こんにちは!
パナソニック汐留ミュージアムで開催中の「ピクチャレスク陶芸 アートを楽しむやきもの—「民藝」から現代まで」に行ってきました。
目次
ピクチャレスク陶芸 アートを楽しむやきもの—「民藝」から現代まで

近代から現代まで、国内外の作家約50名による作品を横断的に紹介。色やかたち、質感を通して、絵画表現との関わりを探っていくような展覧会です。
個人的には微妙でした…。
チケットの価格と入手方法
土日祝に行く場合は、当日チケットを購入する方も日時指定予約が必要です。
一般 1,200円、65歳以上 1,100円、高・大学生 700円、中学生以下無料です。公式HPに100円割引券があるので要チェック!
詳しくはこちら
ロッカー
入り口の向かい側にあります。
音声ガイド
ありません。
写真撮影
写真撮影不可です。
混雑
土曜日の朝イチで行きましたが、日時指定予約制だからか、ほどよい人の数、どちらかというと空いていました。
開館から1時間くらいいましたが、特にその後も混雑することはなく、快適に鑑賞できました。
絵画のように美しい、やきものの世界へ
ルディ・オーティオ《祝福》1992年
滋賀県立陶芸の森陶芸館
「ピクチャレスク」とは、絵画のように美しいという意味の美術用語です。
本展では、そんな“ピクチャレスク”な魅力を持つ陶芸作品に光を当て、陶芸と絵画表現の交差点をたどります。
釉薬の艶やかさ、豊かな色彩、筆致や主題にこめられた表現の幅。やきものが持つ物質性と、絵画のような詩的な表情を重ねながら、「アートとしての陶芸」に迫ります。
ピクチャレスク陶芸展 構成
序章:絵画と交差する陶芸
バーナード・リーチの陶器と素描を手がかりに、陶芸と絵画的表現の重なりに目を向けます。
第1章:陶に描くこと
北大路魯山人 《織部俎板盤》
1949年、陶器、京都国立近代美術館
富本憲吉や北大路魯山人らが手がけた絵付け陶器に着目。筆の動きや色彩に絵画性を見いだします。
第2章:色彩のめざめ
河井寬次郎 《三色打薬貼文扁壺》
1960年代、陶器、個人蔵
河井寬次郎や濱田庄司の陶器を、マティスやルオーの絵画と並べて鑑賞。陶芸における色の表現を探ります。
第3章:マチエールのちから
加守田章二や内田鋼一らの作品を通じて、土や釉薬による独自の表面表現=マチエールを味わいます。
第4章:かたちの模索
加守田章二 《彩色角壺》
1972年、陶器、個人蔵
イサム・ノグチや深見陶治らによる、うつわの形を超えた造形的な追求を紹介。
第5章:うつわの表象
アクセル・サルト 《花器》
1946年、陶器、個人蔵
ルーシー・リーやアクセル・サルトなど海外作家による、うつわの造形美や象徴性に注目。
ルーシー・リー 《溶岩釉スパイラル文花瓶》
1978年頃、陶器、茨城県陶芸美術館
Estate of Artist
第6章:モチーフを表す
松田百合子 《西瓜水瓶(フリーダ・カロへのオマージュシリーズ)》
1996年、磁器、岐阜県現代陶芸美術館
パブロ・ピカソや松田百合子らの作品を中心に、具象的なモチーフをどう陶芸で表現するかに迫ります。
第7章:往還する平面と立体
増子博子 《移ろう景色 皆川マスの絵付けより》
2020年、陶器・手紙・ガラスケース、個人蔵
撮影:吉田健太郎
増子博子ら現代作家による、陶芸と平面作品を横断するような表現の可能性を紹介します。
第8章:焼成と形象
桑田卓郎、鯉江良二らの実験的な作品を通じて、「焼くこと」がどんな表現に結びつくのかを探ります。
ミュージアムショップ
図録、ポストカード、トートバッグ、器や関連書籍などが購入できます。
カフェ&レストラン
ありませんが、新橋・汐留エリアなので、近くに飲食店はたくさんあります。
ピクチャレスク陶芸展 概要
会期:2025年7月12日(土)~9月15日(月・祝)
会場:パナソニック汐留美術館
住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル 4F
開館時間:10:00~18:00
※8月1日(金)・29日(金)、9月12日(金)・13日(土)は20:00閉館
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:水曜日(9月10日(水)は開館)、8月12日(火)~15日(金)
※土・日曜日および祝日は日時指定予約制(当日空きがあれば入館可。平日は予約不要)