「モネー光のなかに」展の感想と完全ガイド!

こんにちは!

ポーラ美術館で開催中の「モネー光のなかに」展に行ってきました。

モネ-光のなかに 会場構成:中山英之

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ポーラ美術館の感想と完全ガイド!

2021.12.13

 

ポーラ美術館は、国内最多の19点、モネの作品を収蔵しており、その中から11点が展示されています。

展示作品

クロード・モネ《サルーテ運河》1908年

妻とともに訪れたヴェネツィアで描いた作品です。

クロード・モネ《国会議事堂、バラ色のシンフォニー》1900年

モネはこの頃、ロンドンの国会議事堂が見える場所に部屋を借りて、連作を制作しました。

その中の1枚です。

クロード・モネ《エトルタの夕焼け》1885年

ルパンの聖地としても有名なエトルタにある断崖に魅せられたのはモネだけではありません。

クールベやコロー、ブーダンなどもこの場所を描いています。

クロード・モネ《ヴァランジュヴィルの風景》1882年

この絵の構図は、浮世絵の影響を受けているのではといわれています。

クロード・モネ《グラジオラス》1881年

モネの絵らしからぬ雰囲気…。

モネが友人の邸宅のために制作した、扉用の装飾パネルと関係があるのではと考えられています。

クロード・モネ《ジヴェルニーの冬》1885年

当時住んでいたジヴェルニーの雪景色が描かれています。

雪の中にさまざまな白のグラデーションを見出し、青やピンクを用いてその印象を描いています。

クロード・モネ《セーヌ河の日没、冬》1880年

1879年の冬、記録的な寒波によりセーヌ川が氷結しました。

この作品は、翌年1月に氷が割れて流れ出した様子を描いています。

クロード・モネ《ジヴェルニーの積みわら》1884年

モネの邸宅の近くに広がる牧草地にあった積みわらを描いた連作の1枚です。

クロード・モネ《睡蓮の池》1899年

モネが自宅に作った理想の庭にある睡蓮の池を描いた連作の1枚です。

クロード・モネ《ルーアン大聖堂》1892年

この頃、モネは大聖堂のファサードが見える部屋を借りて、時間帯によって変化する光の効果を繰り返し描いていました。

この作品は、午後6時頃の様子を描いたものです。

会場デザイン

 

気鋭の建築家・中山英之が会場デザインを手がけており、斬新な展示空間のなかで、モネの作品を鑑賞することができます。

 

戸外にカンヴァスを持ち出して描いていたモネの作品を見せる理想的な環境として、「自然光に限りなく近い質の光で空間を満たす」 というコンセプトのもと、まるで空の下で作品を見ているかのような展示空間でした。

 

通常、本展の照明は、 日中の光(モネが終の住処を構えたパリ郊外・ジヴェルニーの朝 9 時頃の明るさ)と同等に設定されているそう。

ホリデー特別企画『マジック・アワー ~モネと歩く夕暮れ~』

 

2021年12 月1日(水)~12月25日(土)の期間限定で「夕暮れ時」の照明でモネの作品を鑑賞できるホリデー特別企画が開催中です。

朝と夕暮れの2種類の光でモネの絵画を鑑賞することができます。

12 時から 16 時の毎時 00 分の 1 日 5 回、各 3 分間だけ照明を切り替え、展示室全体を暖かく柔らかな「夕暮れ時の光」で包み込みます。

夕刻に描かれた作品を「夕暮れの光」の中で見ながら、画家が見た光景を追体験することができます。

展示中の《セーヌ河の日没、冬》、《エトルタの夕焼け》、《国会議事堂、 バラ色のシンフォニー》、《ルーアン大聖堂》などは、いずれも夕刻に描かれた作品です。

そんなに照明で見え方変わるの〜と思うかもしれませんが、かなり変わります。

夕刻の作品は、夕暮れの光の中で見ると、さらにやわらかく、絵が輝いて見えました。

会場内でも「全然違う…」という声をよく聞きました。

コラボメニュー

 

レストラン「アレイ」では、企画展コラボメニューなどを楽しむことができます。

「モネー光のなかに」展コラボのモンブランの「積みわら」とドリンクの「ル・ソワール」注文しました!

 

モネ《ジヴェルニーの積みわら》をイメージしたスイーツです。

栗のモンブランにピスタチオのアイスクリームが添えられています。

モンブランはあまり栗感がありませんでしたが(笑)、見た目はとてもかわいくて最高でした。

 

ドリンクは、モネの《ルーアン大聖堂》をイメージした、グレープフルーツ、マンゴー、ピンクグァバのトロピカルなジュースで、さっぱりしていて美味しかったです。

 

グラデーションがモネの絵みたいでとても綺麗でした。