こんにちは!
今回は、アーサー王の魔法の剣エクスカリバーについてです。
早速見ていきましょう!
魔法の剣エクスカリバー
ウォルター・クレイン《アーサー王が湖の乙女にエクスカリバーの剣を懇願するシーン》1911年
剣が折れて困る
岩に刺さっていた剣カリバーンを引き抜き王となったアーサーでしたが、ものすごく強い騎士との戦いであっさり折れてしまいました。
剣がなくなってしまったアーサーは、魔術師マーリン(アーサーにとってのドラえもん)に助けを求めます。
湖の中から1本の腕
するとマーリンは、「心配ご無用。この国で1番の名剣が妖精の湖にあります。それを手に入れに行きましょう」と言い、2人はその場所へ向かいました。
湖に到着し、その中心部分に目をやると、剣と鞘とベルトを握った腕が1本出てきました。
剣の対価
そして、湖の乙女が現れ、「私の願いを叶えてくれるなら、このエクスカリバー(鋼を断つの意)の剣をあげましょう」と言いました。
アーサーは何も考えず「なんでも叶えます」と即答します。
なぜ、先にどんな願いなのかを確認しなかったのか…、ここでは触れませんが、この後アーサーはこの約束によって自分の首を締めることになります。
アーサーは剣一式を受け取りました。
剣と鞘、どっちが大事?
ウキウキで剣を眺めていたアーサーにマーリンが「剣と鞘、どちらがお気に入りですか?」と尋ねます。
「剣のほうだ」とアーサーが答えると、「それは賢明ではありませんな。鞘には剣10本分の価値があるのです。その鞘を身につけているかぎり、どんなに怪我をしても血が流れないのです。だから必ず鞘を持っているように…。」と伝えました。
そして、最強の魔法の剣エクスカリバーを手に入れたアーサーは、様々な困難に打ち勝っていきます。