ボテロ展の感想と完全ガイド!

こんにちは!

渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「ボテロ展 ふくよかな魔法」に行ってきました。

 

国内では26年ぶりの大規模展覧会、全70作品が来日しています!

90歳のボテロ本人が監修している展覧会です。

チケットの価格と入手方法

土日祝は事前予約が必要です。

当日券

一般 1,800円、大・高学生 1,100円、小・中校生 800円です。

詳しくはこちら

ロッカー

入場して右側にあります。

音声ガイド

7人組ダンス&ボーカルグループBE:FIRSTと声優の伊東健人さんの音声ガイドがあります。

レンタル料金は650円です。

スマホにアプリをダウンロードして聴く方は730円、家でダウンロードした瞬間から聴くことができて、今年の12月くらいまで何度でも聴くことができます。

借りるのに列ができていたので、並びたくない人はダウンロードしておいた方がいいかもしれません。

写真撮影

 

最後に展示してある8枚のみ撮影可能です!

8枚全てここに写真で載せているので参考にしてください。

 

このエリアもかなり混むので、人が入らないように全体を撮りたい場合は、初回の時間で入ってすぐ撮影エリアに行くといいかもしれません。

私は初回で入って30分後くらいにここのエリアに行きましたが、空いていました。

 

その後展覧会場をうろうろして30分後くらいにここに来たときには、人人人…でとてもこんな風に撮れそうにはありせんでした。

混雑

初日、祝日の最初の回で行きましたが、かなり混んでいました。さすがGW。さすがBE:FIRST。

今回は超人気グループBE:FIRSTが音声ガイドということもあり、いつもと客層が全然違う…若い女性が多い…というか女性だらけだ〜!!!笑

15分前くらいに着いて20人くらいいる会場待ちの列に並んでいました。

会場前にはかなりの人が並んでいました。

人数を区切っての入場だったので、早く入りたい方は早めに並んだ方がいいです。

私は会場に入ったらすぐ、最初の混雑しているところを飛ばして、空いているところから見始めました。

全然人がいなくて、かなり快適に鑑賞することができました。

最後まで見て最初に戻ったときには、身動き取るのが難しいくらい混んでいました…。

とはいえ、絵がかなり大きいのでどれだけ混んでも絵自体はよく見えます。

ボテロ展 構成

ふくよかなのは絵のモチーフだけではありません。

多分みなさんが思っている以上に実物は絵が大きいです!サイズもふくよか!

ボテロって誰?どんな画家?というかたはこちら↓

ボテロを超解説!ふくよかでぽっちゃりな絵?

2022.02.22

第1章 初期作品

フェルナンド・ボテロ《泣く女》1949年

初期の作品ですが、もうすでにちょっとふくよかです。

フェルナンド・ボテロ《バリェーカスの少年(ベラスケスにならって)》1959年

↑の絵の元ネタは↓の絵です。

ディエゴ・ベラスケス《バリェーカスの少年》1635-1645年

展覧会場にも、元ネタがある場合は絵の横に元ネタの縮小絵画が貼ってありました。

第2章 静物

フェルナンド・ボテロ《楽器》1998年

マンドリンの穴をとても小さく描いてみたら、大きな輪郭と細部とのコントラストが生じ、楽器がふくらんで見えたことにボテロはハッとしたそう。

フェルナンド・ボテロ《オレンジ》2008年

フェルナンド・ボテロ《黄色の花》(3点組)

