フェルメールの真珠の耳飾りの少女は真珠を付けていない?!超解説!

こんにちは!

今回は、フェルメールの《真珠の耳飾りの少女》について解説します!

早速見ていきましょう!

真珠の耳飾りの少女

ヨハネス・フェルメール《真珠の耳飾りの少女》1665年

フェルメールが30代前半で描いた作品です。

モデルが不明

娘マーリア、妻、恋人…??などいろんな意見がありますが、フェルメールは家族の肖像画を描いていないので、誰なのかわかっていません。

フェルメールの創作で描いた架空の人物説が濃厚です。

真珠ではない?

真珠にしては大きすぎますよね?

こんなサイズの真珠ってちょっと無理があるのと、仮に真珠だとしても、光の反射がおかしいため、真珠に見立てたガラス玉かスズ製のイヤリングだと考えられています。

修復で現れた唇のツヤ

修復前の《真珠の耳飾りの少女》

修復前の絵は、今よりも暗く、黄ばんでいます。

修復前

修復後

修復後の絵には、右端中央白いハイライトが入っています。

後世の修復家がシミと間違えて塗りつぶしてしまっていたことが、1994年の修復で判明します。

このツヤがあることによって、唇の濡れた感じを表現しています。

口元が少し開いていることから、何か言いたそうに見えたり、微笑んでいるようにも見えます。

ターバン

ターバンも、当時のオランダのファッションということではなく、トルコなど異国の文化への憧れから選んだのでは?と考えられています。

このターバンの青は、当時純金より高価だった、ラピスラズリという宝石から作った絵の具を使用しています。

元々はターバンが目を引くことから《青いターバンの少女》と呼ばれていました。

元ネタ?

グイド・レーニ?《ベアトリーチェ・チェンチの肖像》1599年

この絵をフェルメールが知っていた可能性があり(低いですが)、この作品をオマージュしたのでは?ともいわれています。

この絵に描かれているのはイタリア名門貴族の娘ベアトリーチェ・チェンチです。

悪逆非道の父親を殺したため、斬首刑となり、処刑前夜に描いたのがこの絵です。

彼女が本当に父親を殺したのか、それともチェンチ家を消したかった人物の陰謀だったのかは謎のまま…。

小説と映画


真珠の耳飾りの少女 (字幕版)

アメリカの作家トレイシー・シュヴァリエが書いた『真珠の耳飾りの少女』という小説があります。

これを2003年に映画化したのが、フェルメール役をコリン・ファース、この絵のモデルとなった少女役をスカーレット・ヨハンソンが演じた『真珠の耳飾りの少女』です。

実話っぽい感じのストーリーですが、フィクションです。

この映画のヒットを受けて、この絵は《青いターバンの少女》から《真珠の耳飾りの少女》と呼ばれるようになりました。