こんにちは!
新宿のSOMPO美術館で開催中の「印象派からエコール・ド・パリへ スイス プチ・パレ美術館展」に行ってきました。
目次
スイス プチ・パレ美術館展
プチ・パレ美術館は、創設者の逝去後、なんと現在まで休館しています…!
その収蔵品展が日本で巡回開催されるのは約30年ぶりなんだとか!
チケットの価格と入手方法
入場は日時指定入場制
・オンラインチケット 一般 1,500円、大学生 1,100円、高校生以下 無料
詳しくはこちら
ロッカー
入り口の左側にあります。コイン不要です。
音声ガイド
1台600円(作品解説24点)
写真撮影
SOMPO美術館所蔵のゴッホの《ひまわり》とルノワール作品2点の3つのみ撮影が可能です!
混雑
土曜日の朝イチの回で行きましたが、最初はとっても空いていました。
すごく快適、すごく見やすくて最高でした。
40分後くらいにもう一度最初から見ようと戻ったら程よく混んでいたので、朝イチがオススメです。
スイス プチ・パレ美術館展 構成
プチ・パレ美術館展の全作品目録はこちら
第1章 印象派
オーギュスト・ルノワール《詩人アリス・ヴァリエール=メルツバッハの肖像》1913年
タイトルに「詩人」とついていますが、この絵が描かれたときはまだ詩人ではなかったといわれています。
当時、ルノワールはリウマチの療養のため南仏のカーニュで暮らしていました。
すでに人気画家として経済的に余裕のあったルノワールは親しい愛好家や画商からの注文しか受けなくなっていました。
ルノワールは彼女から制作の依頼を受けた際も、最初はあまり乗り気ではなかったそうですが、帽子を取ったその容姿を見て態度を一変させたとか…。
白いサテン地のドレスを彼女に着せ、嬉々として制作に励んだといわれています。
ギュスターヴ・カイユボット《子どものモーリス・ユゴーの肖像》1885年
絵画収集家ポール・ユゴーの息子モーリスが描かれています。
他の印象派画家が好まなかった黒色が使われています。
第2章 新印象派
アンリ=エドモン・クロス《糸杉のノクチューン》1896年
アシール・ロージェ《花瓶の花束》1894年
第3章 ナビ派とポン=タヴァン派
モーリス・ドニ《休暇中の宿題》1906年
モーリス・ドニ《ペロス=ギレックの海水浴場》1924年
第4章 新印象派からフォーヴィスムまで
アンリ・マンギャン《ヴィルフランシュの道》1913年
モーリス・ド・ヴラマンク《7月14日 踏切、パリ祭》1925年
ラウル・デュフィ《マルセイユの市場》1903年
第5章 フォーヴィスムからキュビスムまで
マリア・ブランシャール《静物》1917年
第6章 ポスト印象派とエコール・ド・パリ
テオフィル=アレクサンドル・スタンラン《猫と一緒の母と子》1885年
フェリックス・ヴァロットン《身繕い》1911年
シュザンヌ・ヴァラドン《コントラバスを弾く女》1908年
シュザンヌ・ヴァラドンは、当初はルノワールなどの美術モデルをしていましたが、自らも画家になり、さらに画家として有名になったという珍しいタイプでした。
シュザンヌ・ヴァラドン《暴かれた未来、あるいはカード占いの女》1912年
彼女は、この後登場するユトリロの母です。
恋多きヴァラドンは息子を母親に預けて奔放な生活を送り、十代のユトリロは孤独感からかお酒を飲むようになりました…。
モーリス・ユトリロ《ノートル=ダム》1917年
ユトリロは、アルコール依存症の克服のために絵画制作を始め、パリの街路を描きました。
モーリス・ユトリロ《ヴィルフランシュの通り》1921年
モイズ・キスリング《サン=トロペのシエスタ》1916年
上の絵はキスリングと後に妻となるルネが描かれています。
モイズ・キスリング《赤毛の女》1929年
余談ですが、キスリングは社交的で温厚な性格からモンパルナスのプリンスと呼ばれてました。
SOMPO美術館収蔵作品
オーギュスト・ルノワール《浴女》1892-93年頃
こちらは写真撮絵OKな3枚です。
オーギュスト・ルノワール《帽子の娘》1910年
その他にも何点かSOMPO美術館収蔵作品が飾られていました。
フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》1888年
ミュージアムショップ
図録やポストカード、マグネットやトートバッグなどがありました。
カフェ&レストラン
「ミュージアムカフェ Café Du Musée」があります。
展覧会開催日の土日祝日のみの営業です。
カフェとはいっても、元からある休憩スペースでちょっと飲み物が飲める程度の簡易的なものです。
現在、ワンドリンクにつき1枚、東郷青児オリジナルコースター(先着500名限定)がもらえます。
今回もマンゴージュース(300円)を飲みました。
濃厚でおいしいのでおすすめです!
同じ階のトイレ前に自動販売機があるのでそこで飲み物を買うこともできます。
スイス プチ・パレ美術館展 概要
会期:2022年7月13日~10月10日
会場:SOMPO美術館
住所:東京都新宿区西新宿1-26-1
電話番号:050-5541-8600
開館時間:開館時間10:00~18:00 ※入館は閉館30分前まで
休館日:月(7月18日、9月19日、10月10日は開館)
料金:一般 1600円 / 大学生 1100円 / 小中高生無料