こんにちは!
東京国立近代美術館で開催中の
「窓をめぐるアートと建築の旅 窓展」に行ってきました。
アートを見ることは好きだけど、窓に焦点を当てて見たことなかったなと思い
とても興味をそそられました。
展覧会は、当たり前だけど窓窓窓…窓!
マティスやクレーなどの20世紀の巨匠からリヒターなどの現代美術まで幅広く展示されています。
確かに絵画の中に窓が描かれることって多いよなぁと。
自然光で写真を撮った方が盛れるのと同じで、絵もモデルを自然光の中で描いた方が盛れるのかな、、、
そもそも灯となる電球がない時代は、窓辺でしか光を得ることが出来ないので、窓辺で絵を描くことが多かったのかなと。
窓展のポスターにもなっているマティスの《待つ》
これが見たくて今回の展覧会に足を運びました。
まず、色合いがかわいい。内戸くすみピンクなのおしゃれ。
コバルトブルーの海、透き通る白いレースのカーテン。
ふたりの間の下のカラフルな模様なんなんだろうってずっと考えてたけどわからず…
何だろ急にすごい柄の主張。
右側の女性に光が当たっているなというところから気づいたのは、
内戸や窓枠の縦と横の線
レースのカーテンの縦線
ふたりの間のカラフル模様の斜め線
右側女性の頭の上、黄色い線(なんだろ…建物の一部かな)
左側の女性が向ける視線も指で右側の女性を指し示しているような感じも
全部右の女性へ誘導しているように見えました。
さらに言うと、右の女性のスカートも柄は短い横線だけど、スカートの形はフレアスカートでこれも縦線で上半身へ視線を誘導している…きっと…
ふたりの立ち方的に、まあまあ長時間待ってる感ない?!?!
だいぶ待ってそう。ため息ついてそう(笑)
右の人のポーズとか、結構待って疲れてきたときにするポーズじゃない?
とかいろいろ想像しながら見るの楽しい。
もうひとつ、とても気になった作品が、
エルトラン・ラヴィエの《ガラスの下の絵画》という、額付き鏡の上にアクリリックという絵の具を全面に塗っている作品です。
これなんかすごい…
半透明の絵の具だから若干鏡に映った自分が見えるの楽しいし、この作品を頑張って覗き込んでいる人を後ろから観察するのも楽しい。
写真NGだったのが残念。確実に映えるのに。
会場: 東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
会期: 2019年11月1日(金)~2020年2月2日(日)
開館時間: 10:00-17:00 (金曜・土曜は10:00-20:00)
*入館は閉館30分前まで
休館日: 月曜日(11月4日、12月2日、1月13日は開館)、11月5日[火]、年末年始(12月28日[土]-2020年1月1日[水・祝])、1月14日[火]
主催: 東京国立近代美術館、一般財団法人 窓研究所
共催: 東京新聞
助成: スイス・ プロ・ヘルヴェティア 文化財団 、 アダム・ミツキェヴィッチ・インスティテュート/culture. pl /jp
後援: 在日スイス大使館、ポーランド広報文化センター
学術協力: 五十嵐太郎(東北大学教授/建築史・建築批評家/「窓学」総合監修)
美術館へのアクセス: 東京メトロ東西線竹橋駅 1b出口より徒歩3分
〒102-8322 千代田区北の丸公園3-1