こんにちは!
今回は、ソアリンのアートを紹介します。
早速見ていきましょう!
目次
ソアリン:ファンタスティック・フライト
ソアリンの意味
ディズニーシーの大人気アトラクション「ソアリン」は、世界6大陸の様々な場所をハンググライダーで飛行する体験ができるフライトシミュレーター型アトラクションです。
アトラクション名の「Soarin’」は、舞い上がるという意味の英単語「Soar」を元にしています。
ファンタスティック・フライト・ミュージアムという博物館
「ファンタスティック・フライト・ミュージアム」は、S.E.A.の一員のカメリア・ファルコの父チェッリーノが創設した飛行研究に関する博物館です。
1815年9月4日にオープンし、チェッリーノが初代館長を務めました。
S.E.A.が何なのかについての解説はこちら↓
常設展示「飛行へのインスピレーション」では、オベリスクと歴史・生物学・考古学・テクノロジーをイメージした展示を行っています。
カメリアの生誕100周年記念特別展が開催中
そのほかに、カメリアの生誕100周年記念で特別展を開催中です。
そのため、建物内では肖像画や思い出の品々、研究資料を通して、カメリア自身の人生を振り返る事が出来ます。
上のカメリアのポスターはミュシャのオマージュですね。
その一環として、彼女が設計したドリームフライヤーが展示されています。
ゲストはカメリアのスピリットと不思議な出会いをし、彼女が仲間とともに開発した空を飛ぶ乗り物「ドリームフライヤー」に乗って風や匂いを感じながら、世界中の名所や大自然をめぐる雄大な空の旅を楽しむことができます。
外壁のレリーフ
外壁のレリーフには、ギリシャ神話に登場する「空」と関わりの深いキャラクターたちが描かれています。
虹の女神イリス
虹の女神イリスです。
カドゥケウスの杖、壺、翼、虹と一緒に描かれていることからわかります。(ギリシャ神話はそれぞれの登場人物に「アトリビュート」という目印があるので、それで判断することができます)
イカロスとダイダロス
大工のダイダロス(左)と、息子のイカロス(右)です。
ダイダロスが作った翼をつけて空を飛ぶ2人…父から「天高く飛んではならない」と忠告されていたのに、イカロスは調子に乗って高く飛んで太陽の熱で翼の蝋が溶けて、海に落下して死んでしまった…というストーリーです。
太陽神アポロン
太陽神アポロンです。
彼のアトリビュートは竪琴、そして太陽です。
ペガサス
ペガサスです。
ペガサス自体はとても有名ですが、実はあのメドゥーサ(髪が毒蛇で見たものを石に変えてしまう怪物)がペガサスの母親なのはあまり知られていません。
横にある石像はハヤブサです。
空に憧れた偉人たち
バルトロメウ・デ・グスマン
ベネディート・カリクスト《バルトロメウ・デ・グスマンの肖像》1902年
バルトロメウ・デ・グスマンは、ポルトガル人の司祭、博物学者です。
グスマンの空中船「パッサローラ」1709年
モンゴルフィエ兄弟以前に軽航空機の概念を示し、おそらくは模型実験に成功していたと考えられています。
アルキタス
アルキタスは、古代ギリシアの哲学者、数学者、天文学者、音楽理論家、政治家、軍事戦略家です。
アルキタスは鳥の形をした、おそらく蒸気ジェットで推進する、最初の人造自走式飛行機械を設計・製作し、その機械は約200m飛んだという噂がありました。
彼自身によって「鳩」と命名されたこの機械は、ワイヤーか軸で吊られていたという説もあるとか…。
レオナルド・ダ・ヴィンチ
レオナルド・ダ・ヴィンチ《自画像》1517-1518年頃
万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチは、その生涯を通じて空を飛ぶことを夢見ていました。
鳥の飛翔を研究し、ハンググライダーやヘリコプターのような飛行器具の概念図を制作しています。
ダ・ヴィンチが発明したオーニソプターを再現したものが、ディズニーシーのフォートレス内に置いてあります。(2021/09現在、フライングマシーンが撤去されていました。今後戻ってくるのでしょうか…)
ジョージ・ケイリー
ヘンリー・ペロネット・ブリッグズ《サー・ジョージ・ケイリー》1840年
ジョージ・ケイリーは、イギリスの工学者で、「航空学の父」とも称される航空の先駆者です。
1853年の単葉グライダー
航空工学の初期の研究を行なうとともに、グライダー模型・有人のグライダーを製作しました。
固定翼機のほかに回転翼機も着想し、模型を製作しました。
ベスニエ
ベスニエは、フランスの錠前師で、羽ばたき式飛行具(両端に翼面のある棒二本を両肩に担ぎ、前の方を握り、それぞれの後端と両足を結んでバタ足の要領で羽ばたく形式)を作りました。
屋上から飛び降りて短距離を飛ぶことができ、無事に着地したといわれています。(それは墜落したけど生きていたというだけでは…笑)
フランチェスコ・ラナ・デ・テルツィ
《フランチェスコ・ラナ・デ・テルツィの肖像》1650-1665年
フランチェスコ・ラナ・デ・テルツィは、イタリアのカトリック司祭、発明家です。
真空飛行船の図
彼は「空気より軽い航空機」の概念を史上最初に示した人物です。
また点字の先駆けとなる発案もしています。
モンゴルフィエ兄弟
《ジョセフ=ミシェル・モンゴルフィエの肖像》18世紀
《ジャック=エティエンヌ・モンゴルフィエの肖像》18世紀
モンゴルフィエ兄弟は、2人で熱気球を発明し、世界で初の有人飛行を行なったフランスの兄弟です。
クロード・ルイ・デスライス 1783年9月19日の実験
ロビー
博物館の歴史を描いた絵画などが飾られています。
レセプションの左右には…
この博物館の創立者、ファルコ家の紋章と…
現在博物館を運営しているS.E.A.の紋章が飾られています。
常設展の展示会場
博物館の常設展の展示会場です。
中央にはオベリスクがあります。
空を飛ぶことへの憧れとイマジネーションを描いた大きな壁画が8枚飾られています。
生物学
「生物学」コレクションでは、鳥類の化石を中心に、蝶などの昆虫も取り扱っています。
考古学
「考古学」コレクションでは、空飛ぶほうきや空飛ぶ絨毯など、空を飛でたとされるアイテムが展示されています。
技術
「技術」コレクションでは、様々な研究や計算などの資料が展示されています。
歴史
「歴史」コレクションでは、人類の大空への挑戦に関係のあるものが展示されています。
そしてこの後進むのが、カメリアの生誕100周年を記念した特別展のギャラリーです。(ここから撮影不可です)
この部屋にも様々な絵画や旅の思い出の品などが飾られており、ここでゲストは不思議な体験をすることになります。
この部屋を出て、野外テラスへ進むと…そこには特別展のハイライトとして、カメリアが仲間と共に開発した空飛ぶ乗り物「ドリームフライヤー」が展示されています。
これに乗り込むと…その先は是非現地で体験してみてください!
ディズニー公式のディスニーシー解説本です!(タイトルは絵本ですが、小さい子が読むような絵本ではありません)
タワテラのハイタワー三世の記事やペグおばさんの悲しい恋物語、秘密組織S.E.A.についてなどなど…。
ディズニーシーのBGS(バックグラウンドストーリー)やマップの細かすぎる説明などが載っていてかなり面白いのでおすすめです。