トライアローグ展の感想と完全ガイド

こんにちは!

横浜美術館で開催中の「トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」展に行ってきました。

トライアローグ

poster for 「トライアローグ:横浜美術館・愛知県美術館・富山県美術館 20世紀西洋美術コレクション」

 

この展覧会を最後に、横浜美術館は大規模改修工事のため2年以上の休館に入ります!

長期休館前の最後の展覧会、是非チェックしてみてください!

チケットの価格と入手方法

券 種 金額
一般 1,500円
大学・専門学校生 1,100円
中学・高校生 500円
小学生以下 無料
65歳以上(要証明書) 1,400円

基本的には、事前に日時指定チケットを購入する必要があります。

詳しくはこちら

検温

入り口で赤外線のモニターで検温します。

ロッカー

入り口にあります。

音声ガイド

ありません。

写真撮影

不可です。

常設は可能です。

混雑

3連休の午後に行きましたが、混みすぎて見るのが大変…!というほどではありませんが、それなりに人はいました。

トライアローグ 構成

トライアローグの全作品目録はこちら

第I章 1900sーー アートの地殻変動

エドヴァルド・ムンク《イプセン『幽霊』からの一場面》1906年

劇作家イプセンの『幽霊』がドイツの小劇場で上演されることになり、その舞台美術の依頼を受け、構成画として描いた作品です。

地方名士の未亡人の屋敷の一室で、表情の見えない複数の人物がそれぞれ別の方向を向いて立っています。

大きなガラス窓の向こうには、ろうそくの不始末により全焼した孤児院の残り火が見えています…不穏…不穏な雰囲気がすごい…。

パブロ・ピカソ《青い肩かけの女》1902年

ピカソの「青の時代」の作品です。

「青の時代」とは何かというと、ピカソが青い絵ばっかり描いていた時代という意味です。

なんで青ばっかりかというと、友人の自殺にショックを受けて、絵が暗くなったからです。

パブロ・ピカソ《肘かけ椅子の女》1923年

パブロ・ピカソ《ひじかけ椅子で眠る女》1927年

ピカソは付き合っていた恋人によって作風が変わるという面白い特徴があります。

この作品のモデルは、マリー=テレーズですが、なんか顔の部分に歯をむき出しにした口がありますよね。

これ何だと思います?

…当時険悪な関係だった妻オルガだそう。笑う。

ヴァシリィ・カンディンスキー《網の中の赤》1927年

第II章 1930sーー アートの磁場転換

ジョアン・ミロ《パイプを吸う男》1925年

ミロが「私の夢の色」と呼んだ青や水色の背景のシリーズのひとつです。

ルネ・マグリット《王様の美術館》1966年

マグリットが大好きで、マグリットの誕生日11月21日にマグリットに会いにこの展覧会に行きました。(笑)

この絵、等身大くらいあって以外に大きいんです。

この全然意味わかんない感じが良い〜!

またマグリット展やらないかな〜〜〜〜!!!!

ジャクソン・ポロック《無題》1946年

ポロックは、床にキャンバスを置いて、上から絵の具をたらして描く「ドリッピング」という技法の第一人者です。

適当にたらしているのではなくて、ちゃんと計算して描いているそう。

第III章 1960sーー アートの多元化

イヴ・クライン《肖像レリーフ アルマン》1962年(原型制作)

これ、絵ではなくて、アルマンさんの像がヌッと浮き出ています。

ゲルハルト・リヒター《オランジェリー》1982年

これ縦2メートル以上、横4メートルで、画像では想像できなくらい大きいです。

ミュージアムショップ

横浜美術館のミュージアムショップっていい感じのものがいい感じにたくさんあって、大好きな空間です!

「トライアローグ」関連では、図録とポストカードの販売があります。

カフェ

 

ミュージアムショップの奥に「Café小倉山」があります。

横浜美術館が所蔵している下村観山の屏風絵《小倉山》が由来だそう。

60席くらいあるので待たずに利用できて、横浜美術館に行くときは毎回寄っちゃいます。

 

今回は、展覧会コラボメニューのマグリットのヘーゼルナッツラテをいただきました。

可愛くって美味しかったです!

トライアローグ 概要

会期 2020年11月14日~2021年2月28日
会場 横浜美術館
住所 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
電話 045-221-0300
開館時間 10:00~18:00(入館は17時30分まで)※日時指定予約制での入場
休館日 木(2021年2月11日を除く)、 12月29日~ 2021年1月3日、2月12日
観覧料 一般 1500円 / 65歳以上(要証明書)1400円 / 大学・専門学校生 1100円 / 中高生 500円 / 小学生以下無料 ※日時指定予約制。予約方法は公式ウェブサイトへ
アクセス みなとみらい線みなとみらい駅3出口徒歩3分
URL https://yokohama.art.museum/special/2020/trialogue
巡回 愛知県美術館
会期:2021年4月23日~6月27日 ※予定富山県美術館
会期:2021年11月20日~2022年1月16日 ※予定