1894 Visions ルドン、ロートレック展の感想と完全ガイド

こんにちは!

三菱一号館美術館で開催中の「開館10周年記念 1894 Visions ルドン、ロートレック展」に行ってきました。

1894 Visions ルドン、ロートレック展

1894 Visions ルドン、ロートレック展」

 

前期(〜11/23)・後期(11/26〜)で作品が約80点入れ替わります。

チケットの価格と入手方法

一般2,000円、高校・大学生1,000円、小・中学生無料です。

チケットは事前購入がオススメです。

詳しくはこちら

検温

入り口であります。

ロッカー

チケットカウンターの前と右横にあります。

音声ガイド

なんと無料です!

スマートフォンでアプリをダウンロードして聞くタイプです。

なのでイヤホンをロッカーに預けないように注意してください。

アリスティド・ブリュアンのポスターを見ながら、彼の歌を聞くことができたりと、エモくてとてもよかったです。

写真撮影

フォトスポットがあります。

混雑

3連休の午後に行きましたが、ものすごく混んでいるわけではありませんが、それなりに人がいました。

1894 Visions ルドン、ロートレック展 構成

1894 Visions ルドン、ロートレック展の全作品目録はこちら

Chapitre1 19世紀後半、ルドンとトゥールーズ=ロートレックの周辺

ピエール=オーギュスト・ルノワール《長い髪をした若い娘(あるいは麦藁帽子の若い娘)》1884年

女の子大好きルノワールの作品です。

髪がふわふわ。

カミーユ・ピサロ《窓から見たエラニーの通り、ナナカマドの木》1887年

ピサロは、印象派の画家の中で最年長、みんなのまとめ役でした。

穏やかな性格がそのまま反映されたかのような穏やかな風景画が、目に優しくて好き…。

クロード・モネ《草原の夕暮れ》1888年

この葉っぱだけ上に描く感じ素敵…浮世絵の影響ですね。

Chapitre2 NOIR—ルドンの黒

オディロン・ルドン《曲がりくねった樹》※前期のみ

オディロン・ルドン《絶対の探求…哲学者》1880年※前期のみ

オディロン・ルドン 石版画集『夢のなかで』《VIII . 幻視》1879年

オディロン・ルドン 石版画集『ゴヤ頌』《II. 沼の花、悲しげな人間の顔》1885年

ルドンはまぁまぁ長い間、黒、黒、黒…な絵ばっかり描いていました。

そんな異質な感じが絵にも現れていますね…。

Chapitre3 画家=版画家 トゥールーズ=ロートレック

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《ムーラン・ルージュにて、ラ・グーリュとその姉》1892年※前期のみ

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ》1891年

ロートレックのポスターって初めて実物を見た人は驚くと思うんですけど、本当に大きい。

縦2メートルくらいあります。

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック《ムーラン・ルージュのイギリス人》1892年

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック 《アリスティド・ブリュアン 彼のキャバレーにて》1893年

Chapitre4 1894年 パリの中のタヒチ、フランスの中の日本

ポール・ゴーギャン 『ノア ノア』《マーナ・ノ・ヴァルア・イノ(悪霊の日)》1893-1894年※前期のみ

当時のタヒチは、前人未到の地というイメージでした。

タヒチから帰ってきたゴーギャンは『ノアノア』という半自伝的紀行文を執筆します。

出版前に挿絵のみが先行してアトリエで公開されたそう。

フェリックス・ヴァロットン『レスタンプ・オリジナル』《入浴》1894年※前期のみ

Chapitre5 東洋の宴

山本芳翠《裸婦》1880年頃

山本芳翠は、かつてルドンが学んだアカデミスムの画家ジェロームに師事しました。

芳翠がパリで描いた作品の多くは、輸送中の船が沈没したため残っていないそう。

Chapitre6 近代—彼方の白光

オディロン・ルドン《神秘的な対話》1896年

黒い絵ばかり描いていたルドンが色彩に目覚めます!

どの作品も幻想的できれい…。

オディロン・ルドン《ポール・ゴビヤールの肖像》1900年

オディロン・ルドン《青い花瓶の花々》1904年

オディロン・ルドン《黒い花瓶のアネモネ》1905年※前期のみ

この絵が見たくて前期に行きました!

かわいい〜!

オディロン・ルドン《グラン・ブーケ(大きな花束)》1901年

2メートル以上ある大きな作品です。

なんでこんなに大きいのかというと、食堂を装飾するために制作された絵だからです。

ポール・セリュジエ《消えゆく仏陀—オディロン・ルドンに捧ぐ》1916年

この絵が描かれた1916年はルドンが亡くなった年です。

追悼作品です。

ミュージアムショップ

 

図録や、ポストカード、B2ポスター、マグネットなどがありました。

原寸トリミングシリーズとして、ロートレックのポスターの原寸大プリントを使用したユニークなバッグやノートなどもあります。

カフェ&レストラン

「Café 1894」があります。

明治期(1894年)に銀行営業室として利用された空間を復元したミュージアムカフェ・バーで、とってもおしゃれです。

1894 Visions ルドン、ロートレック展 概要

会期:2020年10月24日~2021年1月17日 ※展示替えあり
会場:三菱一号館美術館
住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
電話番号:050-5541-8600
開館時間:10:00〜18:00(祝日を除く金曜と会期最終週平日、第2水曜日は21:00まで) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし10月26日、11月30日、12月28日、2021年1月4日は開館)、11月24日、25日、12月31日、2021年1月1日
料金:一般 2000円 / 高校・大学生 1000円 / 小・中学生 無料 ※日時指定予約制