フェルナンド・ボテロ《青の花》(3点組)2006年

フェルナンド・ボテロ《赤の花》(3点組)2006年

この3点、人よりも大きいサイズで、とってもかわいかったです。

第3章 信仰の世界

フェルナンド・ボテロ《コロンビアの聖母》1992年

ボテロはコロンビアのメデリンで生まれで、子供時代は、美術館などの芸術とは無関係な環境で育ちました。

当時のボテロにとっての唯一ともいえる芸術は、通っていた教会で見た、陶磁器のようになめらかで美しい聖母の彫刻でした。

この像に心奪われ、美である芸術を生み出したいと思うようになったそう。

フェルナンド・ボテロ《守護天使》2015年

寝ているのはボテロです。かわいいな。

第4章 ラテンアメリカの世界

フェルナンド・ボテロ《バルコニーから落ちる女》1994年

ボテロが23歳のとき、メキシコ芸術に出会い、その大胆な色使いに影響を受け、画面が色鮮やかになりました。

フェルナンド・ボテロ《通り》2000年

フェルナンド・ボテロ《バーレッスン中のバレリーナ》2001年

フェルナンド・ボテロ《踊る人たち》2002年

フェルナンド・ボテロ《踊る人たち》2019年

第5章 サーカス

フェルナンド・ボテロ《象》2007年

「サーカス」という主題は画家たちに好まれるようで、ピカソ、マティス、ルノワールなどもこのテーマの絵を数多く残しています。

フェルナンド・ボテロ《空中ブランコ乗り》2007年

第6章 変容する名画

フェルナンド・ボテロ《マリー=アントワネット(ヴィジェ・ルブランにならって)》2005年

1952年に初めて欧州へ渡航して以来、ボテロは、ベラスケス、ピエロ・デラ・フランチェスカ、ヤン・ファン・エイク、アングルなど、美術史における主要な芸術家たちの絵をオマージュしてきました。

フェルナンド・ボテロ《アルノルフィーニ夫妻(ファン・エイクにならって)》2006年

「芸術とは、同じことであっても、異なる方法で表す可能性である」というボテロの言葉を、強く思い起こさせるシリーズです。

元ネタや、他のオマージュ作品についてはこちら↓

ボテロの名画オマージュ作品を一挙紹介!モナリザにフェルメールにラスメニーナスも?

2022.02.28

フェルナンド・ボテロ《モナ・リザの横顔》2020年

こちらの作品はなんと世界初公開!です!

ボテロが世界に注目されるきっかけとなった作品もモナリザの絵でした↓

(展覧会には来ていません)

フェルナンド・ボテロ《12歳のモナ・リザ》1959年

ミュージアムショップ

 

図録やふくよかシール、チョコクランチ、ブックマーカー、ミラー、メタボチェックメジャー(笑)などグッズが充実していました。

今回私が購入したのは図録のみ!です。

 

この図録、写真だと伝わりませんが、表紙がふっくらしていてとてもかわいい。あと少し小さめサイズです。

表裏で絵柄が違います。

個人的には表紙もっとかわいい絵柄使ってくれればいいのに…モナリザとか…と思ってしまいましたが。

正方形のモナリザはステッカーで、先着200名限定でもらえたものです。

会期中何回かステッカープレゼントキャンペーンを開催予定だそう!

カフェ&レストラン

 

B1/1Fにレストラン「ドゥ マゴ パリ」、1Fにカフェ「ロビーラウンジ」、3F(とてもわかりにくい場所にあり。笑)にマカロンでおなじみの「ラデュレ」があります。

私のオススメは「ドゥ マゴ パリ」です!!

実際にパリに「ドゥマゴ」というカフェがあり、ピカソやヘミングウェイなど多くのアーティストが集まっていました。その姉妹店です。すごい!

今回は、時間が合わなかったので断念しましたが、ボテロ展コラボメニューのドリンクがあります。

可愛くて飲みたかったなぁ〜。

展覧会のチケット提示で200円オフになるのもうれしい〜!

 

現在このカフェの前にボテロの彫刻《小さな鳥》が飾られています。

なんかマッチョ…。

こちらも要チェックです!

ボテロ展 概要

会期:2022年4月29日(金・祝)~7月3日(日) ※休館日未定
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷・東急百貨店本店横)
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
観覧料金:一般1,800円(土曜日、日曜日、祝日は事前予約制)