「西川勝人 静寂の響き」展の感想と完全ガイド!@DIC川村記念美術館

こんにちは!

千葉県のDIC川村記念美術館で開催中の「西川勝人 静寂の響き」展に行ってきました。

西川勝人 静寂の響き

国内初の回顧展、74点の作品が展示されていました。

チケット

大人1,800円、大学1,600円、高校生以下無料です。

詳しくはこちら

東京駅からのアクセス

東京駅から往復は直通のバスを使いました。レンブラント柄!

乗り場や料金などの詳細はこちら

約60分です。

行き東京駅のバス乗り場では乗車20分前で約25人、発車前くらいで約50人並んでいて、全員乗ることができました。

土曜日でしたがバス1台に乗り切るくらいの人の量でした。補助席などは使っていませんが、相席はあるという感じ。2人で行って一緒に並んで座りたいならちょっと早めに並んでおくといいかも。

休館の案内が出て乗る人が増えたからなのか、バス会社の方らしき人がバス停の近くにいたので並んでいる人数をカウントして呼ぶバスの台数を決めているのかも?ということで乗れない〜!ということはあまりなさそうな感じはしました。

帰りのバスも、10分前くらいに行きましたが普通に座れました。

ロッカー

入って直進すると右側に100円返却式のロッカーがあります。

音声ガイド

スマホにダウンロードして聞く音声ガイドがあります(常設展示のみ)。

写真撮影

展示室外の建物の撮影のみ可能です。展示室内など作品は撮影不可です。

混雑

休館前駆け込みラッシュで来る人が増えたとは聞いていましたが、現在は少し落ち着いたのか、そこまで人がたくさん!という感じはしませんでした。

別に朝イチで行かなくても日中でもタイミングによってはロスコルームに誰も人がいなくなるくらいな感じ。ということで混んでいません。

むしろ常時これくらい人が来ないとそれは美術館も閉館するしかないよな…という感じ。普段があまりにも少なすぎる。

西川勝人 静寂の響き 構成

《根》1994年
塗料、石膏、木 77×38×38 cm 作家蔵
出典 : DIC川村記念美術館『西川勝人 静寂の響き』

西川勝人さんというアーティストのことを今回の展覧会で初めて知りました。静けさを表現した作品たちが並んでいました。

個人的に一番好きだったのは18色のアクリルガラスを重ねていろんな色を作った作品たち。とらやの羊羹みたいで可愛かった。

《蓮》1998–2000年
塗料、石膏、木 20×45×45 cm 作家蔵
出典 : DIC川村記念美術館『西川勝人 静寂の響き』

↑のような彫刻作品が迷路のような会場空間内にいろいろ置いてあって、自然光だけで鑑賞するのも面白かった。太陽に雲がかかると会場内が一気に暗くなるし、太陽が出ると明るくなる。

《シントラ》2009年
塗料、石膏、木 41×37×37 cm 作家蔵
出典 : DIC川村記念美術館『西川勝人 静寂の響き』

《段丘》2013年
塗料、石膏、木 36×30×20 cm 作家蔵
出典 : DIC川村記念美術館『西川勝人 静寂の響き』

《池のほとり》2010年
油彩、カンヴァス 100×140 cm 作家蔵
出典 : DIC川村記念美術館『西川勝人 静寂の響き』

油彩画もありました。

《無題》1986年
顔料インク、鉛筆、油彩、紙 29.7×42 cm 作家蔵
出典 : DIC川村記念美術館『西川勝人 静寂の響き』

ドローイングもあります。

庭園

ここは庭園もいいんだよねえ。これが見納めかもしれないと思うと寂しいね。

池をよく見ると…

西川勝人氏の作品がぷかぷかと浮いています。

ここの庭園の一番大好きなポイント「鳥」。白鳥とガチョウがいます。えさ食べてるのかな?

芝生の広場にヘンリー・ムーアの彫刻。ここの芝が思ったよりもぼさぼさで所々違う植物が生えていたりして、前来た時はもっと綺麗に管理されていたような…もう休館だからあまり手入れしなくなったのかな?などと思ったり。なんならこの彫刻にも蜘蛛の巣張ってるし…。

さらに進んだところに小さな池があって、よくここに白鳥がいます。

なんと今日は池ではなく芝生の上にいました。笑った。

どれだけ近づいても逃げない。人慣れした白鳥たち。そして相変わらず1羽は羽をむしっている。この白鳥たちはDICで飼っているそう。この美術館がなくなったらどこへ行くのかな…。

ミュージアムショップ

美術館内にミュージアムショップ、レストランのある建物の中にギフトショップがあります。

ミュージアムショップでは、展覧会グッズとして、図録、ポストカード、Tシャツ、紅茶、シロップ漬け角砂糖、グラス、ポスターなどがありました。

ギフトショップは、道の駅のような感じで、お菓子や雑貨などが売っているのですが、現在休業中でした。

カフェ&レストラン

レストラン「ベルヴェデーレ」

人気なので早めの予約がおすすめです!

混雑時も待つとは言ってもその場にいないといけないわけではなく、番号札が発券されてメールが来るタイプなので、庭園などで時間をつぶすことができます。

前菜盛り合わせです。なんだか量が少なくなったような気がしましたが、とてもおいしかったです。そしてここの自家製パンがおいしいんだよね。

トマトソースとリコッタチーズのフィットチーネを選びました。もちもちで安定のおいしさ。

カジュアルコースはこれにドリンクが付きます。私はアイスピーチティーにしました。ピーチティー大好き。

↑追加料金で大盛りも可能です。

デザートは展覧会をイメージしたほおずきのカッサータにしました。クリーミーなカッサータとほおずきのソースがよく合う。

紫芋とリコッタチーズのケーキです。紅茶とよく合う。

茶室

展示室の途中に茶室があります。現在は当日予約制です。茶室前に置いてあるQRコードを読み取って好きな時間を選んで予約することができます。

予約がすぐ埋まってしまうので、茶室を利用したい場合はまず行って予約がおすすめです。

季節の上生菓子か、展覧会コラボの和菓子を選ぶことができます。

もちろん展覧会コラボの方を選びました。ほおずきをイメージした上生菓子とほおずきジャム。おいしいし、とても素敵。

茶室からの眺めも最高。大好き。

西川勝人 静寂の響き 概要

会期:2024年9月14日~2025年1月26日
会場:DIC川村記念美術館
住所:千葉県佐倉市坂戸631
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル) 
開館時間:9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで 
休館日:月(ただし、祝日の場合は翌平日)、12月24日〜1月1日