(2021/09休止中)
挑戦者は地図を受け取り、それを頼りにアトラクション内のどこかにある「溶岩コントロールステーション」を探し出します。
そこに辿り着くまでには様々な試練が待っています。
運営時間は夕刻までです。
ディズニー公式のディスニーシー解説本です!(タイトルは絵本ですが、小さい子が読むような絵本ではありません)
タワテラのハイタワー三世の記事やペグおばさんの悲しい恋物語、秘密組織S.E.A.についてなどなど…。
ディズニーシーのBGS(バックグラウンドストーリー)やマップの細かすぎる説明などが載っていてかなり面白いのでおすすめです。